2011/07/29

Summer Camp


Mt. Baker (マウント・ベーカー)のあたりでみつけたゾウのじょうろ。

マウント・ベーカーは、サウスシアトルのワシントン湖に面したあたりの住宅街。

水辺が近くなると家々がアップスケールな感じになり、急激に住人の白人率が上がる。

水辺はどこでもやっぱり高級住宅地。 ワシントン湖畔からベーカー山が見えるというのが名前の由来だそうです。


Summer Camp の入り口でした。子どもの手描き看板がかわいい。

長い夏休み、子どもが小さいときはサマーキャンプが悩みの種だった。

アメリカは子どもを好き勝手な場所に一日放置して遊ばせておくことができない国(実際に危ないし。つい数週間前にもニューヨークで、8歳の男の子が家まで7ブロック歩いて帰る途中に迷って、道を聞いた相手が変質者で殺されてしまったという事件が報道されていた。涙)なので、働く親は、学校が休みの間、子どもを何かのプログラムに入れなくてはならない。

「キャンプ」といっても朝7時頃~3時くらいまでの学校の時間と同じようなデイプログラム。

これがまた、お値段がはる。せっかくだからちょっと特別なことが体験できる(サーフィンとかカヤックとか、アートとか、山登りとか)キャンプに送ってやりたいなと思うと、1週間300ドルとか簡単にいっちゃう。泊まりがけのキャンプなんかだと、5日間で500ドルは軽く超えたりする。


夏休み期間は6週間〜(ハワイの夏休みはほかの州より短かく、冬と春の休みが長かった)。

とても何千ドルものお金は出せないので、博物館のデイキャンプやらYMCAのプログラムやら、お財布に優しく、そして少しでも何か「タメに」なりそうなものを、と春先から必死に探したものだった。

アメリカって格差社会なんだなあと初めて痛感したのは、子どものサマーキャンプ探しの時だったかもしれない。教育には本当に、親の関心と経済力で恐ろしく差が出ることを、ひしひしと思い知ったのだった。

小学校のときの息子の友達にも、一日ゲームだけして過ごしている子もいれば、私立校のサマープログラムに朝から夕方まで通ってる子もいたし、東海岸の都市を回る見学ツアーに参加してる子もいた。

夏の間、たくさん新しいことを吸収して成長してほしいと願うのはどこの親も一緒だと思うのだけど、それぞれ出来る範囲は当然、限られている。

そして中学生になり、放置しても良い年齢になりサマーキャンプの悩みがなくなると、次にはもっと大きなカレッジ問題が待っているのです…。

5 件のコメント:

  1. はい。夏が近づくと供に始まる悩みですね。
    今年は実験だったのか何だか知らないのだけど、6&7年生だけに無料のサマープログラムが1ヶ月間あったので、長女はそれに参加させました。でもそれも終わったので、毎日家で「さわられた。」「さわった。」と、もめてます。同じ喧嘩でも、もう少し面白い内容でやって欲しい。

    もうきっとお戻りよね?

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  2. あ、投稿してから文章が足りない事に気が付きました↑
    「さわられた。」「さわった。」でもめているのは、タジャーナとアイジーです。・・・って分かってたかな。笑

    うちもさー、お金の心配なくサマーキャンプとかに入れれたらって思う。

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  3. Motokoちゃん、はい、戻りました〜!
    無料のサマープログラム。うちも、シアトル市のやってくれている無料サマースクールのお世話になっておりますの。こういうプログラムはハワイよりも多い気がする。
    ターちゃんとアイジーの喧嘩、かわいいねえ。充分面白いんですけど。

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  4. これから親になる身としては、なるほどー・・・って思いました。いつだったか、ニュースで、高校卒業までに子供にかかる費用の試算が出てて(ワシントン州は高めでしたが)、げ、これ、無理じゃないの!?って思っちゃいました。子供にとっては夏休みが多いのはありがたいですけど、大人にとっては、困りものですよね。まだまだ先の話ですが、思わず、コミュニティセンターの子供用プログラムを眺めてしまいました(笑)
    像さんのジョウロ、可愛い!子供の頃を思い出しました。

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  5. ZIZIさん、アメリカは高校卒業まで無料とはいえ、いろいろお金がかかるところはありますよねー…。
    振り返ると、子どもの成長ってあっという間です。
    ZIZIさんはこれから楽しみですねーー!

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