2014/10/27

BORAX


うちには10代男子がおるので、浴槽の汚れ方が半端でありません。
磨き上げても数日するとすぐ湯垢がたまって超イヤだったんですが、あるときウェブで「バスタブの汚れにはBORAXがいちばん!」という記事を読み、半信半疑で買ってみました。

奥様、これがびっくり!

あまりにも気持よくすーっっと汚れがとれてぴっかぴかになるんですのよ。

クレンザーの要領で気前よくパラパラと振りまいて、水を流しながらスポンジで拭き取るだけ。

まったく苦労なし。今までいろんなスプレーとかクリーナーとかクレンザーを使ってゴシゴシしてもいまいちな仕上がりで、バスタブ洗いは憂鬱だったんだけど、BORAXを使ったらものの2分ですべてが終わってしまう。シャワーの前に鼻歌まじりで完了してしまいます。

このでかい箱で5ドルくらい。洗濯のときに入れると汚れ落ちが良くなるそうですが、それは特に必要を感じないので(サッカーのユニフォームを毎日のように洗濯してた10年前だったら使ったかも)まだ試してません。

でそもそもこの中身はなに?とグーグル先生に聞いてみたら、「BORAXとは何であるか」という化学のページがありました。

まんま、BORAXという名前の鉱物なんですね。

日本語名は「硼砂(ホウシャ)」。ほう。

ウィキ先生日本語版には
「原子力船むつが遮蔽リングの設計ミスにより放射線漏れを起こしたとき、応急処置としてホウ素を含むホウ砂を混ぜ込んだ米を貼り付けることで漏れを防いだ」。
とか
「 ヴァイオリンの名器であるストラディバリウスのトップから、この物質が検出された。製作当時、ホウ砂はワニスの防腐剤として使われていたことが明らかになっており、それが名器の音の秘密ではないかという研究結果が、同教授によって提出されている」。
なんて豆知識が載ってました。ほうほう。

目の洗浄に使われたり、「スライム」の原料にもなるそうです。

もっと早く知りたかった!

なぜ日本で「ホウシャ」なんて一度も聞いたことなかったのかな?と思ったんですが、日本では産出されないんだそうです。

アメリカではデスバレーのあたりでたくさんとれるらしい。

 20 Mules Team (「ラバ20頭分のパワー!」)というこのクラシックなロゴも大変気に入っています。

日本では、医薬品として(目の洗浄用)地味な箱に入って薬局で売られているそうです。

アメリカみやげに…するにはちょっと重いけど、こちら在住の方はぜひ一度、騙されたと思ってバスタブ洗いにお使いになってみてくださいませ。 


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2 件のコメント:

  1. おおおーっ!浴槽も20Mule Teamが良いのですね!?
    (20Mule Teamって言うのも、キャッチーですよね^^!)
    私はソフトスクラブを使用してましたが、においがきつくて・・・。これなら大丈夫かも。
    そうか、Boraxやってみます~♪ 
    そういえば、前の家ではこれを雨の前に屋根に振りかけて、苔予防に使ってましたっけ。
    忘れてました^^。
    うちの夫は以前建築関係に携わる仕事をしていたので、服も靴下もこれを洗剤に足して洗ってました。
    洗い上がりが白くスッキリしますよね。

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    1. おれんぢ猫さんファミリーでは、お洗濯にお使いだったんですね。苔予防にもなるんですか!
      BORAXはまったく無臭なのも良いですよね。
      浴槽の湯垢には強力な効果を発揮するんですが、金属系の汚れにはまったく使えませんでした。生物系の汚れのみなんですね、きっと。ハワイに住んでいたときには全然レーダーにひっかかってこなかった地味商品でした。もしかしてハワイでは売ってないのかな??

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