2016/08/12
都市が成長するとき
いま、シアトルのあちらこちらでやたらに目につくもの。
それは建築用のクレーン。
ダウンタウンやサウスレイクユニオンのあたりなど、数ヶ月ぶりに行ってみるとすっかり景色が変わっていて面食らうことも多い、この頃のシアトル。
ここ数年というもの、年間1万4500人もの人が流入しているんだそうです!
恐ろしいほどの勢いでビルが増えている中、当然ながら、古くからあるネイバーフッドもどんどん変わる。
特に、以前は絆の強いブラックネイバーフッドだったセントラル・ディストリクトの変わりようはすさまじく、いろいろニュースにもなっている。
今回のSoy Sourceの「たてもの物語」では、パイオニア・スクエアのCenter for Architecture & Designでやっている展覧会「BOOM:Changing Seattle」を紹介してます。
現在のシアトルの成長ぶりは、19世紀のアラスカのゴールドラッシュの時以来!という人もいるほど。
そんな激変する街角で、なくなってしまうもの、なくなりつつあるものに目を向けた展覧会です。
地価と家の値段が高騰するのにつれて当然家賃も上がり、生活コストが高くなって、古くからの住人が市内に住みづらくなっているこの頃。
シアトルは家賃統制はないのですが、最低時給を段階的に15ドルという全米トップの水準に引き上げる法案が去年通りました。
(大手は来年、小企業は2021年に15ドルになるスライド制です)
今をおいてほかに、このような法案が通ることはなかったと思う。
それだけ、ここ数年の成長ぶりがずば抜けていると、シアトルの人が実感しているということなんでしょう。
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