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2019/08/05

ロンドンプレインのオシャトーストと旅するポストカード


先日(7月はじめ)、友人とパイオニア・スクエアのおしゃカフェ、The London Planeに行きました。

古いビル(パイオニア・スクエアにはほとんど古いビルしかありませんが)の1階にある、窓の大きなカフェ兼フラワーショップ兼ベーカリー。

リコッタチーズのトーストを注文。エディブルフラワーを散らした、インスタ映えするオシャトースト。

見た瞬間、うわ甘そう、と思ったのだけど、このいちごのコンポートにはほとんど砂糖はつかってないようで、ぜんぜん甘くはなかった。

ステーキナイフみたいなギザギザのついたナイフを持ってきてくれたので、ん?と思ったら、このトーストがむっちゃ固くて噛みごたえあるやつでした。なるほど。

おいしかったけど、途中で飽きてきた…。



パイオニア・スクエアはほんとにここ数年で見違えるほど綺麗になりました。

このお店もたしか以前は午後2時くらいまでしかやってなかったのが、最近は午後6時まで(日曜は午後3時まで)営業してます。人通りが増えたんでしょうね。

「London plane」というのは、ここの広場に生えているスズカケノキの英語名だそうです。



ちょうどこのとき、7月はじめに、版画家にゃを美先生に頼まれて、ポストカードをシアトルから投函する任務をおおせつかりました。

にゃを美先生のこの版画ポストカードを、シアトル、イタリア、ハワイなどから日本に「作家Zakka百貨展」に出展するという企画。



素敵なトリのポストカードを、すこしやさぐれたパイオニア・スクエアの1st ストリートのポストから投函しました。


ポストのフタをあけたら、内側が落書きだらけだった。

いってらっしゃーい。ボンボヤージュ‼


うちの近所でのトリさん。


ケリー・パークは曇っててちょっと残念でした。


うちの近所のポストからも投函。

帰着したポストカードたちは、8月11日まで東京・大田区で開催中のグループ展「作家Zakka百貨展 vol.8」で展示されています。

場所は
葡萄屋ギャラリー arts + cafe
東京都大田区3−29−3 tel. 03-6429-7331

詳細はにゃを美先生のサイトをドウゾ。

かわいいものがたくさんの楽しそうな展覧会です。行けなくて残念だ。
東京でお近くの方はぜひ!

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2016/11/14

イーストサイドの静かなslough


この11月はまた気味の悪いほどあたたかい、シアトル近郊です。ここしばらく湖の東がわ、「イーストサイド」で、テンポラリーに猫まみれな生活。

夜のあいだ大風が吹いて雨が降り、 うっすらと日がさしてきた午後、お散歩へ。
イーストサイドは、マイクロソフトが大企業になるまではいちご畑や牧場ばっかりだったというだけあって、いまでも住宅街のなかにだだっぴろい公園や緑地がたくさんあるし、その間をぬける長いトレイルも豊富。

シアトル市内も公園の数では負けていないけど、広さとワイルドさではイーストサイドが圧勝。


自然のままの沼沢地のむこうに、ベルビューのダウンタウンにそびえるビル群がみえる、SFっぽい風景。

Mercer Slough Nature Parkというこの公園。直訳すると「マーサー沼自然公園」。
またはマーサー湿地、沼沢地かな。

Sloughという単語はあまりなじみがない。

英和辞典にはslough の訳語は「泥沼」「低湿地」とあるけど、河口域の広い湿地帯をさすこともあるらしく、場所によっても呼び方が違うらしくてあまりハッキリしない。
どちらにしても、あまり動きのない浅い水にひたされた、陸と水のあいだのあいまいな土地。

National Ocean Serviceのサイトには、sloughは「西海岸では、しばしば、河口域の戻り水でできた汽水域の湾や湿地をさす」とある。

Mercer Sloughは河口といっても小さな流れが湖にそそぐところにできた湿地帯なので、汽水域じゃなくて淡水の湿地/沼/小さな川からなる一画。
自然のままの雑木林と湿地帯が公園になっていて、とてもよく整備されたトレイルが張りめぐらされている。


