2020/03/30

グッゲンハイム美術館


ニューヨークのグッゲンハイム美術館。3月2日にうちの青年と行きました。

その時は、3週間後にニューヨークが無人の街になるとは誰も思ってもみませんでした。

いったいいつ再オープンするのかまったくわからない状況ですが、美術館のサイトでバーチャルツアーやコレクションを見ることができます。

こちらはウェブサイトより。「家にいながらグッゲンハイムを訪ねよう」のページ。

ZOOMを使った子ども向けの美術クラスやツアーも毎日のように提供しています。(有料、一家族25ドル〜)。
子どもと一緒に家にいて困り果てている全米のお父さんお母さんには利用しがいのあるリソースかもしれません。



わたしもこのとき初めて行った。フランク・ロイド・ライト設計の有名なうず巻きビル、世界遺産にも登録されているのだそうですね。知りませんでした。






シアトルの中央図書館を設計したレム・コールハースさんが企画デザインした展覧会「Countryside, The Future」が展示中でした。

アートの展覧会ではなくて、  「いなか」と未来がテーマの企画展。
米国だけでなく、世界各地の「いなか」で何が起きているか、森林破壊、気候変動、農業のハイテク化など、現在の文明がもつ問題の多くをデータやピクトグラムや写真やインタラクティブな展示をとおして見せるもの。

あまりに膨大な情報なので、正直、半分くらい流してみただけでもおなかいっぱいになってしまいました。



うちの青年は主に建物に感動してて、展示はあんまり見てませんでした。



横っちょにある別の展示室の展覧会もとても面白かったです。
図書室、ほかの展示室や、廊下のまんなかにあるトイレなど、探さないと見つからないようなフィーチャーがたくさんある。オーガニックな建物。


小展示室のひとつでやっていた「Marking Time: Process in Minimal Abstraction」 。
ミニマリズムの抽象絵画を集めた展示。

これは 韓国のアーティスト、朴栖甫(パク・ソポ)さんの1973年の作品。

油彩絵具の上に、鉛筆で隙間なくびっしりと、強い均質なストロークで線が描かれている。
「自分を完全にカラにして、自分の思考や感情を示すような表現をかけらもしないようにしなければならなかった」というアーティストの言葉が解説に書いてありました。

どういう修行やねん。と思わずにいられないのですが、しかし、そうやって気の遠くなるような作業のはてに生まれた「思考も感情も語らない作品」は、とっても存在感があって、すがすがしい。


それに有機的なかんじを受けました。ニットのセーターみたい。
思考や感情を排除しようとしているからこそ、アーティストの身体性や体温のようなものがなまなましく伝わってくるかんじです。

ミニマリズムの作品はいままで、頭でっかちで取り付きにくい気難しい人のように思っておおむね避けていたのですが、このときにみた作品はどれもかなり好きだった。


別の階でやっていた「The Fullness of Color: 1960s Painting」。

バーチャルツアーはもちろん素晴らしいフィーチャーなのですが、実際にその場で向かい合って作品をみるのと映像で見るのには、ケーキの絵を見るのと実際に食べるのくらいの違いがあります。

はやく全世界の美術館がまた再オープンできますように。

ニューヨークがはやく生き返りますように。




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わんこ桜


連日、わんこそばのように桜ばかり流していますが。

散歩してて桜の木の下に来ると、ロックダウン中であることも経済危機も来月からの生活どうするんだよも、ヘンな大統領を国民の半分が支持していることも本当に全部きれいに忘れてしまって、ただほけ〜っと心から幸せになって帰ってきます。まったくおめでたい人ですね。散歩は幸せ。シアトルの空気が澄んでいて爽やかなのも幸運です。

きょうは一日雨なのかとおもったら、曇ったり晴れたり降ったりのいそがしい天気でした。まだまだ花は保ってます!

白いのも咲いている。
鉄腕翻訳者みぽりんから、さいきん日本では白い桜が多いと聞きました。そうなの?

