メトロポリタン美術館は広いよ、1週間くらいないと全部は観られないよ、ときいていたのだけど、いや本当に広かった。
ヨーロッパ彫刻、ヨーロッパ絵画、中世、モダンアート、アジア・アフリカ、ギリシャ・ローマ、エジプト、アメリカ美術。
どの部屋もちょっとした小美術館以上の規模でした。
そして天井が高い。3階分吹き抜けのスペースもたくさんあって、とにかくスケールが大きい。それこそ、モルガンさんの頃の、さーこれからブイブイ行きますよーというアメリカの勢いが感じられますね。
このスペースの使い方も贅沢だよねえ。
スターバックスのサイレンさんがいた!
16世紀のイタリアのもの。
もう教会ごと持ってきちゃいました的な。
この柵は18世紀スペインのものだそうです。教会で、合唱隊のいる場所をわける仕切り。
『市民ケーン』のモデルになった新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストさんの財団が寄付したもの。
「American Wing(アメリカ棟)」の吹き抜け。
子どもの頃、カニグズバーグの『クローディアの秘密』という本が好きだった。
12歳のクローディアが弟を連れて、メトロポリタン美術館に家出する話。
バイオリンのケースに着替えを詰めて、閉館時に人がいなくなる時にこっそりと物陰に隠れ、昼間は何食わぬ顔をして美術館を見て歩き、展示してある彫刻について一大発見をする…という冒険の物語。
たしかにこれだけだだっ広いなら子ども2人くらい迷いこんでもわからないかも、なんて思えてくる。1968年の話だから、今よりももっとのんびりしてただろうし。
この話にも、美術品コレクターで、彫像を美術館に寄付したお金持ちの老婦人が出て来るのだった。
手元にいま本がなくて、細かいところはうろ覚えなのだけど、 展示されているマリー・アントワネットみたいなベッドに寝てみたらあんまり寝心地が良くなかった、みたいな場面があったような。
そして、たしかクローディアがお風呂の代わりに噴水で水浴びをする場面があったと思うのだけど、その噴水ってこれかしら?
あまりキレイな水ではないよ。
また読み直してみよう。
マダムMも「ここに住みたい♡」とおっしゃってましたが、でも夜中に一人でここに隠れているのは嫌だ。
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