2014/01/24

SUPER!




勝ちましたね~シアトル・シーホークス! 2005年以来のスーパーボウル進出です。

日曜日の試合は、なんというかエキサイティングを通り越してストレスフルな試合でした。そりゃスーパーボウルがかかっているんだから当たり前なんだけど。

街じゅうにはりめぐらされた「12」の旗、スタンドの上までいっぱいの7万人近い観客の期待。これを背負ってプレイするというのは、いったいどういう気持ちなんだろうか。

25歳のクォーターバック、ウィルソン君の顔が青ざめて見えた。

むしろここまで盛り上がっている敵地に乗り込んできたサンフランシスコのほうが捨て身の勢いがあって、前半もう駄目かもと思いました。

でも守備陣はきっちりとペースを崩さずアグレッシブに守り、後半、マーション・リンチが爆走でタッチダウンを決めてくれたし。第4クオーターではきれいなパスも通ったし。
逆転してリードをとったあとは、もう一刻も早く試合が終わってほしかった。シアトル中が早く終われ~!と祈っていたに違いない。

6点リードでもタッチダウン1つで逆転されてしまうのがアメフトの怖いところ。やっとわかってきました。タッチダウン7点、キック3点、などの変てこりんな得点方法って、試合の流れにヤマを作るものなのか。

サンフランシスコの逆転勝利になっただろうタッチダウンパスをはたきおとしてインターセプトにもっていったのがこの人、リチャード・シャーマン。翌日のトップ面が彼の写真だったのは当然。

シャーマン、勝利直後のインタビューで相手チームの選手クラブツリー君(この人も凄い名字だよね)をdisって「おれはナンバーワンコーナーバックだ! オレさまに文句いうんじゃねえボケカス!」(意訳)とマイクに向かって叫び、女性レポーターをドン引きさせ、たちまち賛否両論のコメントがTwitterを駆け巡り大炎上して翌日も翌々日もうるさかった。

「あなたはカニエ・ウェストの親戚かなにか?」というツイートがおかしかったけど、でもあれは試合直後のアドレナリンが爆発しているプレーヤーにマイクを向けたレポーターが悪いよ。何か10秒間で美しく想定内にまとまるコメントを期待するレポーターの態度は日本でもアメリカでも同じ。

そして当然ながらこういう時にもう本当に待ってましたというように、数秒間のうちに人種差別発言がソーシャルメディアで広がって、瞬間湯沸かし器のように妙な緊張を生むのがアメリカなのだった。

これについてはSlate の記事がいいつくしてる。シャーマンがいくらすごく頭が良くて逆境から出てきて成功して社会貢献もしているセンスのある奴だと言っても、試合後に相手チームの墓の上で飛び跳ねるような振る舞いは、やっぱりDICK だ。それがどんなに居心地の悪い人種間緊張を生むようなステレオタイプの反応を引き起こしたからといって、その振る舞い自体がDICKであったことを帳消しにすることはできない、云々。ごくごくごくまともだと思います。シャーマンも翌日あれは悪かった、ごめんなさいと火消しに奔走してました。




ダウンタウンのオフィスの窓に貼られた「I'M IN!」の旗。
 「A physical affirmation of an internal commitment」を表すんだそうです。

しかしなぜ、2月の初めにニュージャージーでスーパーボウルをやらなければならないのだろう?? マスターズをオーガスタでやるように、スーパーボウルは毎年ニューオーリンズでやったら良いのに。