桜の時期に日本に帰ったのはいつだったっけ。母が亡くなる前の年に、当時小学生だった息子を連れて春に帰った。あれは14年前! 桜が満開だった。母の癌がみつかった2か月後。具合がそれほど悪いようにも見えなかったのだけど実際はかなり良くなかったらしく、花見の散歩に誘っても行こうとしませんでした。すごく頑固で、弱音を吐くのが嫌いな人でした。もうちょっと真面目な話もしてみたかったな。



白花も上品で綺麗。
寄ってみると、なるほどバラに似ています。バラ科なんですねー。



早朝の雨と風で落ちたらしい花をひろってきました。卓上花見。

ところで、2月末からの怒涛の1か月をざっくり振り返るレポートをきょうのデジタルクリエイターズに寄稿しました。
noteにもアップしたのでよろしければご笑覧ください。(長いです。)
ロックダウンの3月

志村けんさんが亡くなってしまいましたね。

東京も本当にロックダウンされるのか…。

しかし、知事命令ではなくて日本では「外出の自粛要請」なんですね。
それで人がしゅっと家にこもるというのもすごいなと思います。

ニュースサイトで読んだかぎりでは日本政府は緊急事態宣言を出したあとも強制力のある命令でなく「外出自粛要請」を続ける予定でいるようですが、米国とは違ってロックダウンにはせず、あくまでも「自粛要請」で乗り切る計画なのかな。



夕方の傾いた光で見る桜も、金色がかったエフェクトで豪華です。宴会場の屏風のようだ。



普段散歩していてすれ違うのは犬を連れた人ばかりで、なにも連れず一人でフラフラ歩いているアジア人のおばちゃんはちょっときまりが悪かったのですが、ロックダウンが始まってから、近所を「ただ散歩している人」もみかけるようになりました。
ご夫婦で歩いている人がほとんどだけど。(・д・)チッ 



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2020/03/29

今年のお花見と来月の家賃


近所の桜。きょうも頑張って8時台に起きた。わたしにしてはかなりの早朝。

バラードのあたりには、たぶんここ10年くらいの間に植えられたと思われるソメイヨシノの若い木がたくさんあります。シアトルの人も桜が大好き。

きょうは午後から雨が降り出して、水曜日までずっと雨の予報。これで散ってしまうかもしれませんね。残念。


キャンパスでの授業を休止中の桜の名所ワシントン大学も、今年は「COVID-19の感染拡大を防ぐため、キャンパスに桜を見にこないでください」とアナウンス。
そのかわり、例年どおりライブストリーミングをしているので、バーチャルお花見ができます。


でも近所を散歩するだけでこれだけお花見ができるなんて幸せの限りです。いまの季節のシアトルは本当に豪華。水仙、レンギョウ、木蓮、椿、それにそろそろチューリップも咲いてます。


近所にあったメッセージ。healthyがちょっとちがうスペルになっているのがご愛嬌。
でも可愛い。



もうすぐ誕生日のうちの青年に、きょうは郵便局から小包を送りました。
緊縮財政につき、あんまりたいしたものは送れない。なかみは、本、コーヒー豆、塩、米、サラミ、そしてうちにあったディナー皿2枚。救援物資みたいですね。

ここ数年お引き受けしているラグジュアリー系の媒体の定期的な仕事があって、先週はその記事をいくつかやっていたのだけど、リゾートホテルや水着やハイファッションブランドの情報が、現在の状況にまったく関係なさすぎて頭がクラクラするほどシュールでした。お仕事いただけるだけありがたいけれど、この媒体、再来月の次回はないかもしれないという気がして寒い。

じっさい、やはりハイファッションブランドからの広告収入に頼っている別のクライアントからは、支払いが遅れるというお詫びのメールが入ってきました(´;ω;`)。潰れないでー。

うちの青年は靴のデザインチームでインターンをしているのだけど、来年の春夏以降に市場に出る製品の仕事をいま(在宅で)すすめていて、実際に来年の今頃にどのくらいの人が新しい靴を買おうと思うのか、まったくわからない状況でいつもどおりに仕事が進んでいるのがすごく奇妙で釈然としないといってました。新しい靴とか服とかを買える人の数が、来年はものすごく減っているかもしれない。

