ワイキキーー。
朝食を食べて部屋に戻る途中、フォート・デ・ルッシー公園を通ったら、第二次大戦に従軍した日系人部隊のためのモニュメントがあった。
こんなワイキキの真ん中に、こんな記念碑があったとは。
恥ずかしながら、全っ然知らなかったです。
「Brothers in Valor メモリアル」というのが正式名称で、できたのは比較的新しく、1998年。わたしがハワイに引っ越したころだ!
その頃は、ハワイについて(その他の様々なことに加え)本当に何も知らず、日系人部隊の話ももちろんまるで知らなかったのですが。
有名な第442連隊戦闘団、第100歩兵大隊、第1399工兵隊、さらに情報部に所属した日系兵士をあわせて讃えるモニュメントです。
レイが捧げてあった。
このサイトによると、このモニュメントは日系アーティスト、ブンペイ・アカジさんの作品。
アカジさんご自身も442部隊の帰還兵だったんですね!イタリア戦線を戦い、フィレンツェで美術に感動してそのままイタリアで美術を勉強したのだそうです。そしてハワイ大学の美術学部も卒業。
アカジさんの作品はアラモアナショッピングセンターにもあります。
先日の、これです。
ハワイ州立美術館のギャラリーで作品を見たサトル・アベさんも、ハワイに戻ってからアカジさんに溶接技術を習ったのだそうです。
日系部隊の話についても、アメリカの日系人そのものの歴史についても、なぜかなんとなく日本からはとても遠い存在のような気がするのだけど、そんなことないでしょうか?
少なくともわたしが日本にいた頃は、自分にとって、日系アメリカ人はアメリカそのもの以上に遠い存在だった気がする。
日系アメリカ人を扱った日本の映画や小説もあるにはあるけど、それでもなぜか、とても距離があるような。わたしがそう感じるだけなのかな。
わりと最近では、5年くらい前かな、草彅くん主演で、日系人を扱った橋田壽賀子作ドラマがあったけど。
シアトルも舞台として登場したことだし、ちょっと見てみたのだけど、脚本がほんとうに生理的にだめで、最後まで観ることができませんでした。残念だ。
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