2020/01/19

ビートルジュースまもなく爆発?




シアトル・フィニーリッジのハーキマー・コーヒー
ロースタリー併設です。
コーヒーおいしいです。

いつのまにか、バラードの人気ベーカリー、Cafe Besalu のペストリーを置くようになっていた。前からだっけ?
Besaluは平日午後2時に閉まってしまうので、わたしとしてはとても難易度の高いカフェである。というわけでまた甘いパンをつい買ってしまうのだった。

先日NPRのShort Waveというポッドキャストで
「ビートルジュースの光が弱くなっている」
というニュースをききました。

え?


 Beetlejuice?

ティム・バートンのこのカルト映画、わたくし名前は知ってたけどあえて観たことなかった。

しかしどうやら映画じゃなくてオリオン座の星のことを話しているらしい →  ビートルジュース=ベテルギウス??  ええっ?

このポッドキャストを聴いた瞬間まで、「ビートルジュース」が「ベテルギウス」の英語読みの音に「かぶとむし+ジュース」という単語をあてはめたものだったということを知りませんでした。

ていうか、「 Beetle Juice」にしかまじ聞こえないんですよ!

ちょっとここで聞いてみて! 「ビートルジュース」って言ってますよね?

ベテルギウスはいうまでもなく、オリオン座の左肩にある明るい星。
そうか、あなたがビートルジュースだったのか。

それはともかく、このベテルギウスがいまだかつてなく暗くなっているという話です。

きのうの朝日新聞ウェブ版にも出てた。


そういえば、いつだったか珍しく晴れた日にオリオン座を見て「ん?なにか違う」と思ったのだった。

ベテルギウスは誕生から800万年で太陽よりはずっと若い星だけど、質量がものすごく大きいので(太陽の1,000倍あるそうです)、いつ爆発して超新星になってもおかしくない星なんだそうだ。

えっじゃあもうすぐ超新星が見られる? と、天文ファン界隈がざわついているものの、実はこういう目にみえる明るさはあんまり関係ないんだそうです。

上記記事に引用されてた天文学者は、もともとこの星は二つの周期で膨らんだり縮んだりして明るさが周期的に変わるのだが、今回はその周期が二つ重なったために非常に暗くなった、またすぐ明るくなるでしょう、と答えてます。なーんだ。

ビートルジュースが超新星として爆発したら、半年くらいの間、月とおなじくらいの明るさで見えるそうですよ!

生きてるうちに見てみたい〜!と思うのは天文学者だけではないですよね。

ちなみに藤原定家が『明月記』にかに星雲になった1054年の超新星を記録していたのが有名ですが、定家は自分が実際に見た彗星に刺激されて、こんな不思議な星(ふだんの空になく急にあらわれた大きな星は「客星」と呼ばれたそうです)が出たことはなかったか、と陰陽寮に昔の記録を問い合わせて、200年ほど昔の超新星記録を教えてもらって日記にいれておいたんだそうです。

京都学園大学の先生が書かれた面白い記事がありました。

だいたいこういう「客星」が出ると不吉とされていたそうなので、超新星が出現したとき、陰陽師さんたちは大騒ぎだったでしょうねー。
 
もともと膨らんだり縮んだりして、6年と14カ月の二つの周期で明るさが変わっているという。
もともと膨らんだり縮んだりして、6年と14カ月の二つの周期で明るさが変わっているという。



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2020/01/17

淡雪とシアトルのお父さんたち



水曜の雪。昼間ちょっと降ったけど、積りませんでした。すぐに水っぽくなってしまった。

近所では、道路のまんなかにある緑地公園の低い丘(標高1メートル30センチくらい)で、子どもたちがこの薄い雪を最大に活用してソリすべりをしておりました。

その先では、30代くらいのお父さんと小さな娘が雪だるまを制作中でした。
この1センチ未満の積雪でいったいどこからそんなに?と目をみはるほど立派な胴体ができてました。

シアトルの若いお父さんたちってほんとによく子どもと一緒にいるのをよく見かけます。

ハワイのお父さんたちもサッカーの試合や学校の行事には熱心に参加していたけど(2000年代前半)、シアトルでは昼間近所でベビーカーを押していたり、スーパーで小さい子どもを連れて買い物してたり、公園で就学前の子どもと一緒に遊んでるお父さんを本当によくみかける。

