うちの息子21歳が冬休みに机に向かってなにをやっているかと思えば、折り紙でした。
なにか自分なりのプロトタイプをあみだしたらしく。
ところで、先日観た『ローグ・ワン』でもうひとつ、何がびっくりしたかというと
(以下ネタバレありです)
(RIP プリンセス・レイア。涙)
なにがびっくりしたかというと、あのもう本当に見るからに意地悪そうな、ナチス・ドイツの将校みたいなキャラ、「グランド・モフ・ターキン」。
デス・スターといえばこの人。ダースベイダーと並ぶ、帝国の悪の権化の総督。
俳優さん(ピーター・カッシング)はもう20年以上前に亡くなっているのだけど、『ローグ・ワン』には1977年の『スター・ウォーズ』のまんまの姿ででてくる。
デス・スターはこの人のペットプロジェクト。この人なしには話にならない。
最後のシーンのレイア姫とこのターキン総督のおかげで、第一作の『エピソードIV』につながる感が涙でるほどリアルだった。
あの「よみがえらせ」の術は本当にすごかったなあと思っていたら、今日のニューヨーク・タイムズに「『ローグ・ワン』がおなじみの顔を蘇らせた方法」という記事が載ってましたよ。
How ‘Rogue One’ Brought Back Familiar Faces (NYT 2016/12/27)
どうやって故人をスクリーンに呼び戻したかというと、英国の俳優さんが顔にマスクをつけて演技した上に、『エピソードIV』のフィルムから採取したターキン総督の画像をもとに加工したCGをくっつけたのだそうです。
レイア姫も同様で、別の女優さんの上にキャリー・フィッシャーのCGがコラージュされている。
フィッシャーさん、完成した『ローグ・ワン』のレイア姫の姿は観たのかしら。
故人をいたずらにスクリーンに呼びもどした焼き直し映画を作るのは倫理的にいかがなものか、という批判もあるらしいけど、この映画のクリエイティブオフィサー氏は、この映画のこの役だったから意味があるのだし、もうそれはそれは大変なおカネと手間がかかるのだから、技術的に可能とはいっても、今後どんどん死んだ俳優をフィーチャーする映画が作られるとは思えない、と言っている。
うん、でも技術がすすんで手軽に作れるようになったら、ほんとうにその人が演じた映画とCG合成された映画の区別がつかなくなってどっちだったかわからなくなってくる時代はくるのかも。わりとすぐに。
この記事のインタビューに答えてた効果スタッフは子どもの時に『エピソードIV』を観て感動した人ばっかりらしくて、すごく楽しそうだ。
このほかにも、『エピソードIV』であまり使われなかったXウィング戦闘機のパイロットを、新しく作ったXウィングの映像にフィーチャーしたりもしてるのだそうだ。
コアなファンが注意して見れば分かる、映画やゲームの中に隠されたネタを「Easter egg」と呼ぶらしい。
『ローグ・ワン』にはEaster eggsがいっぱいあるみたいです。
わたしはそんなダイハードなファンではないけど、あっ( ;∀;)!!と思ったシーンが4つか5つくらいはあった。
忘れてかけてあつい埃をかぶったオタク魂を呼び覚まされた気がするよ。
もう1回観に行っちゃおうかな。
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