テオティワカンのピラミッドに行き、宮殿でプロレタリア壁画を見て、エスプレッソ入リチョコレートとチュロスとモレサンドイッチを買ってホテルに戻り、空港まで送ってもらって財布をタクシーに忘れ、エドガー君に届けてもらい……無事チェックインを済ませて、からの。
グリーンカードもクレジットカードも全部なくしてしばらくシアトルに戻れないのかも、と一瞬心配した後で、エドガー君のおかげで搭乗時間のちょっと前に無事ゲートにたどりつくことができ、ほっとして、飛行機に搭乗する前に、チョコレートやさんで買った、あのアステカ風の青年が渡してくれた、チキン・モレ・サンドイッチをもりもり完食しました。
行きはLAX経由だったけど帰りはソルトレイク・シティ経由。
行ったことのない町ですが、高い山々に囲まれた空気の綺麗な場所のようで、魅力的な風景でした。
飛行機の窓からは大きな湖が見えました。あれがソルトレイクなのかな?
息子に空港まで迎えに来てもらい、家に着いたのは午後10時過ぎ。
あまり食欲もなく、お茶だけ飲んで寝てしまいました。
目が覚めたのは明け方4時頃。
お腹がいたい。
細いハリガネの山で刺されるみたいな痛み。
悪寒もする。
無理やり二度寝したものの、朝になっても痛みは去らず、ひどい下痢。
ときどき、お腹のあたりをゾウキン絞りのようにきゅーっと絞られる感じがする。
当たっちゃったのか! ((((;゚Д゚))))
しかもピラミッド登頂の翌日で全身筋肉痛。
本当にそんなにたいした上りでもなかったので、これも不思議なんですけど。
階段もまっすぐ降りられないという二重苦の状態。
すべて自業自得とはいえ、いったいわたしは何の修行に行ったのだったっけ?
わたくしは、何か悪いことをいたしましたでしょうか?
幸い日本もゴールデンウィークで、仕事をほとんど入れていなかったので、ほぼ1週間ぐったりと寝て過ごしました。
これもメキシコシティ内のモダンビル。 この形も、今気づいたけれどもしかしてインスパイアド・バイ・テオティワカンなのかも。 |
吐き気は最初ちょっとだけあったものの、実際リバースするまでにはいたらなかったので、ノロウイルスじゃないと思う。熱も最初少し悪寒がしただけ。
でも自分史上ワースト3には入る、たぶん長引いたことではこれまで生きてきて最悪の、ひどい下痢が5日間続きました。
たぶんサルモネラだと思います。
「少量のサルモネラ菌を摂取しても食中毒は発生しないが、食品に入ったサルモネラ菌は室温で6時間以上放置した場合、特に夏季の高温、高湿度では爆発的に増殖する」
だそうです。
一般に、たった1個の菌が、高温多湿の環境下では、3時間で500個、6時間後には25万個に増えるのだと……。
腸炎ビブリオ菌は1個から3時間で25万個に爆発増殖!
