2019/07/05

シアトル美術館の謎の半分


フランスは6月、むちゃくちゃな猛暑だったそうですが、シアトルは今年、いまのところやや肌寒い夏です。
5月にぱーっと暑い日が続いたあと、真夏日はまだ一度もないんじゃないかな。
長袖デフォルトの7月です。


独立記念日はシアトル美術館へ行ってきました。

この建物。

反対側(ユニオン・ストリート側)は直線の多いビジネスライクな顔のデザインなのに、ビルのこっち側(ユニバーシティ・ストリート側)半分にはアールデコを1980年代風に解釈しました風の妙な装飾があり、性格が完全に分裂していて、よく見るとおもしろい。

こちら側は1991年に作られたビルで、真面目なほうは2006年に拡張工事をした部分だそうです。

よく見るとマハラジャみたいなアーチと黒いつっかえ棒みたいな柱もある。80年代だなあ、としみじみ感じるデザインです。


前から変な意匠だなと思ってたんだけど、そういえばこの同じ通りを2ブロック坂をのぼったところに、あのシアトル・タワーがあったのだということに初めて気づいた。


この正統派アールデコのしゅっとしたビルです。
しみじみカッコ良いです。
このビルがオーロラ色にライトアップされていたという、その頃のシアトルの夜景を誰かCGで再現してくれないかな。 

戦前・戦後のかなり長い間、シアトル・ダウンタウンの代表格だったという建物。

シアトル・タワーにもエジプトの墳墓をイメージしたという、金ぴかのロビーがある。

もしかしたらこのシアトル美術館のビルのアールデコ風装飾は、同じ通りのシアトル・タワーをかなり意識したオマージュだったのかもしれないな、とふと思ったのでした。


久しぶりにダウンタウンに行ったらまた見覚えのないビルが増えていた。
最近のシアトルは数ヶ月見ない間に、かなり街並みが変わってます。ほんとに。

たしかこのビルたちができる前まではまだフェリーからもちょこっとだけシアトル・タワーの一部が見えた気がした。…んだけど、記憶違いかもしれません。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