きれいなキノコがたくさん。一昨年、キノコの図鑑を買ったのに、あれきりキノコ学習がすすんでいない。

この幹の苔と地衣類のテクスチャともようが素敵。


ほとんど葉の落ちた茶色の木立ちの中で目立つ赤い実は、たぶん、ズルカマラ(bitter sweet、またはnight shade)。有毒だそうです。


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2016/11/06

カークランドの迷惑そうなウサギ


久しぶりの青空がうれしかった木曜日。
湖の反対がわ、カークランドに来ています。


カークランドダウンタウンのカフェZOKAの前にあるイチョウの木。
シアトル付近には日本風のモミジはたくさんあるけど、銀杏は珍しい。

その下にあるウサギ像。

ラブラブなウサギたちかと思っていたのだけど、こうやってみると 左のウサギはかなり迷惑そうだ。

そういえば、はじめてシアトルに来たのも、11月でした。

8年前のサンクスギビングの週末で、ちょうど大統領選挙の直後。
オバマ政権が誕生したばかりのときで、オバマさん出生地のホノルルよりも数倍盛り上がっていたらしいシアトルのオバマ熱にびっくりしたのだった。

あのときもカークランドに来たけど、まだこの角にZOKAはなかった。
湖ごしにシアトルの町を眺めてから、フローズンヨーグルトの店に行った(今はもうなくなった)。

あのとき、このウサギはあったのかな。覚えていない。
うちの息子はまだ中学生だった!あの時は、まさか8年後に親子そろってワシントン大学の4年生になっているとは思わなかった。

8年たつと街角も人も、国も、世界も、変わりますね。


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2016/06/09

辛い水なし鍋 


かなり前に行ったシリーズ。
ベルビューのクロスロードにある四川料理店、SPICEDの辛い鍋です。
ここは以前の職場で一緒に働いていた台湾美女が奨めてくれた店。
 
「DRY POT」というのを頼みました。

<乾いた鍋>とはこれいかに。
本当にスープがなくて、具がてんこ盛りになっていた。
これは、「炒めもの」ではないのか?

豆腐とチキンとねぎ、そして多分、うちの消費量の3年分くらいの赤トウガラシ、さらにハラペーニョ。


やはりスープがなくても鍋なので、下から温める式。
おいしかったです。が、ところどころ強烈に辛味が濃縮されている。とくに豆腐はどんどん辛味を吸い取るので、最後のほうは激辛に。全体に油はきつい。

お客さんの8割以上は中国の人のようでした。ちょっと一瞬、大陸に旅行した気分。

冷蔵ケースの中にお惣菜がはいっててみんなそれを注文してたけど、どんなモノなのかさっぱりわからない。ほかのメニューも色々謎が多くて、つい近所のテーブルをジロジロ見てしまいます。


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2016/06/03

風見鶏公園 Kelsey Creek Park


ベルビューのKelsey Creek Parkという公園に行きました。


実は、行ったのはずいぶん前です。
いきなり、きれいなカーブの屋根がある、手入れの行き届いた大きな納屋が二つ。小さな納屋には風見鶏。何だここ!


ここには動物たちがいるそうです。行ったのは4時すぎで、もう動物たちは納屋に仕舞われたあとでしたが、羊とか豚とかポニーとかがいるみたい。動物の出勤時間は朝9時から午後3時半まで。見学は無料です。



19世紀末から20世紀半ばまで、この近辺に牛乳を提供していた牧場だったそうです。

牧場が営業をやめたあと、デベロッパーが家を建てる前にベルビュー市がそっくり買ってそのまま公園にしたそうです。

宇和島屋(魚屋さんが充実の日系スーパー)のあるすぐ近くに、こんなのどかな公園があるなんて全然知らなかった。


牧場の納屋と囲いと遊歩道があるほかには、特になにもない、自然のままの公園。
まんなかを川が流れてます。


すぐこの近所で育ったという友人M氏によると、昔はもっと川の水がごんごん流れていて、子どもたちは一日じゅうそこで遊んでたそうです。1970年代の話。
アメリカでも昔は子どもを放牧しておいてよかったのですね。


けっこうトレイルも充実してて、ハイキング気分になれる。


今ではビルだらけになったベルビューですが、中心街から車で5分ほどのところにも、こんなに平和な場所が。シアトル周辺はやっぱり緑に恵まれてますね。

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2015/11/29

濃霧


今朝は深い霧でした。いつもは対岸にシアトルの街が見えるカークランドの湖畔。
こんなに小さな湖が、中国の大河みたいに見える。


気温は氷点下ぎりぎり。車の窓に霜が降りていました。


もうすぐ師走! クリスマスライトを飾り付けた家が増えてきました。

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2015/04/30

印象派、ポスト印象派と『草枕』


前にも何度か行った、カークランドの北のワニタ・ベイ・パーク。
いつも素っ頓狂な声で啼くハゴロモカラスが見られます。

この時には(何週間か前)スイレンはまだ茶色でした。

水草の池に雲が映っていたりすると、反射的にモネの絵を思い出してしまう人は多いのではないでしょうか。わたしもです。

モネやルノアールが代表する印象派の絵ってそれこそ生活の隅々にまでいきわたるほど見慣れたものになってるから、以前は正統派の美術といえば印象派、みたいな感覚でなんとなく捉えてたんですけど、この人びとは19世紀には超アバンギャルドだったんですよね。