今年は計らずもシアトルVSデンバーという大麻解禁州の都市同士の対戦なので、WEED BOWL とか言ってる人もいる。
 
シアトルから行く人はホッカイロとダウンジャケットとフリースをお忘れなく。ノースウェスト仕様の「ウルトラライトダウン」じゃ駄目ですぜ。


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2014/01/12

ワニタ・ビーチ・パーク


カークランドのすぐ北にあるJanita Beach Park(ワニタビーチパーク)。

一昨年だったか改修工事が終わって、泳げるエリアのまわりをぐるっと水の上に張り出した歩道が囲んでます。





一周0.4マイルだって。夏の朝の散歩に気持ち良さそうです。


「ビーチ」はちっちゃいけど一応砂浜。
対岸に、車の途切れない州道520号の橋と、シアトルのダウンタウンが見える。静かなビーチ。



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2014/01/08

カークランドの夕日、東海岸の吹雪


先週末はシアトル付近、超快晴でした。
アメリカ中西部から東部にかけてものすごい寒波が襲っているようですが、ここ太平洋北西部は、穏やかな冬。

 薄いセーターに「ウルトラライト」なダウンジャケットを重ねるくらいでちょうど良い。もちろんワカモノの中には半袖もいるし。

お湯を投げたら即凍る地方とは大違いです。このお湯を投げる実験をやってみて火傷をした人続出らしく、良い子は真似しないでね的記事が出てて、笑っちゃいました。

とはいうものの私もマイナス30度の寒波が来たら、きっとやってみると思う。その時は風上に立つのを忘れないようにしよう。


その気象関連で、Polar Vortexという言葉をこの数日よく目にします。
これについてはぽんず単語帖のほうに書きました。良かったらご覧くださいませ。

シアトル付近は寒波どころか雪が足りなくって、スノコルミのスキー場は気の毒に、今シーズンまだ閉まったまま。シーズンパスを買った人は、他のスキー場への振替え券をもらっているそうです。
(追記:1月10日にやっとオープンしました)

市内にも12月にちらちらと2センチばかり降ったきりで、このまま冬が終わってしまうのはちょっと寂しいなという感じがするくらい。なんて言ったら中西部の人には申し訳ないですね。

お正月明けに東海岸のエージェントさんから短いお仕事を頂いたのだけど、雪嵐のおかげで事務所が閉鎖になり、納期が延びた。こっちは雪が足りなくてスキー場が大変みたい、というと、FEDEXでじゃんじゃん送ってあげたいわ、て言ってました。
ニュージャージー、週末は華氏マイナス8度(摂氏マイナス22度)だったそうです。うひ~。

今日は、「今朝は28度(摂氏マイナス2度)で、かなりあったかいわよー」というやけくそのようなメールが来てました。


快晴の土曜の午後、仕事も一段落したので久々にお散歩。

カークランドのダウンタウンの横にある桟橋のあたり。
カークランドは、あの CostCo のふるさと。今は本社はもっと南に移転したけど、記念すべきコストコ第1号店があります。

ダウンタウンは海じゃなくてワシントン湖に面したこぢんまりした品の良い町で、対岸にシアトルのダウンタウンが見える。小舟で通勤できそうだけどフェリーはありません。1960年代に州道520号の橋ができる前はフェリーがあったそうだけど。

グーグル支店も出来たしマイクロソフトも近いので、「その筋」(IT系)の人々が多いように感じる。
カフェに座ってる人もなんか、対岸のシアトルのような、もうちょっと荒々しい(笑)アート系な人が少なくて、サンフランシスコっぽい洗練された頭良さそうな人が多いような気がします。たんに色眼鏡かしら。
カフェで雑談している人がみんなグーグルの人にみえるー。

つんつんしてて気取った奴ばっかの町だといって友人Mはカークランドを毛嫌いしてる。
たしかにここの「メトロポリタンマーケット」で昼間買い物をしていると、周りは筋金入りのマダムばっかりで、なんだか自分もお金持ちになった錯覚をしてしまうほどです。

でも道幅も家の規模も広すぎず手入れの行き届いた感じが、日本の住宅街に似てる気がしてなんとはなしに居心地が良いのです。




薄い三日月とピンクのひこうき雲が。

いま北極のようなことになっているミシガン湖 より、緯度的にはずっとこっちのほうが北なのに。なんとピースフルな冬の夕暮れでしょうか。

あくまでも穏やかなノースウェストの冬です。



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2014/01/04

謹賀新年 & ハミングバードの大げんか


新年あけましておめでとうございます。

2014年が平和で充実した良い年になりますように。

いつもたわ言ばかりのブログにおつきあいくださって、ありがとうございます。

年末年始。今年は嵐のように過ぎ去って行きました。

そういえば日本には「仕事納め」なんていう言葉もあったよね。なんて思いながら、結局大晦日も元日も、だらだらと納まらない仕事をしてたり…。

それでも大晦日は息子のガールフレンドや友人が来て、賑やかに鶏鍋を囲んで迎えました。鍋はおいしかったんだけど、おそばを食べそこね、鶏だしを鍋用にとってしまったのでお雑煮も作りそこねて、元日におそばを食べているという変なお正月だった。

写真は先月だったか、凍りついた日の翌朝のハミングバード。



今ねこシッターをしているおうちのお庭にあるフィーダーが凍ってしまったので、できたての砂糖水を出したところ、たちまち大げんかに。

ハミングバードってすごく縄張り意識が強いらしい。こんなに沢山あるのに、分けあったって飲みきれないものを…。

そしてこの2羽が喧嘩している間に別の種類のハミングバードがこっそり来て飲んでたりして、大騒ぎでした。



<MINE! MINE! MINE!> て、感動でいっぱいなのだろうか。

人間も、端からみたらこんな小競り合いを精一杯しているんでしょうね。

ともかくも新しい1年が健やかな良い年になりますように!


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