きょう金曜日はだいぶ暖かくなって青空もチラチラ見え、遠くの山々がまあたらしい雪で真っ白にキラキラしていてきれいでした。


にゃを美先生から猫ポストカード(ちょっとおそめの年賀状)が届いた!うれしいー。

にゃんと、ねこ(ウリエルちゃんらしい)の中にあのネズミーが!というブラックな年賀状でしたw ねこの結腸内か。ねこに結腸があるのかしらないけど。

自分もメールやLINEで済ましてしまったりするけど、やっぱり紙のカードが届くって嬉しいです。

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2020/01/16

お引越し


去年の暮れ、うちの青年が帰省したときに、寝室を引っ越しました。
奴が大学時代から使ってた部屋のほうが東向きで日当たりもよく広いのです。

ベッドを動かしたりするのがひとりでできないだけでなく、夏に青年が慌ただしくトランク2つと箱4個だけで引っ越していったあと、どこから手をつけたらよいか途方にくれるような混沌が残されていたため、開かずの間になっていたのであります。

帰省中の数日間に、部屋に残っている謎の物体たちをだいぶ整理してもらった。

一軒家のおうちだったら子どもが巣立った後のお部屋をそのまんまにしておける余裕もあるのでしょうが、アパートぐらしにそのラグジュアリーはない。このまま魚拓にしておけたら面白いかもしれないので残念ですが。

『きのう何食べた』のドラマの続きをやっと最近コンプリートできたんだけど、そのなかに史朗さんの実家にケンジを連れていく回があって、史朗さんの部屋がでてきました。
80年代ふうのラジカセや立派なステレオセットもある、きれいに片付いた勉強部屋。
子ども時代が残されている空間があるっていいなー、と思う反面、やや不気味かもしれないな、とも思ったり。

『あまちゃん』にも、小泉今日子演じるママが昭和の少女時代を過ごした部屋が、出ていったときのまんまに残ってる描写がありました。

うちの実家もわたしが成人してから何度か引っ越してるので、 10代のころの黒歴史はどこかにめでたく散逸してしまいました。


もちろん2日くらいで6年間たまったカオスがきれいに片付くわけもなく、まだ謎の物体がたくさん残っています。なんだよこれ。

冒頭の写真も、そのままになっている壁のディスプレイ…。
なぜかこれだけ残していった。

以前はこの倍くらい妙なものが貼ってあった。日本のどこかの店でもらった青い無地のビニール袋とか、グラフ用紙とか。

ちりとりは大学のデザインの授業でつくったやつ。手ぬぐいは以前、東村画伯にいただいたもの。右のペン画はキリコちゃんの作品。


あとはこの実験用具入れですな。
このキャビネット自体はわりと好きだけど、家具作りに燃えていたときの工具(パイプを曲げる道具とか)とかペイントとか、どうしていいのかわからないものばかり。青い液体はウィンデックスだそうですが…。

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2020/01/15

雪降りました


予報どおり、シアトルのあたり一帯は日曜の夜から雪が降りはじめました。

これは火曜日のワシントン大学構内。このへんは見た感じ、積もってるのは5センチくらいかな。


月曜と火曜の昼間もすこし降ってましたが、それほど積もりませんでした。
イーストサイドは10センチか15センチくらい積もってるらしい。


こちらは日曜の深夜。降りはじめたので近所をパトロール。


ぎしぎし。


今朝も積もってはいないけど、氷点下なのでツルツル滑って危ないです。

今回は学校も閉鎖にならず。郊外や山のほうでは閉鎖になっているようですが市内はソロソロと通常運転。でも今日明日は家でお仕事の人も多いんじゃないかな。


きょうは(火曜日)夕方、久々に空が晴れてきれいでした。

明日から気温が上がるようですが、まだ明日も昼間、雪の予報。
通勤の方はくれぐれもお気をつけくださいね。

ボストンはこの冬、まだ寒波が来てなくて、ずっと7度Cくらいだったそうですが、来週から零下9度Cという世界がやってくるそうです。ユニクロの「ももひき」買っといてよかったね、息子よ。


