ティファナの町では、アメリカや日本の街角ではもうほとんど見ない、公衆電話がたくさんありました。
大通りには観光客向けの店が並んでいます。
ばちもん天国、ティファナ。シャネルもゼブラ模様だ!
この手のオミヤゲ屋さんにはかならずおじさんが待機しています。
とにかく観光客が少なくてヒマな彼らは、ヘラヘラ歩いてきたアジア人の女が一瞬でも商品を見ようものなら、店から飛び出してきて食い下がる。
「ミルダケタダ! ゼンブ1ドル!」
いきなり流暢な日本語で話しかけられてびっくり。ていうか日本人に見えたのか!
いったいどのくらい日本人が来るのか、どの店のおじさんも「ミルダケタダ!」はマスターしているようでした。
実は「ティファナに行って毛布を買う」というのに密かにあこがれていて、ブランケット(ゼブラ驢馬も着ていた、派手な縞模様のもの)と、ガイコツの置物は買いたいなと思ってました。
そこで「ミルダケタダ!」のおじさんにブランケットはいくらか聞いてみると、45米ドルだという。
そんなべらぼうな値段では買えません、さようなら、と去ろうとすると、「オネーサン、wait , I give you トモダチプライス!」といって5ドル下げてきた。
そんなのぜんぜんトモダチプライスじゃねえ!20ドルなら買うけど、というと、それでは私の仕入れ値よりも安くなってしまう、儲けがなくなる、と泣きを入れながら、では35ドルでどうかとまだ下がる。
結局25ドルで買いました。たぶん仕入れ値なんか5ドルくらいな気が。
「ゼンブ1ドル!」とおじさんがいいはるので見に行った店でみつけたガイコツは、値段を聞いてみると1個12ドルだというので「ぜんぜんどれも1ドルじゃないじゃん!」と日本語で言っても通じなかった。でも5ドルに負けてもらって買いました。
本気で交渉したらまだこの半分くらいまで下がりそうな気がしますが、観光客がそこまですることもありません。これなら買ってもいいやと思う値段でブランケットとガイコツが買えて満足でした。
おっちゃんたちも最初は値段をふっかけて来るけど、全然商売上手じゃない。
こんなにあっさり半額にしてしまうなんて、よっぽどお客がいないんだ。
このフリーダのバッグはひと目見て通り過ぎることができないほど好きすぎて、ほとんど値切らずに買ってきました。1枚5ドルを4ドルで。
縁日のセルロイドお面みたいな感じで、店の軒先にプロレスラーの覆面がたくさんつる下がってます。
頼んだらおっちゃんがポーズを決めてくれました。
これも話してるうちにどんどん値段が下がって1個12ドルから2個で10ドルになったけど、思いとどまって買いませんでした。多分、使わないと思うし。
「ツーリスト・トラップ」という単語があります。観光客を陥れて小銭を稼ぐアトラクションとかみやげ物屋などの商売のこと。
ティファナは町の大部分がツーリスト・トラップで出来ているように見えるけれども、どこかゆるゆるで、なんだか楽しい。
もちろん全部が観光客向けではなくて、地元の人が買い物をしたり食べたりする店もあるし、若いアーティストの人たちが作って売っているTシャツの店なんかもありました。
シアトルにありそうな、手作りインテリアのこじゃれたコーヒー店。
(驚いたことに)ティファナにスタバはありませんでした。
まずまずのコールドブリュー。
メキシコの未来を憂う少年(嘘。
オリジナルTシャツ屋さんにあった、怒りの絵。
ティファナはすぐそばまで20年くらい前にいきました。懐かしいです。思い切って足をふみいれるべきだったなあ。
返信削除Tomozoさんは、ボディガードと一緒でいいなあ。いい息子だね。ついてきてくれるんだから。
りょんさん、息子さんたちが小さな頃にサンディエゴに行かれたんでしたよね。
削除今回はガールフレンドが合宿中でヒマだったので、ついて来ましたよw ティファナはやっぱりひと気のないところはまずいので、雑居ビルのトイレの前までついてきてくれました。こういう時には息子は便利ですね。
8枚目の写真、派手な飾りをつけた浅草の様ですね^^。
返信削除私もきっと罠にはまってしまうかもしれないなあ・・・。
ブランケットも要らないのに買ってしまいそうだし。
コーヒーがメイソンジャー入りなのが、メキシコっぽくなかったりして?そうでもない??
おれんぢ猫さん、そうだ~!浅草に似てるかも!
削除仲見世の陽射しを明るくしたら、こんな感じになるかもしれませんね。
そういえば日本の商店街の飾り付けもこんな感じの多いですよね。
私的にはメイソンジャー=「南部」ってイメージです。南部料理のレストランて、必ずメイソンジャーでアイスティーが出てきませんか?