Christmas rose (クリスマスローズ)。別名ウインターローズ。
花壇にほかの花がない、まだ朝晩地面が凍りつく頃からひっそりと咲き始める。バラとは何の関係もなくて見た目も全然似てないと思うのだけど、ヨーロッパではクリスマスの時期に咲く貴重な花>花と言えばバラ>夏のバラの面影を忍ばせる、という存在の花であったようだ。
Google books をちょろっと見てみたら、1922年の本にこんな詩が載っていた。
Pale winter roses, the white ghosts
of our June roses,
Last beauty that the old year boasts
Ere his reign closes
冬の庭に群れ咲く白い花は、6月の庭に咲くバラの幽霊のようだ、という気分はわかる気がする。ヨーロッパの暗い冬にはなおのこと、死に絶えたような庭の一すじの希望的存在だったのだろう。
この辺ではクリスマスをかなり過ぎた1月末くらいから咲き始めて、まだまだ咲いている。
良くみると、トロピカルな風情もある。
上記本によると、ギリシャではこの花の根から取った薬は、頭をハッキリさせるために哲人に用いられ、フランスでも少し気の触れた人を正気に戻すための薬として使われていたのだとか。でも沢山使うと猛毒だそうだ。
花言葉は、「Relieve my anxiety(私の不安を取り除いてください)」。
遊びに来てくださってありがとう。
お帰りには↓こちらにも寄ってくださると嬉しゅうございます。
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