久々に大学周辺に行ったので、カフェ・アレグロに行ってきた。
まとまったレポートを書こうとしてるのだけど脳が動かない。
 

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2020/01/12

お茶会事件と正山小種


ボストンの茶会事件船博物館(Boston Tea Party Ships & Museum) というところで買ってきたLapsang Souchongが、ただいま個人的に大ブーム。

ラプサン・スーチョン、「smoky black tea」と書いてありますが、ほんとうに煙の香りがするお茶。日本のお茶ラバーには「正露丸のニオイがするお茶」として知られてますね。



茶会事件船というのは、例の独立戦争につながっていったボストン茶会事件の起きた東インド会社の船を再現して、当時のコスプレをしたキャストが船で迎えてくれ、茶箱を船から投げ捨てるなどのパフォーマンスができる博物館。

わたしはその展示とパフォーマンスはスルーして併設のティールームに行きました。

ティールームのベランダから、観光客が茶箱を投げ捨てているようすや、18世紀のかっこうをした人が積荷の説明をしているのが眺められます。

(上の写真で、カップの右にタイツをはいた男の人がいるのがわかるでしょうか)



このかもめの右にある黄色い船が、その「茶会事件船」。
湾からちょっと運河に入ったとこにあります。



かもめがポーズを取ってくれたのでこちらも。

ウィキコモンズより


このティールームにも18世紀のコスプレをした人がいました。 ティールームの中の写真がうまく撮れてなかったので、ティールームのサイトのスクショです。



こういう人がいました。

ポーツマスの博物館といい、東海岸の歴史ものの博物館ってコスプレがデフォルトなのかしら。みんなとてもノリがよい。



お茶会事件で東インド会社の船から港に投げ捨てられたお茶は5種類で、すべて中国産だったそうです。

このティールームではその5種類がこのようにケトルに入れられていて、たしか5ドルくらいで飲み放題というか「テイスティング」できるようになってます。

「Bohea」「Congo」「Lapsang」の3種類は紅茶、そしてなんと「Singlo」「Hyson」という2種類は緑茶でした。

イギリス植民地時代に輸入していたお茶の3割は緑茶だったんだそうだ。知らなかった。

どれも美味しかったです。
茶葉のメーカーはOlilver Pluff & Companyというサウスカロライナ州の会社。
併設のギフトショップで売ってます。


グーグル日本語入力でラプサン・スーチョンと打ったら「正山小種」と変換された。

ウィキ先生で今初めて知ったのだけど、福建省のお茶なんですね。
そしてこの香りは松葉で燻してつけたものなんだ!知りませんでした。

18世紀のスーチョンは、今の正山小種ほど強い香りはしなかったらしいです。

最初に飲んだとき(10代のころ、紅茶専門店でドキドキしながら頼んでみた)はお茶として絶対にあり得ない香りだと思ったものだけど、この博物館のティールームでしばらくぶりに飲んだら、あら、と思うくらい美味しかった。
ここの会社の茶葉が特別口にあったのかもしれない。

濃いめに入れてミルクを多めに入れて飲むのが気に入ってます。

去年6月に東京に行ったとき、丸の内の一保堂茶舗でお抹茶を飲んだら、お口直しにといって小さなお湯のみで薄い色の煙くさいお茶がでてきた。
いり番茶」というもので、茶葉を強火で炒ってつくるのだそうです。

これはまたスーチョンとは違う、キャンプファイヤのような匂いがするお茶。
香りは強烈ですが、タンニンもカフェインもふつうの番茶よりすくないんだそうです。

こずも食堂かなぼんさんちに遊びに行った時にすこしジップロックに入れてお持ちしたら、「タバコのニオイかと思った!」と言われました。
たしかにタバコの匂いにも似てる。

こちらはスーチョンほどやみつきにはなってないですが。

どこの国にも煙の匂いの愛好家がいるのは面白いですね。
そういえばバーベキューのスモークの匂いだけつけるためのエッセンスとかもあるし。


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2020/01/10

アメリカン・ゴシック


もう2020年に入って10日が過ぎちゃいました。

そろそろ世間は通常運転なのかなー。

この窓は、ボストンのハーバード大近くのOld Cambridge Baptist Churchのステンドグラスです。


通りかかったら前庭に、トランプの政策で国境の収容所に収監されている間に亡くなった子どもたちの写真が、収容所の現状と新約聖書マタイ書のイエス・キリストの言葉とともに飾られていました。