ああ、サンドイッチ買って、温かい環境の中(かばん)で、財布を忘れて右往左往し、セキュリティを通ったりなんだかんだしている間にじっくり熟成させてしまいましたね。
そして理想的な環境で爆発的に増殖した25万の民を歓迎&おもてなししてしまったんですね。
25万といえば徳島市の人口とだいたい同じです。
1人から25万へ3時間でって、すごいですね。テオティワカンに住んでいたという人民の数も20万だったそうだ。
サルモネラ菌などの食中毒では、とにかく水分をたくさんとり、菌を排出するのが先決というのですが、居座った民たちはなかなか簡単に出ていこうとしない。
人間だったら大都市が築けちゃう数だしね。
お願いだからもうそろそろ出てってちょうだい皆さん、と切に思いました。
ポカリスエットが飲みたかった。今度日本に行ったら粉末のを買ってこよう。
息子にPedialyteという電解質を多く含む飲料水を買ってきてもらったけど、変な香りと余計な甘味がついてて、超まずい。
色とか甘みとかついてないのは、ない。
これ。 |
Pedialyteは名前のとおり、もともと子どもがお腹をこわした時に水分と電解質を補給する要の飲料ですが、今では二日酔い用によく売れてるそうです。
ポカリスエット、今なら米国で売れると思うけどなあ。
(名前は変えたほうがいいですよ)
5日目か6日目、やっとピーピーが少し収まってきた頃、よろよろとスーパーに行ってふと目にとまり、買ってみたこれ、KOMBUCHA。棚から私を呼んでいるような気がした。
飲んだとたんに、しゅわしゅわー、と胃に下りていく感じが実に頼もしく、その朝まではまだシクシクと針で刺されるような痛みがじわじわあったのだけど、コンブチャ一気に飲んだらもうその日のうちに完全復活。
初期に飲んでおけばもっと回復が早かったかも!と思ったくらいです。
コンブチャから後光がさしているようだ。その後も飲み続けてます。微生物パワー強力!栽培しようかと思うくらい。
しかし、4日間は大根粥しか食べられなかったにもかかわらず、大変残念なことに腹まわりの脂肪はほとんど減りませんでした。ちぇっ。
大変でしたね。。それにしてもKombucha最高ですよね。
返信削除りょうこさん、ありがとうございます。りょうこさんもコンブチャファンですね。
削除今までなんとなく胡散臭いと思って敬遠していたのですが、病み上がりに本当に効力を実感して、今ではコンブチャ伝道者になっています。栽培してないですけど。ProBioのけっこうポテンツなやつを半年くらい前から摂っているんですが、コンブチャのほうが効き目ある気が。
メキシコシティ紀行、とぉっても楽しく読ませて頂きました〜!私の一番行きたい場所。それはメキシコ。なぜなら旦那がスペイン語ペラペラだから思いっきり依存出来る。死者の祭りが数ある祭りの中で一番好きなので本番にずっと行きたかった。旦那がアステカ文明にメッチャ詳しいから彼も行きたがってる。サンフランシスコから安い!というような理由ですね。私もアステカの遺跡興味あったけど、この紀行文シリーズで、よりリアルに行きたくなりました〜!書きたい事いっぱいあるけど、とりあえず、私もコンブチャ飲んでます〜。2年くらい前までは、白人の自己満足のためのブルジョアドリンクって思ってバカにしてましたけど、何かのキッカケでハマり、一時期は発酵パンのしゅわしゅわ液体を自分で作り、冷やして飲んだり(りんごとぶどう味のコンブチャ風発酵ドリンク)、いろんな種類を試したりしました。そして、オークランドハウスコンブチャというのがお気に入りです。もし見かけたら、お試しあれ。何でも先入観なく試すのがいいですよね。
返信削除Emiさん!トホホでいい加減な紀行を読んでくださって、ありがとうございます。
削除旦那様がスペイン語ペラペラっていいですね~。ほんっとに今回、せめて数だけでも覚えていけばよかったと思いました。英語で世界どこでも通じると思っているアメリカ人観光客そのまんまになってしまった(悲)。スペイン語できるとできないでは滞在の質がまったく違うと思います。
わたしも死者の祭りは見てみたいです!例によって、行くまでなんにも知らなかった(遺跡があることすら行ってから知った)ので、帰ってきてからじわじわ来てます。
数日前、ダニエル・クレイグの大ファンのCTちゃんに言われてはじめて、『スペクター』の冒頭のシーンがメキシコシティだったのを思い出しました。わー!あのヘリコプターのシーンの広場はあれだったのか!
アステカ文明にご興味おありなら歴史地区の遺跡と博物館だけでもまる一日以上必要だと思います。人類史博物館、残念ながら今回は行けませんでした。機会があったらまたリベンジ行きたいです。メキシコシティ、濃いです!
コンブチャ最高ですね。わたしもいままでの偏見に申し訳ない気持ちでいっぱいです。もう手放せません。オークランドハウス、探してみますね。