シアトルダウンタウンの南から海辺を通る州道99号線は、ダウンタウンの北側で「Aurora Avenue(オーロラ・アベニュー)」になって北に続いてます。
この通りは昔、60年代半ばにダウンタウンを突っ切って高速道路の「インターステートI-5号」が建設されるまで、カリフォルニアからカナダまで続く幹線道路「ルート99」の一部でした。
「ルート99」黄金時代の名残りが、今でもオーロラ通りのあちこちにそのまま残っています。
ミッドセンチュリーな看板のモーテル。自動車旅行黄金時代の昔は、家族旅行の車で賑わったのだろうけど、今はすっかり寂れた雰囲気。
動物園の近くに固まっているモーテル群は、このところ麻薬の売人や売春などの犯罪の巣窟となって問題になり、つい最近も何軒かまとめて廃業してしまいました。
シアトル北部からショアラインにかけての一帯も、オーロラ通りのあたりだけはなんとなく うらぶれた、取り残された雰囲気が漂うのです。
ランドマークのゾウ看板。これも相当昔からあって、土地の人には子どもの頃からのおなじみさんとして親しまれているようです。
角の小さな雑貨屋の看板。
オーロラ通りをとおると時々、グリーン・デイの『Boulevard of Broken Dreams』が頭の中に鳴りだすのです…。
I walk a lonely road..The only one that I have ever known.. Don't know where it goes...
なんだかわからないけど金網に囲まれた空き地。なぜか郵便受けがぽつんと残っている。
ここに何か配達されることがあるのか?
私はこのかまぼこ型郵便受けが大好き。なにか寡黙なキャラクターを感じると思いませんか。
。
頑丈な鎖の内側に、背の高い夏の花が咲いていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