2017/07/18

大聖堂と全裸の祭典


MOMA閉館後、ときどきの夕立に降られながら5番街をとりあえず歩いていくと、セント・パトリック大聖堂の前にでた。

でかっ。



せっかくなので中に入ってみました。
でかっ。以上。


向かいはロックフェラーセンター。

帝国って感じですねー。スターウォーズの帝国軍のテーマが聞こえてきそう。

今読んでる草間彌生さんの自伝で、この聖堂の前で1967年1月に「ボディペイントの祭典」を開催した話がのってました。

「演技をするのは、ヒッピーの青年男女である。このグループを大勢の見物人が見ている面前で全裸にし、星条旗60枚を焼き、もうもうと煙の立ち上がる中で、私は聖書と徴兵カードを炎の中に投げ込ませた。それがすむと、彼らは全裸で抱き合い、接吻し、ある者はセックスを始める。おりから日曜日で、寺院ではおごそかにミサが行われていたが、私たちのこのハプニングに集まった観衆は、矯正、悲鳴、怒号などのどよめきを挙げ、やがて「神を冒涜するのか」「こんなひどいもの、見ていられない」と、口々にわめき声を挙げ始めた。しかし、観衆はみな一様に、その場に釘付けになったように動かなかった」。(『無限の網』94)

ちょうど50年前の話!

それからアメリカは変わった。フラワーチルドレンの挫折をへて、社会の分裂はもしかしたら半世紀前よりももっとひどくなっているのではないかと思う。

貧富の差はもっと広がっているし、「グレートなアメリカ」神話や偏狭な教会に頑固にしがみつく人が増え、その人たちを利用する人たちの力がどんどん強くなっている。
(教会のすべてが偏狭だといっているのではありません、念のため)

今、「草間ハプニング」とおなじことをしたら、1967年当時よりも激しい反発に遭うのではないかという気がします。
マスコミにも知識人にも支持するような肝っ玉の座った人はいないんじゃないかなー。



雨が降ると、大聖堂前に傘を売る人があらわれる。
シアトルでは激しい雨があまり降らないから傘さす人があまりいないけど、ニューヨークの雨はざーざー音をたてて降るので傘は必須。

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