きょうはファミレスチェーンのチーズケーキファクトリーが全米の200店舗以上の家主に対して「来月の家賃は期日に払えません。可能な限り早く払いますが、いつになるかは約束できません」とレターをだしたことが大ニュースになってますが、経済危機がいよいよ目に見えるかたちになってきたなーという感じです。

シアトルでも来月の家賃が払えない事業主は相当いるはず。

先週1週間で失業保険を申請した人は全米で300万人を超えたとか。セーフティネットのない個人事業主や契約労働者はさらに厳しいですよー。そしてそもそもその何百万人という単位で増えていく失業者に半年間給付ができる財源があるのか。

資産のある層はしばらく安泰かもしれませんが、わたくしのように吹けば飛ぶようなその日暮らしは、どこに飛んでくことになるやら。ひゅーん。とりあえず来月の家賃は払えるが、その先は謎の世界。



小田嶋隆さんのコラムで知った、メルケル首相のスピーチに感動しました。

英語字幕のついてるビデオはこちら

日本語への全文翻訳を提供している翻訳者さんのサイトはこちら

こうやって市民に落ち着いて語れる政治家ばかりだといいのですけどね。
「米国民に言いたいことは」と聞いた記者を「ひどい記者だ。ひどい質問だ」と怒鳴りつけている某大統領の動画も流れてきましたが、国民の半数がまだこの人を支持しているというのが一番こわい。

COVID−19を抜け出したあとの社会は、本当に今までとは違う世界になるのかもしれませんね。それがディストピアにならないように。若いひとのリーダーシップに期待します。
 


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2020/03/28

今週のトレーダージョーズさん:入店制限中&冷凍ニョッキとステッカー


今週じゃなくて実は先週土曜日のトレーダージョーズさん。

全米あちこちでロックダウンが始まった頃から一時期食料品店が激混みになったため、トレーダージョーズでは先週から一度に店内に入れる人数を制限しています。

ボストンの息子が並んで入ったけど中の買い物は楽だったというので、先週末行ってみました。バラードのトレジョです。

たしかに、店内が空いているので助かりました。

卵買い忘れた、バター買い忘れた、という事態になっても、いままでだったら店に戻るのが面倒という問題、買い物をするとそのぶんお金がなくなってしまうという問題、時間がかかるという問題の3点を鑑みて判断すればよかったのに、さらにそこに感染リスクというとらえどころのない問題が加わってしまいました。極力店内にいる時間は減らしたいので、人が少ないのは嬉しい。





並んでいたのは5人くらいで、5分くらいですぐに入れた。

入り口に立って店内状況を見、入店をコントロールしている人がひとり、行列の人をみはっている人がひとり(入るときに除菌ワイプを一枚くれた)。入り口に、「お買い上げは、どの品物もお一人様2個まで。カートに山盛り一杯までにしてください」と書いてありました。
 
冷凍食品も肉類も、トイレットペーパー以外はすべて普通に並んでいましたが、ワインの棚が半分空っぽだった。レジの子に聞くと、essentialなものの仕入れを優先したから、とのこと。






レジの前も「ソーシャルディスタンス」を保てるように、間をあけて線が引いてある。

どの店もそれぞれ従業員とお客さんのためにいろいろ対策を講じてますが、入店制限はトレジョくらいの規模だからできることなのでしょうね。もっと大規模な店舗だと難しいと思われる。





こちらはボストンのバックベイ地区にあるトレジョ。
いままで見た中で一番コンパクトな店でした。エスカレーターで地下に降りていくと売り場がある。

夕方はいつも激混みで、レジに並ぶ行列がとぐろのように売り場に続いているのだけど、小さい店なのにレジが6台あり、レジ係がみんなとても有能なので列の動きがとても速い。

ニューヨークのトレジョのレジ係もものすごく仕事が速くて、アメリカにこんなにスピーディーなレジ係がいるのか!と驚いた。ハワイのドン・キホーテ(なつかしい)のレジの3倍は速かった。トレジョの人はおおむねみんな愛想がよくてキビキビしている。
 



