2020/03/18

この世界の片隅に


今日も青空。気温が上がったので桜が満開。今年の花はすこし小さめの気がします。

< おそろしい時代が来るといふ予言 木はただ深く花を養ふ >

これも馬場あき子先生の歌です。Kindleで『馬場あき子百歌』を再読中。
いい歌だなあーーーーー。
こんなのもあった。

<都市はもう混沌として人間はみそらーめんのやうなかなしみ>


りんごも咲いています。このりんごが実るころにはどんな世界になっているのか。

あれよあれよという間に、サンフランシスコとベイエリアがロックダウンされてしまってます。
10日前にふつうににぎやかだったニューヨークが『アイ・アム・レジェンド』の世界みたいになっている。
毎朝起きるたびにそれまで知っていた世界が終わっています。

いまは第二次大戦の数年前に似てるって、有名投資家の人が言ってました。トランプはじめ、極端なことを言うナショナリストがウヨウヨしてそれに熱狂する人が多いのも1930年代に似てるのがとても不気味です。
恐慌>戦争なんてことにならないように!!


12月、クリスマスにNetflixでみた『この世界の片隅に』。
アメリカの若い人にたくさん見てもらいたいです。

でもうちの青年は腑に落ちない顔をしていた。背景がわかりづらいのかな。終戦のときに主人公のすずさんがなぜ怒っていたのかがわからなかったようです。

第二次大戦中、原爆が落とされて終戦になるまでの、戦局がどんどん詰んで来て不自由が増して来るなかで、思い悩んだり日々の楽しみを追ったりしながら暮らす庶民の生活が淡々と描かれてました。

この数日この映画を何度も思い出しています。

現在の、先が見えない不安はまるで大戦争のようです。
でももちろん戦争じゃないから、爆弾が降ってきたり、戦車がやってきたりしないぶん、まだぜんぜんいいよね。


きゃべつ消費しまくり。一人なので、ひとつ買うと来る日も来る日もキャベツを食べ続けなければならない。
1日2回キャベツを炒めて食べる。雨ニモマケズ風邪ニモマケズ。



レストランやバーが閉鎖されたバラードダウンタウン。がらーん。

タトゥーサロンやネイルサロン、美容院や床屋さんも知事命令にて今週から閉鎖。
2週間で再開されるのか。いったい何人の人が失業しているんだろうか。


がらーーーん。平日とはいえ午後4時です。早朝みたい。



レストランの中には椅子が積み上げられてました。

早いとこ平常に戻れるとよいのですが。
多くの人が心穏やかに過ごせるように、よい結果に早く着地するように。


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