今学期は美術史を受講してて、『What Are You Looking At?』という本を読んでるところなんですが、これが面白い。

Will Gompertzさんという英国のテート・ギャラリーのディレクターを務めていた人の書いた本で、19世紀から150年にわたるモダンアートの歴史を振り返るという内容。でも全然アカデミックな本じゃなくて、ちょっとやりすぎでは、というくらいくだけた口調で語られています。

この本で最初に登場するのが印象派の面々。モネ、マネ、ピサロ、ドガといった面々が、第一回の展覧会のあとでカフェに集って酷評に激怒するという場面が小説仕立てで描かれてて、モネが机をドンドン叩きながら怒ってる(笑)。

印象派とは、最初のモダンアーティストだった、というのは、あっそうか、と思わされました。あっそうか!

Gompertzさんは、たとえば、こんなふうに説明してます。

They ripped up the rulebook, metaphorically pulled their trousers down, and waved their collective derrieres at the establishment before setting about instigating the global revolution we now call modern art.

<彼ら(印象派の画家たち)は、ルールブックを破り捨て、言ってみれば皆でパンツを下ろして権威あるアカデミーの人びとの前でおケツを振って見せた。そうして、現在私たちが「モダンアート」と呼ぶようになった世界的な革命に取りかかったのである。>
 
19世紀なかば、社会構成の激変、革命の市街戦を経てパリの街がすっかり作りなおされる環境の激変、そして技術革新とブルジョワ階級の台頭で消費生活も激変、という激変だらけの時代に、出るべくして出てきたのが、新しい美術、新しいものの見方。

それまで聖書の物語やギリシャ・ローマの神話や偉人の姿を美しく重厚に描くのが絵画だったところへ、日常にありふれた題材を取り上げて、「見えるままに」キャンバスに表現した印象派のモネとかルノアールの鮮やかな色彩の画は、そりゃあ当時の教養ある上流階級の人びとには、子どもが塗りたくった幼稚な絵のように見えたことでしょう。

そして、印象派を始めとする当時の欧米の若い画家たちが、広重、北斎、歌麿といった浮世絵からどれほど衝撃的な影響を受けたか、というのも面白いなあ、と思うのです。

アシンメトリーな構図。日常的な題材。俯瞰の構図。前景に何かが立ちふさがってる構図。
画面に入りきってなくてちょん切れてる人物やモノ。版画の鮮やかな色使い。装飾的な画面づくり。
…というような浮世絵の要素は、印象派の人たちだけでなくて、その前後の人たちの絵にも繰り返し出てくるんですね。

ジャポンのエキゾチックな要素を借りた、なんていう程度のものではなくて、「新しいものの見方」を浮世絵が提供した。


北斎とか広重の版画って、本当に今見てもモダンというほかないデザインだ、といつも思わされます。

幕末を目前に控えた江戸末期に、ここまで超絶的に洗練された美術があって、それが産業革命後、社会の激変を迎えていたヨーロッパのアーティストたちの世界観にはかりしれない影響を与えた。

それでいて、当の日本はちょうどその頃、幕末の大騒動のあと鎖国を解いて大忙しの文明開花で西洋の文明を輸入しようとシャカリキになっていた、というのは皮肉というか、本当に面白いですね。



Gompertzさんの本に戻りますが、次の章は「ポスト印象派」。

画商のロジャー・フライさんがロンドンで、印象派の次の世代のゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、スーラなどの画家の展覧会をしたときにまとめて「ポスト印象派」という名称をつけたのだというエピソードを読んで、はじめて納得。

ポスト印象派って、日本では昔は「後期印象派」という呼称が一般的でした。


だから中学生か高校生のころ、印象派にはテレビドラマのように前半と後半があったのかと思ってました。

漠然と、どこまでが前期って誰が決めたんだろう? なんて思ってたんですが。

「POST」を「後期」って訳しちゃ駄目ですよね。「印象派よりも後の画家たち」なのに、「印象派の後半の人びと」になっちゃう。




そういえば、この間夏目漱石先生の『草枕』を読み返してたら、こんな箇所がありました。

画家である主人公が春の野山に逍遥し、春そのものののんびりと豊かな風情にすっかり同化して、<目に見えぬ幾尋の底を、大陸から大陸まで動いている洸洋たる蒼海の有り様>のような心持ちになり、こう思う。