冷凍食品で今回初めてみつけた、ケールのニョッキとカリフラワーのニョッキ。



もちもちでおいしかったですよ! ちょっと茹ですぎた。




 ケールニョッキのほうもおいしかった。見た目は草餅。
 どちらにも「じゃがいもデンプン」が入っていて、ケールのほうにはひよこ豆入り、カリフラワーのほうにはキャッサバ入り。だからケトジェニック食ではないけれど、ふつうのニョッキに比べたら炭水化物少なめではある。多少。





こちらはー。少し前にもらったシール。
レジでお会計の合計が$23.23とかそういう気持ちの良い数字だったので「おおー、なにか賞品がもらえるの?」ときいたら、このシールをくれたwww

アメリカのスーパーは、子どもにあげる用にキャンディとかシールをレジに用意してあるとこが多いのです。

最初に花のやつをくれたので、「そっちの、目がついてるのがいい」と下のイラストのやつを要求して、いただきました。

このシールはかなり嬉しかったです。はい、55歳です。
 


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2020/03/27

何もかもストリーミング&元気な70代


ボストンのバックベイにある、オールド・サウス・チャーチ。
ボストンはさすがアメリカ最古の街だけに、教会がコンビニエンスストアなみにいっぱいあります。バックベイ地区だけでも、徒歩5分圏内に大きな教会が6つもあるという密集ぶり。

この教会はUnited Church of Christ(キリスト連合教会)派に属しています。
アメリカのプロテスタントの中でも群を抜いてリベラルな教会のひとつで、性的指向でジャッジしません、誰でもウェルカムですよ、という姿勢を強く打ち出してます。
入り口に飾られているレインボーフラッグはその象徴。

アメリカの大都市のほとんどがロックダウンされているいま、教会堂には集まれないので、礼拝をライブストリーミングで流している教会がたくさんあります。
ここもそのひとつで、木曜夜のJazz Coffee House という、ジャズのスタンダード・ナンバーに聖句の朗読を交互にはさむプログラムもストリーミングされてます。
ライブだけでなくて、録画もVimeoで観られます。


ここの教会堂はわりといつもオープンになっているので、10月に一度、中を拝見させていただきました。山小屋なむき出しの梁があり、薔薇窓のステンドグラスがあり、ヴェネツィアンルネッサンス風のアーチがあり、という折衷様式。
なんだかとてもアットホームな、あたたかい印象の礼拝堂でした。


インターネットのおかげで、家にいながら遠くの教会の礼拝もバーチャル参加できるし、直接会えない家族や友人とも顔をみて話せるし、映画もドラマも本もコンサートもほとんど無尽蔵に見たり読んだりできるって、ちょっと当たり前になりすぎててなんとも思わないけどすごいよね。


シアトル高野山も、こんどの日曜の護摩法会をライブストリーミングするそうです。
ウェブサイトのトップページに案内があります。


カミュの『ペスト』は1940年代に書かれたものだけど、あの登場人物たちは、封鎖された都市の外にいる妻や恋人たちの消息を、何日も遅れて届く手紙か電報でしか知ることができなかったし。感染が広がる中で、同じ映画をずっとかけ続けてる映画館に集まるのです。

人類をとりまく環境も、人類が世の中に期待することもずいぶん変わりましたね。





いま、プチビンジウォッチング中の『Grace and Frankie』。

70代のパワフルなカリフォルニアおばちゃんと、元夫たち、娘と息子たちの話。それぞれキャラが立ちすぎのファミリー。みんな極端だけど、南カリフォルニアにいるかもしれない、きっといる、と思わせる。

これもずいぶん前に波乗り翻訳者えりぴょんにおすすめされたシリーズ。いまとにかく笑えるものが見たい。笑いたい。で、毎夜はまってます。

あのマーティン・シーンが演じる、70歳をすぎてからカミングアウトして長年の仕事のパートナーと結婚するゲイのおじいちゃんが可愛すぎる。

でも今日は、1エピソード中、5回もフリーズしてました。

ヨーロッパのロックダウン中の都市ではみんながストリーミングを使うので回線がパンク寸前だってニュースを読んだけど、ここでも?


