2016/07/07

エコノミー弾丸京都


冗談じゃないくらい蒸し暑い東京です。東京滞在もあと数日。

息子は先にシアトルに帰ってます。

先週は関西に行ってきました。京都もサウナのようだった。

友人R子さんが鴨川ちかくの素敵なコンドミニアムのお部屋を、使っていいよー、と言ってくださったので、ありがたく使わせていただき、2日間だけではありましたが京都に住んでる人の気分満喫。うれすぃー。


下京エリアのお宅。
R子さんの自転車を借りて朝から弾丸散策。 京都は碁盤の目なので迷子になりにくい。


星マークの神社に行き当たる。安倍晴明神社です。

白と紫の桔梗が満開でとても綺麗だったのだけど、写真撮り忘れた。

桔梗は「晴明桔梗」紋のモチーフなのだそうだ。

安倍晴明さんといえば、岡野玲子さんの描く『陰陽師』の美しい顔で焼きついています。
ていうかその他にはあまりにも何も知らない。すみません。


おひる、前々回のIJETでお会いした翻訳者Hさんと再会。

愛する錦市場の中にある黒豆専門店にて、すべてが黒豆でできている、美しい豆ランチ。


 テーブルには巨大「石臼」がおいてあって、デザートのわらび餅にかけるきなこは、黒豆をもらって自分でぐるぐるして作成するシステム。なかなか楽しい。

 美しい黒豆きなこ。


食後に錦市場を散歩。漬けものとか干物とか買って帰りたいー。

前回ここに来たのは10年以上前。息子がまだ小学校4年くらいのとき、まだ元気だった母と来たのでした。あのときは干物を東京に買って帰って、母が焼いてくれたのを食べた。

10年前と比べると、圧倒的に外国人観光客の数が増えたなー。

市場には天神さんもある。


ただ単に町を歩いたり自転車に乗っているだけで、サウナにいるみたいに背中に滝のような汗。
毒素を出しきったかしら。


夕方は昭和な珈琲店「六曜社」のカウンターで、 ちょっとビクビクしながらラップトップを開いて仕事をさせていただきました。

「…すみません…おじゃまでなければ、この場所使わせていただいていいですか」と超丁寧に尋ねるわたくし。こういう喫茶店でノートパソコンなんか開くのはちょっと邪道って気がしながら。すみませんすみません。


夜のひとりごはんはカレー。
京都本でみつけた、四条のカウンター7席しかないカレー屋さん「カラヒカレー」。
「チキンカレー、チャイつき」1,000円と大盛り+200円しかない、きわめてシンプルなメニュー。

武士みたいに寡黙なご主人が一人で仕込みから黙々とやってるお店。

とっても真面目な味のカレーでした。チャイもおいしかった。かかってる音楽も多彩で。
居心地よくて、いろいろ滋養をいただけたお店でした。また行きたい。


お店の隅に下がっていたランプが素敵だったのでご主人にきいてみると、瓢箪を使った手作り品で、ご友人が開店祝いにプレゼントしてくれたものなのだそうです。

穴をあけてガラスビーズを埋め込んであるのか。本当に綺麗で、幸せな空間を作ってました。


雑居ビルにあって入り口がとても控えめなので見つけるのに苦労しました。
超控えめな黒板が目印です。階段をあがってすぐ左が入り口。

階段の代わりに冷蔵庫サイズのエレベーターに乗ると、2度と生きて表に出られないのではないかというようなスリルが味わえます。


夜は高瀬川沿いの銭湯「サウナの梅湯」へ。銭湯大好き!

男湯と女湯の間は天井部分があいていて、男湯からも話し声や桶のカラーンという音が聞こえてくる、昔ながらの正しい銭湯。

天井に色硝子(実はプラスチックなのだとか)がはめ込まれた大正モダン風の内装は、最近のものなんだそうです。20代の経営者がやってるレトロでファンキーな風味の銭湯です。サウナはあっつあつ。

フルーツ牛乳はなかったけど「マミー」を買って飲みながら帰る。ああ至福。
超エコノミーながら満足度120%。幸せすぎる京都の夜でした。

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