Flaming Geyser State Park (フレーミング・ガイザー・ステートパーク)という公園にいってきました。
場所は、シアトルから南のほうへクルマで50分くらいのところ。
ドラマチックな名前とはまったくうらはらに、めっぽう静かな公園でした。
グリーンリバーという、タコマでピュージェット湾に注ぐ静かな川が流れるそばに、広い芝生のピクニックエリアがある。
夏場は子どもたちが水遊びするのに良さそうな川辺は、なんだか西部劇に出てきそうなたたずまい。
この流れに、ピュージェット湾から鮭が上ってくるんだと公園の掲示板に書いてあった。
この上流が鮭たちのふるさとなんだそうですよ。
今はcoho salmon (銀鮭)が帰ってくる季節、というのでしばらくじっと見張っていましたが、まったく魚の影もみえませんでした。
大きな犬を連れた人が何組か、のんびり散歩に来てました。
Washington Trail Associationのサイトによると、フレイミング・ガイザーというもの凄い名前は、20世紀初めに石炭の試掘をしていたところ、メタンガスのカタマリを掘り当ててしまい、地下水とともにメタンが25フィート(約8メートル)くらい噴き出して来てビックリ!という事件があった場所だからついたもの。
地下水が噴き出してきた時だけ、イエローストーンのガイザー(間欠泉)みたいだったんでしょう。
この地下1000フィート(305メートルくらい)のところに、まだメタンは眠っているものの、もうむやみに噴き出してくる気づかいもないし、もともと間欠泉とはなんの関係もない。
このWTAのガイドによると「メタン溜まりから出てくるガスが常時ちょろちょろ燃えている」ということだったんだけど、行ってみたら、こんなでした。
なんにも燃えてないじゃん!! メタンが尽きたのか?
ということで、フレーミングでもガイザーでもない、単に静かなだけの公園でした。
「geyser」という言葉の発音が覚えられなくて、イエローストーン国立公園にいったときに「ゲイシャー」と連発してたら、息子に「芸者?」と不可解な顔をされた。
ゲイシャーじゃなくてガイザーでしたね。フレーミング芸者というのもなかなかドラマチックだと思うけど。
公園の中にはくねくねと張りめぐらされた長いトレイルがあります。
奥のほうはあまり整備がされてなくて、下生えが生い茂っていてワイルドでした。
ここにも一見おいしそうなきのこたちが。
これはオイスターマッシュルームみたいな顔をしてますね。
きのこに限らず、菌たちって不思議なネットワークでつながっていて、変な生き物です。
トレイルを歩いていたら急に大雨が降り出したので早々に帰ってきてしまいました。
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