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2020/03/25

板張りされている



ワシントン州知事による「Stay Home, Stay Healthy/ 家にいろよ、達者でいろよ(意訳)」令は23日に発布されました。いわゆる自宅待機または外出禁止令。

お店などの事業所に対して効力が発揮されるのは25日深夜からですが、今日(25日)、うちの近所のバラード・ダウンタウンの店は、テイクアウトを継続しているレストランを除き、ほとんどもう閉まっていて、板張りがしてある店も多かった。



カフェ、アイスクリーム店、ケーキ屋さんにも「追って沙汰があるまで閉店します」という張り紙が。


人気のバーレストランも板張り作業が進行中でした。

2週間閉めているあいだにガラスを割られたり、窓に落書きされたり、ものを盗まれたり、破壊されたりしないように。


パトカーがゆっくり巡回中でした。


ここ2週間、見慣れた通りがどんどん変わっていくのを見てきましたが、お店に板張りがされているのを見ると、すっと背筋が冷たくなります。

なんだか今日はまったく何も手につかず、ぼーっと過ごしてしまいました。
明日は生産的に過ごそう。

MITレビューの編集長が、これは「まったく新たな生活様式の始まり」と書いているのを今日読みました。日本語訳の記事です。

患者爆増を防ぐためには、これからも長期的に、何度もロックダウンを繰り返す必要があること、人が集まることを前提としたビジネスを根底から変える必要があるかもしれないこと、疾病リスクのある人をテクノロジーを使って「合法的に」区別しトラッキングするシステムが有効かもしれないが、それは社会的弱者をますます困った立場におしやってしまう可能性もあること。

記事は「望まれる最善の結果は、今回の危機の深刻さが引き金になり、最終的に国家が、多数の国民を極めて脆弱な状態に陥れる大きな社会的不平等の修正に向かうことだ」
と締めくくっています。
うん、望まれるよ!でもそこに行くまでには相当の人柱が必要なのね、きっと…。
真面目な話わたしもまもなく人柱になるかもしれません。
どうせならすごく役立つ人柱になりたいが。



某大統領はイースターにはロックダウンを解除して事業を再開したいと言ってますが、ふっ。そのくらいのタイミングで、かなりの騒乱が起こるんじゃないかなー。そうでないことを祈るけど。
ハワイは4月末まで冬眠を決めてるんですよ。 あの観光業と軍だけが収入源のハワイが。

どうか穏やかなイースターが来ますように。


 今日のミラクル!


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豚とはちみつ&閉鎖されてしまった


にゃを美先生から豚ふうせんがとどきました。

紙風船の「ぽすっ」っていう感触を忘れていた。たのしい。



封筒にちょっと蒸し羊羹的な猫がいた。


そしてアマビエちゃんのおふだも来た!


これは手帖に貼っておきましょう。疫病退散!!! 

「家にいろ」令が出たワシントン州ですが、ご近所ニュースサイトMy Ballardによると、なーんと、先週末に大混雑していたゴールデン・ガーデンズなど、シアトル市内の大きめの公園5か所の駐車場が明日(3/25)から閉鎖になってしまうのだそうです。
シアトル市による、集会阻止の実力行使です。

んもー!集まっちゃう人がいるから〜〜!
徒歩や自転車で行くぶんには利用できるのですが。んもー。迷惑このうえなし!