<この境界を画にしてみたらどうだろうと考えた。然し普通の画にはならないに極っている。我等が俗に画と称するものは、只眼前の人事風光を有りのままなる姿として、若しくはこれをわが審美眼に濾過して、絵絹の上に移したものに過ぎぬ。花が花と見え、水が水と映り、人物が人物として活動すれば、画の能事は終わったものと考えられている。もしこの上に一頭地を抜けば、わが感じたる事象を、わが感じたるままの趣きを添えて、画布の上に淋漓として生動させる。>

<普通の画は感じはなくても物さえあれば出来る。第二の画は物と感じと両立すれば出来る。第三に至っては存するものは只心持ちだけであるから、画にするには是非共この心持ちに恰好なる対象を択ばなければならん。然るにこの対象は容易に出てこない。出てきても容易にまとまらない。まとまっても自然界に存するものとはまるで趣きを異にする場合がある。従って普通の人から見れば画とは受け取れない。描いた当人も自然界の局部が再現したものとは認めておらん……>

<古来からこの難事業に全然のいさおしを収め得たる画工があるかないか知らぬ。ある点までこの流派に指を染め得たるものを挙ぐれば、文与可の竹である。雲谷門下の山水である。下って大雅堂の景色である。蕪村の人物である。>

主人公の画家が、形あるものではなくて心のさまを画にするにはどうしたら良いだろうか、と、悩んでいるところなのです。
いままでそんなことをしたのは、中国の文与可の竹の葉の画や日本の蕪村の人物あたりくらいじゃないか、といい、結論としては「そんな抽象的なことを画にしようというのは間違いだ」と思い返して、(画家のくせに)俳句を作りはじめちゃうのですが。

この「普通の画」「第二の画」というのは、漱石先生が別のところで言ってる、「自然主義」と「浪漫主義」のたとえじゃないかと思いますが、それは別として。

文与可の竹

蕪村(人物じゃないけど)
 『草枕』の発表は1906年。

ロジャー・フライさんが「ポスト印象派展」をロンドンで開催したのは1910年。
漱石先生がロンドンに留学していた1900年~1902年には、ゴーギャンやゴッホやセザンヌはまだイギリスでは知られてなかったし、たぶん印象派の画もまだ一般にロンドン市民の目には触れてなかったのじゃないかと思います(未確認ですが)。

「心持ちだけの画」「抽象を表現した画」 は、いってみれば、20世紀にはいってまもなく現れる抽象絵画や表現主義で実現します。
でも世紀の変わり目には、表現主義の一歩手前といえるゴッホもゴーギャンも超先端すぎて、ついていける人はほとんどいなかった。1910年の「ポスト印象派展」も酷評だらけで、「英国文化に対する侮辱」と怒る人が多かったといいます。

漱石先生がもし留学当時にゴッホの画を見てたら、どういう感想を持っただろうか。そのただならない率直なエネルギーに打たれて直ちに画家の心を理解したのではないか、そして、『草枕』も少し変わっていたのではないだろうか、と妄想してみる。

『草枕』には、ミレイの「オフィーリア」がモチーフとして出てきます。ミレイも仲間だった「ラファエル前派」が活躍したのは漱石先生の留学よりも半世紀前ではありますが、世紀の変わり目のロンドンでも、まだ影響力は尾を引いていたはずです。

(追記:「前ラファエル派」じゃなくて「ラファエル前派」でした。うひゃひゃー、訂正!)

どうも漱石先生はターナーとともにラファエル前派がお気に入りだった、というか、恐らくロンドンで実物を見て強い印象を持ったのではないかという気がします。

オフィーリアちゃん (1852)

この「ラファエル前派」は文学的で理屈っぽい人が多かったようですが、漱石先生の小説に出てくる女性は、このラファエル前派が好んで描いたという「転落する悲劇のヒロイン」の面影を負ってるように思えます。

多分、漱石先生とラファエル前派について研究している人はたくさんいるのでしょうけど。

ラファエル前派グループはどうも偽善者っぽくて、いけ好かない。




『草枕』は久々に読み返してみて、すごく面白かったです。『草枕』のヒロイン那美さんは悲劇の人ではあるものの、これ以降の『虞美人草』の藤尾や『三四郎』の美彌子なんかよりもずっと生き生きしてて魅力的です。

