2020/09/02

カニ漁へ。

なんと、9月になっていました。

東京はまだ暑いらしいですが、シアトルはもはや秋の気配。
朝の気温は13度Cまで下がる日もあり、肌寒いです。

ニュースを見ると血圧が上がってそのあと寝込みたくなるので、ヘッドラインだけにしていますが、それでもまだ身体に悪い。

トランプ君たちが売りつけようとしているアメリカン・ホラー・ストーリーズを真に受けてしまう人がどれだけたくさんいるかと思うと、とにかくつらい。人類の知性と共感はこの時代をきっと生き延びると信じるけれども。

なによりも、敬虔なクリスチャンの人たちがトランプや極右のストーリズに巻き込まれてそれで良しとしていることが、とても悲しいです。目を覚ましてください!とお水をかけてさしあげたい。 もちろん心あるクリスチャンの方は、声を上げているのですけど。


うちの青年が、クレイグスリスト(情報交換の掲示板サイト。不用品の売り買いや不動産情報、求人情報などありますが、メルカリなどのサイトと違って掲示板機能のみで決済などのサービスはないので、売り手と買い手が直接連絡してブツを見に行き、たいていキャッシュで支払いというクラシックな交換方法です)でみつけて買ってきたもの。

カニ漁用の網です。

青年はこれを、靴づくりの素材として購入したそうなんですが、せっかくなので本来の目的にも使うことにして、カニ漁のライセンスを25ドルで買ってきました。


カニを獲ってもいいのは、日曜日と月曜日だけなのだそうです。
そして、5インチ(約13cm)だったっけな、一定の大きさ未満の子ガニはリリースしなければならないキマリです。

日曜日の午後、ゴールデンガーデンズ公園の近くの桟橋でカニ漁へ。

中国人のグループが3組、白人の親子が1組、白人男性が2人。釣りをしながらカニ漁をする人が多いらしく、ちっちゃなサーモンやヒラメ(カレイ?)が釣れてました。

中国の人はカニへの情熱が熱く、テンション上がっていました。

30代くらいの中国人男性(ほかの中国の人と中国語で話していた)は、箱を引き上げながら、「カニは入ってるかな〜♪カニ、カニ〜」と、英語でうたっていた。

この網(箱型のカゴ式のも、ごくシンプルなチリトリくらいの大きさのもいろいろあります)に餌(青年はキャットフードを使用。ほかの人はサーモンとか生の鶏肉を使ってました)を入れて、海に投げ込み、20分ほど待つ。

3回ほど投げて、Red Rock Crabという赤いカニがいっぴき獲れました。

今ここで穫れる種類はダンジネスクラブとこのレッドロッククラブだそうで、どっちも「イチョウガニ」の仲間なのだそうです。


すてきな形のカニでした。せっかくだから大切にいただきます。
ライブなカニを料理するのは、青年もわたしも生まれてはじめて。
いつもはスーパーマーケットで、もうとっくに死んでいるものの肉を買ってきて食べるので、生きているものを料理するのはドキドキするし厳粛な気持ちになりますね。



単に塩水で茹でて、アメリカンにバターとレモンだけでいただきました。
レッドロッククラブなんてきいたこともなかったけど、ふんわりしていて甘くて、おいしかった。さすがにいままで生きていただけある。冷凍のタラバガニよりおいしかったです。



 カニ一匹だけではごはんにならないので、青年が高校生のときにピザ屋ではたらいていたときのスキルを駆使してピザをつくってくれました。

ピザ生地は、セントラルマーケットで買ってきたもの。具はルッコラとキャラメライズしたオニオンと、イチジクとプロシュート。夏のピザです。イチジクうまい。


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