先週末、近郊の山Rattlesnake Ledgeにはなんと4,000人の人が集まっちゃったので、このトレイルも閉鎖されたとのこと。

ハイキングに行けるのはいつのことか。

オリンピック延期が決まったとおもったら、6月に福岡で開催予定だった日本翻訳者協会のカンファレンスも1年延期になりました。多分行けないだろうなとおもってはいたけど。

日本に行けるのはいつのことやら。






3月は誕生日だったので、ホノルルの波乗り翻訳者ラウぴょんから特大スウィートアロハはちみつをいただいた〜。わーい。

そして手前のちいさい瓶に入っているのは、1月にマウイ島に行ってたジェニファーちゃんからもらった、ターメリック入りのハワイ産はちみつ。

突然ハワイはちみつ長者。

これは絶対に免疫システム強化になる!と思い込んで毎日ぺろぺろなめてます。アロハ〜。

ハワイも明日3月25日から4月末まで(!)外出禁止令が出たそうです。
いまロックダウンしている中でいちばん長いのではないかな。
観光局のサイトに日本語訳があります。

ハワイでは学校も4月いっぱい休みが決定してます。
まだハワイ州内の感染者数は90名と、現在のところ多くはないのですが、なにぶんリソースが限られた島なので、イタリアのような患者数の爆増はなんとしてでも防ぎたいということなのでしょう。すでに先週末に「stay at home」令を出したホノルル市長によると、ハワイにはICUが300しかないそうです。

ラウぴょんの話だと、もうほとんどの観光客は帰ったもよう。飛行機の便数も極端に少なくなって、観光客のいないハワイってどんなだろう。

ロックダウン中のシアトルやサンフランシスコで散歩やサイクリングがOKなのと同様、ハワイでは海での水泳やサーフィンは禁止されていないそうです。ハワイでサーフィン禁止はありえない。
ビーチパークは閉鎖されているそうですが。

またハワイに行ける日はくるのだろうか。マラサダ食べたい。


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2020/03/24

ついに外出禁止令


今日から雨の予報が外れて、午前中は青空が。少し寒いけど爽やかな日でした。
近所の桜がきれいです。


いつもだらだらしてるので、ちょっと仕事して午後も遅くなってからやっとのこのこ散歩に出るのが通例だけど、今朝は思いがけずお天気がよかったので、10時ころに近所を一巡しました。
やっぱり朝の光は強い!清々しいエネルギーがあります。



とうとうワシントン州も州知事が今日、「stay at home」(家にいろよ/自宅待機)令を出しました。先週いちはやくロックダウンしたサンフランシスコとシリコンバレーの自治体は「shelter in place」(屋内退避)という呼び方をしていたけれど、ちょっとそれではパニックに油をそそぐという恐れがあると感じたからか、その後で同様の命令を出したニューヨークやシアトルは「stay at home」という柔らかないいかたにしていますが、中身は同じ。

これで「nonessential」つまり「生活に不可欠でない」不要不急の事業を行う事業所はすべて最低2週間は休業に。
そしてあらゆる少人数での集会も、基本禁止になります。お葬式や結婚式も。

これまでも、同じ家に住んでいる家族以外との接触は極力避けている人が多いはずなので、すでに在宅勤務の人にとっては生活の上でそれほど違いはないけど、これまで在宅勤務に切り替えず細々事業を続けてた中小企業の事業所がこれで全面閉鎖になります。

CTちゃんは今日までイーストサイドのインテリアデザインの事務所に通勤していたけど、資料とコンピュータを全部持って帰ってきたそうです。

マサチューセッツ州も同様に今日からnonessential な事業所の閉鎖が命じられて、うちの青年の会社も先週から自主的にキャンパスを閉鎖していたのだけど、4月7日まで再開の見込みはなくなりました。
デザイン系の仕事は実際にマテリアルや機材がないと進まないことが多いから、あまり家でできることがなくて暇そうです。

でも2週間で再開する気がしない。

ワシントン州内で確認された感染者は現在2,221名。州内の死亡者は110人になりました。
マサチューセッツ州内の感染者は777名(ほんとにw)。

エボラやペストのような、子どもも含む致死率50%のような病気のアウトブレイクだったら社会もこんなにのんびりしてないしもっと激しいパニックになっているだろうから、まだゆるやかで良かった。まだ今のところ、シアトルの人たちは急に来た休日に首をひねりつつ、遠くの火事が近づいてくるのを不安な目でなすすべなく見ている感じです。

