ビーバー家訪問記のつづきです。
この間岸からみた植物園の「鴨湾」("Duck Bay" 笑)、を横切ります。
ごはんをあげる人がいるようで、カヌーをみると寄って来る鴨たち。何もあげないよー。
先日渡ったトレイルの橋の下をくぐって狭い水路へ。
左側が植物園のFoster Islandトレイル。右側はビーバーの森です。
ここはビーバー地帯です。
両岸に生えている木のほとんどは、幹の下のほうが齧られて皮がなくなってます。
倒れている木はみんな、ビーバーの仕業と思われます。
ノミで削ったような歯形も新しくくっきり。齧られて幹がむき出しになった樹には立ち枯れているのもありました。
たいして広くもない地帯に、いったい何匹ビーバーがいるんでしょうか。 すぐに木が全部なくなっちゃうんじゃないかと少し心配にもなります。
グーグルマップで見ると「森」はホントにちっちゃくて、すぐ後ろにゴルフ場と住宅街が広がってるんですよねー。
うちの船頭さん。 |
ビーバーは草食。 ハンノキやCottonwood (ハヒロハコヤナギ/ポプラの仲間)を好むそうで、齧られて倒れているのはハコヤナギが多かったようです。
ハコヤナギの綿毛が雪のようにふわふわ舞って、水の上にもたくさん落ちていました。
後ろでオールを操っていた息子が、この木の横あたり ↑ でビーバーを目撃!
すぐに水にもぐってしまって、私は見逃してしまいました。
しばらく静かに待ってみましたが、もう出てきませんでした。
ビーバー水路を抜け、湖上に戻って、フォスターアイランドを回って帰ります。
このあたりのマーシュは、鳥の世界。
cat's tail (がま)や灌木の生えている中に静かにカヌーをいれてみると、がまの間に大きなアオサギがじっとしていたり、珍しい種類の鴨が横切ったり。
ツバメもたくさん飛び交ってました。
赤い肩章のあるブラックバードRed-winged Blackbird が枝の上で特徴のある変な歌を歌っています。喉の奥でトリルをきかせながら叫ぶような、一度聞いたら忘れない歌です。
アオサギを驚かしてしまいました。
上の写真の、アオサギが飛んでいくずっと先に街灯があるのが見えるでしょうか。州道520号の橋の街灯ですが、ここにハクトウワシがずっととまっていました。この間植物園で見た若いワシとは別の、もう頭が白い立派な成鳥でした。
島を左に見て、暗くなりはじめた湖を横切って戻ります。正面にあるのがユニオン湖への運河入口。
のんびり約1時間半で一回りしました。
曇っていたし夕方だったので、ほかには小さな男の子を二人乗せたお父さんのカヌーが出ていただけで、とても静かでした。お天気の良い真昼間よりも、生きものを見るならこのくらいの時間のほうが良いのかも。
このあたりをいつもカヌーでお散歩しているScott Schuldtさんのブログ『The View From the Canoe』はお勧め。 生きもののすぐ近くにすーっと寄っていけるのがカヌーの良いところですね。
また近いうちに行きたいです。この次こそビーバーに面会をお願いしたい。
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カヌー、楽しそう・・・・。水恐怖症の私ですが、ちょっと興味がわいて来ましたよ。
返信削除モントレイクのビーバーダムの件ですが、ビーバーハウスの間違いです!失敬。
場所は、Tomozoさんの仰るとおりプレイグラウンドの近くです。コミュニティセンターを横切ってPortage bayへ向かって歩いていくとあります。
shokoさん、きっと楽しいですよー。近くだし、ご主人とご一緒にいってみて!
削除あ、やっぱりダムじゃないのね。あの辺でせきとめるのは大変そうだものね。
バラードのゴールデンガーデン公園の池にもビーバーがいるそうなので今度見に行こうと思います。けっこうあっちこっちにいるのね。
カヌー、楽しそうですね~。しかも、凄く景色が綺麗・・・。Tomozoさんの写真の腕もあるかとは思いますが、都会なのにこういう景色が見れるのが、シアトルのいいところですね。
返信削除カヌーは、ディズニーランドでしか乗ったことがありません(笑)これを言うと、アメリカ人には笑われます・・・。漕ぎに行ってみたいです!息子さん、かなり絵になりますね。こんな素敵な青年が、お母さんのために漕いでくれるなんて、なんて素敵なの!と、息子が欲しくなりました!
ZIZIさん、この日はもう夕方だったし曇天だったから、写真の出来上がりはちょっと暗すぎました。実際はもっと綺麗です!ほんとにダウンタウンのすぐそばなのに、こんな大自然?が楽しめるってうれしいですよね。
削除そうそう、わたしも「ジャングルクルーズより楽しいよ」って書こうと思ってたの!(笑)。ワニはいないけど。←フロリダだったらしゃれになりませんが。
フロリダの湿地を舞台にしたエッセイで、素晴らしいカヌー旅行記があって、自分では漕げもしないくせにカヌー旅行にあこがれていたのです。
漕ぎ手がやっと育ったので今のうちに使わなければ(笑)。
息子は時々力仕事には役に立ちますが、コンパニオンとしてはきっと娘のほうが楽しいだろうなあと思います。母と娘で大人になってから一緒にお出かけできるのがうらやましい。息子は仕方なくついてくるだけですもん。