2016/06/27

仙台のねこと雀〜塩竃


仙台で泊まったAirbnbのお部屋のすぐ目の前にあった小さな神社。広々した公園の一角を占めてます。朝少し時間があったので立ち寄ってみる。

桜岡大神宮といって、この周辺は桜の名所なのらしい。
鳥居にも桜の紋があって、警視庁?と一瞬思ってしまう。

ここは伊達政宗公が創った神社だそうです。もともと政宗公が「伊勢神宮の分霊を勧請」した神社で、きっと藩の守護神となっていたのでしょう。が、明治になって遷宮され、名前も変わって、町の商人が信仰していた住吉神社と合祀されたりして、町のお社になっていった、らしい。

仙台はケヤキの木が多く、ここの境内にも植わっていました。ケヤキは東京でも馴染み深い木なので、落ち着くのかもしれません。


 鳥居の裏には「復興祈願」の文字が。


仙台には猫が多い。ここの神社の境内にも、目つきの鋭い猫たちが数えただけで5匹はいらっしゃった。


わたしが日本翻訳者協会のカンファレンスに行っている間、仙台に同行したうちの息子は「ねこ島」で有名な田代島にフェリーで行ってきました。

資料によれば「ねこ100匹、人口100名」の島だというのですが、「猫は25匹くらいしかいなかった」そうです。


仙台の道で出会う猫たちは眼光鋭く、悠々自適という感じでした。夜、けっこう広い道路を急ぎもせず渡って行くのでハラハラして見守ったことも。


この子は神社入り口の茶屋で飼われているらしい、別嬪さん。

仙台の人はわりにのんびりした感じの人が多く、その点もシアトルに少し似ている。
珈琲屋さんの多いところも。


そして、ちょっとわけの分からないこだわりの店が多いところも、似ているかも。


仙台を去る前に、政宗公にもご挨拶申し上げてきました。
小学生の時に一度、連れてきてもらったことがあった、青葉城。


ここにも中国からの観光客がたくさんおいででした。


併設の博物館で鎧兜や姫様のお嫁入り道具を拝見。伊達家の紋は「竹に雀」なんですね。
やる気まんまんの、強そうな雀だ。

仙台からレンタカーを借りて、松島から南三陸、平泉へ。

まずは仙台から1時間弱の塩竈へ。鹽竈神社の表参道前には本当に美しい商家がちらほらと残っています。



これはお茶屋さん。繊細な窓と黒瓦の庇。

戦後の日本の町並みは本当にごちゃごちゃのカオスですが、ここのは新築でも色や細部の形を伝統的な建築に合わせている家が多くて全体に落ち着いてました。



 お味噌屋さん。

 これに心惹かれて。ついでにお味噌とお醤油(きあげ醤油)も買った。


「この地点まで津波が来た」という標識がありました。


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