ゆるやかに経済が死んでいくのをなにもできずに見送っている感じ。
タイタニック号の甲板でセレナーデを聽いてる感じです。

ちょっとばかりの景気対策なんかバンドエイドのようなもので、大した効果はないだろうし。

来月。実際に倒産や負債のデフォルトが起き始めて、だんだん社会が騒然としてきて、暴動なんかが起こりませんように。

ここは『マッドマックス』みたいな世界を想定して銃を買い込んでいる人がいっぱいいる国です。不安の種があるだけでもパニックに火がつき、暴動が暴動を呼ぶなんてこともわりと想定内。いやまず落ち着こう。




1930年代なみの大変化がコロナに続いて来そうな気がしてしまいます。そのあと、社会の体制が極端に変わったりすることも、もしかして本当にあるかも。
人口の3分の1くらい死なないとこの国では国民皆保険は成立しそうもないけど、たとえばそのくらいのインパクトがある年になるのかもしれない。といううっすらとした期待を持っちゃってるのんきなドゥームズデイ志向の人が意外と多い気もします。わたしもその一人!
 
そしてアンドリュー・ヤンみたいな世代の人がてきぱきと事務的によりよい社会を作っていってくれるといいなと。そのときまで自分が生きてる気はしないけど。

歴史をふりかえると、たしかに大騒乱と悲劇をくぐり抜けるたびに社会は変わっていますが、かならず人柱がたくさん立つのですよね。

今年後半が「怒りの葡萄」みたいなことになりませんように〜〜。 そんな未来はイヤです。



3月最後のサンセットはまだ残っていました。きょうも豪華な空だった。

ロビンの啼き声が今年はひときわキレイに聞こえます。


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2020/03/23

集まっちゃう人たちがいる


ケンブリッジのブルーボトルコーヒーです。ハーバード大学の真ん前だけに、みんな頭よさそうに見えちゃう。じっさい、先生風の人が多かった。

ほんの20日くらい前なのに遠い世界のようだ。

コーヒー屋さんで座って話ができなくなるなんて、考えたこともありませんでした。

昨日、ゴールデン・ガーデンズ公園に行って浜辺に団体がいるのにびっくりしたけれど、人が集まっていたのはそこだけではなかったようです。

ワシントン州の海辺の町に都会から何千という人が押し寄せてビーチが大混雑だったそうで、町長さんたちが「観光客は出ていってください」と命令を出してます。

感染症が僻地に広がったら医療が追いつかないというだけじゃなく、流通が不安定なときに外から来た人に食料品店や道路を占領されたら困るというのはうなずける。



海だけじゃなくて山の上もこんなありさま(KOMOニュースより)。

わかる、気持ちはわかる。わたしも、国立公園って開いてるのかな、行こうかな、とちょっと思ったし(中の施設はほとんど閉まっているけど公園そのものは開いている)、仕事がなくてお天気がよくて街の中はカフェも映画館もなんにも開いてなかったら自然の中でのんびりしたいと思う。でもいま混雑をつくったらあかんー。やめてー。

そんなに混んでるとは思わなかった、行ったら人がいっぱいいてびっくり、でもまあもう来ちゃったし、しょうがないやねー、ちょっとだけだし、という人が多いのかもしれませんが、いま病院で、マスクも充分にない中仕事にあたってる医療スタッフのことを考えたら、ひょっとして感染を広げちゃうかもしれない可能性は増やしたくないじゃないですか。…おっちょこちょいの自分にも言い聞かせておかないとね。

きっと集まっちゃうのは高校生くらいの若者が大多数なんだろうな。わたしも10代のときはほんとに大人の話バカバカしいと思ってたしな。いやものすごく賢い高校生もいるけどさ。頭がいつまでも12歳くらいの大人だっている一方で。



このお父さんたちに続くのだ(ソーシャルディスタンスを守って近所のお父さんたちがビール集会をしているの図)。

「大人には守るべきものがあるのにゃ。それはクールなことなのにゃ」と、はんにゃー先生はいってます。


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