これを読むと、美しい羊羹と玉露が味わいたくなります(涙)。ヨウカン食べたい。


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2014/12/18

カフェ・ロココ


カークランドの水っぺりのダウンタウンにある「ブレーメンの音楽隊」(たぶん)のウシ像がサンタ仕様になってました。



カークランドにもインデペンデントなカフェがけっこうあります。あんな狭いダウンタウンに5軒以上ある。考えてみると都会なベルビューよりカフェ事情はずっと良い。

ギャラリーやオシャレショップやイタリアンレストランが並ぶオシャレストリートにあるのは「カフェ・ロココ」。 

ここもロースタリーで、奥の部屋に立派なロースターマシンがあります。
コーヒーはとても美味しいです。

名前はロココですが、インテリアはモノトーンでまとめられててぜんぜんロココじゃない。
壁にはモノクロのポートレイトが並んでいる。



豆乳カプチーノを頼んだらラブリーなハートが描いてありました。


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2014/10/08

古本市の誓い


土曜日の朝、湖の向こうの古本市へ。

ベルビューの日本語補習校PTAが毎年開催している古本市、存在は知っていたのですが、いままで毎年何かしら用事が入っていて行けなかったのでした。

ベルビューのはずれの広い教会のホールが会場。
11時くらいに行くと、広いパーキングが半分くらい埋まっておりました。


単行本とマンガ1ドル、新書と文庫は50セント。充実の品揃えに目がくらみ、34冊も買ってしまいました。

両手に抱えられないほど買い込んで、これで19ドル50セント。素晴らしい。

この古本市に、7月にわざわざ日本のアマゾンで注文して東京から持って帰ってきた新書のシリーズ7冊が揃っていたのはちょっと悔しかった。というか驚きでした。

自分で持っていることを忘れて同じ本を買ってしまうのは毎度のことですが、1冊50セントなら気安くバクチも打てるというもの。

しかしこの34冊、プラス、こないだ日本から買ってきた15冊くらい、プラス、遠い昔から積みっぱなしになっている数えたくない本の数々を全部合わせると、いまのペースでは100歳まで生きても読みきれないのではないかという気がしてきました。


小学校で読書の時間があったように、日常生活にむりくりでも本を読む時間を作らなければ駄目だ。

と、新たな本の山をみながらしみじみと思ったのです。


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2014/04/21

Woodinvilleの天然塩ショウルーム


Woodinville のSalt Worksというお塩屋さんに行ってまいりました。

のどかな風景の中にある、倉庫のような四角い巨大な建物の一角がショウルームになっていて、小売りもしてくれます。

ヒマラヤンソルトはじめ、世界各地から仕入れたいろいろな天然塩と、ここで作ってる塩が並んでます。味見もできる。


受付のおねえさんはとても親切でいろいろ教えてくれました。

太平洋の水をここまでタンクで運んできて、海水から塩をつくっているのだそうだ。

太平洋北西岸の海水にリンゴの木やアルダーウッド材でいぶして燻製風味をつけたスモークソルトもここの特製。
パスタや鮭の料理なんかに良さそうです。



そしてなんと「ハワイアンソルト」もここで作っているそうです。ハワイから材料になる火山の赤土を仕入れて、天日乾燥製法はそのまま、工場で作られてるとのこと。

うちでいつも使ってる「Alaea Red Hawaiian Sea Salt」も、PACKED BY Hawaiian Pa'akai Inc. Honolulu, Hawaii と印刷されてるけど実は塩そのものはカリフォルニアで作っているらしい。

いまどき昔ながらの製法では許可もなかなかおりないようです。



1こ1ドルのお試しサイズソルトもいろいろあります!
これはオミヤゲにぴったりー!正真正銘パシフィックノースウェスト産の天然塩。

フランス、地中海、南米、ヒマラヤ、と各地の塩があるのに、日本のは見当たらないので聞いてみると、仕入れていた生産元が津波で全壊してしまい、再開のめどがたっていないのだそうでした。



このソルトワークスはじめ、Woodinvilleの名所をKaoruさんにいろいろと案内していただきました。

Woodinville、町の中は一見ふつうの郊外住宅地なのですが、住宅街のすぐ外側に、田園風景の中にいろんなものが点在していて面白い。アメリカ名物クッキーカッターサバーブとはだいぶ違います。
葡萄は作ってないのにワイナリーが200軒もあったり、サステナブルなコミュニティを目指す農場ネットワークがあったり。馬ややぎがいる農場もあるし。



こちらは町の中にある巨大園芸店Molbak's
シアトルのスワンソンズよりも、広々してました。カフェはやっぱり、イーストサイドのマダム御用達のようです。

ここのモンステラの巨大さにはびっくり!ここまで育ってるのは初めて見ました。


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