サイトの紹介文を見ると、とってもリベラルな教会らしく、1983年以来、教会のあらゆる生活の中にLGBTQの人々を迎え入れている、とあり、クリスチャンだけでなく不可知論者や「真実を探求するひとびと」もウェルカムですよ、とあります。

ご存知のように教会の中には進化論を否定し、同性愛者を排除する傾向の教会もまだまだたくさんありますが、こういった、きっと保守派のひとたちから見ると「極左」にあたるような「開かれた」教会も、けっこうあるんですよー。

わたしももとは(今でも)クリスチャンですが、わざわざ科学や自分と違う立場の人たちの考えに自ら扉を閉ざし、「それは違う」とジャッジする態度は、キリストの教えにはそぐわないと考えています。 自分たちの考えだけが正しいというその態度は、イエス・キリストを斥け裁いた人々の考えに似ているのではないかと思うのですよ。


まずはこの壁の不ぞろいな石組みの美しさ、そしてかわいらしい塔や窓の形にもぐっと来ました。


ステンドグラスがとてもモダンなので20世紀の建築かと思ったら、1869年完成の建物でした。

どっしりした石組みの、アメリカン・ゴシック・リバイバルの好例だそうです。



中世ヨーロッパ風な小さな窓がロマンチック。絵本にでてきそうな窓です。
この壁の石組みほんとにかわいいなー。
近隣のサマーヴィルという町で切り出された花崗岩をつかっているそうです。


正面入り口のステンドグラスを中から見たところ。


オーガニックな形も色のとりあわせもステキすぎる。



広い礼拝堂の薔薇窓。現在は、バレエ教室の練習場になっています。


こちらは反対側。ここも練習場になっています。
小ぶりではありますが、ゴシックの特徴的なアーチがかっこいいです。



礼拝はこの広いホールではなくて、脇にくっついた小さな部屋のほうで行われているようで、賛美歌を練習する声とオルガンが聴こえていました。



そのチャペルへの扉。このステンドグラスも素敵!!!このカラーすごく好き。


入り口脇のあかり取りの小窓。

ボストンは古い街だけにとても教会が多く、いくつも見てあるいたけど、建物的にはここが一番ツボでした。


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2020/01/07

頭の位置がずれている


シアトルのダウンタウンの下を通っている、ルート99のあたらしいトンネル。

日本製の巨大掘削機「バーサ」が掘ったトンネルですよ!いろいろ紆余曲折のすえ、ようやく去年完成。
そして去年の11月から通行料を取るようになりました。

で、数十メートルごとに避難路をしめすピクトグラムが大きく壁にかいてあるんだけどね、通るたびに何か違和感を感じていたのですよ。

このあいだクリスマスの頃に、うちの青年の運転で、はじめて助手席に乗ってこのトンネルを通過したのでよく観察してみました。

そしてわかった。この人たち、頭の位置がちょっとヘン。

出口のピクトグラムはふつう

 こうですね。
(ウィキコモンズより、alerante,  交通エコロジー・モビリティ財団バリアフリー推進部, パブリック・ドメイン)

このトンネルの走ってる人たちは、頭がかなりうしろのほうにあるので、お互いに目配せしてるみたいにみえるんです。

とくに右の人。振り返りながら走ってる感が。
 
「オレこっち行くから!」「オッケー、外でね!」みたいな会話してるっぽくみえる。

また新年からほんとうにどうでもいい話でした。


先日ちょっと晴れたので、植物園にちょっとだけ行ってきました。

「ウィンターガーデン」でウィッチヘーゼル、マンサクを見に。
でも寒くてすぐ帰ってきた。


沈丁花そっくりだけど背の高い木の花も咲いていた。日本でよく見る園芸種のより野性的な感じ。亜種なのか、説明がみつからず、わかりませんでした。


今年のシアトルの冬は、ほんとにひときわ暗くて雨が多いです。
来週は雪の予報。降るのかな。


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