ミラクル。ほんとにびっくりしました。「うちの」シアトル・シーホークスったら。
日曜は学校の課題も仕事も山積みで首がまわらない状態だったんですが、やっぱりテレビをつけて仕事。
シーホークスのオフェンスになったら見ようと思ってちまちまと仕事を続けていたものの、前半はタマがきてもちーとも前に進まず、振り向いたら攻撃が終わってる状態。
パスがぜんぜん通らないQBウィルソンくんの上に、なにかおおきなヌリカベのようなものが乗っているようだった。 観ているのがつらい。
街中が12番をつけて青と緑になっている中で、ホームグラウンドでは負けないという山のような期待とジンクスを破って、18対0で負けちゃうのかー、と、しんみりした悲痛な気分になっていたら!
第3クォーターの残り5分で、おどろきのクリエイティブなタッチダウンでようやく得点。それからはもう、テレビの前にわたくし、正座。ほんとに、急にチームが(ていうかオフェンスチームね)動き出すってあるんですね。
それでも残り2分で、この点差じゃね、と思わなかった人が果たしていたでしょうか。
フットボールの2分は、長い。まさかの逆転で、心臓止まるかと思いました。2つめのタッチダウンではほんとに涙が出そうになった。そしてグリーンベイの木こりチームの反撃を死守して同点でくいとめ、オーバータイムの先制で鮮やかに軽々、勝っちゃった。
NFL史上に残る大逆転劇っていわれてるそうですけど、こんなの映画の筋書きにしたら出来すぎだよってくらい、ドラマチックなゲームでした。
試合後号泣してた「うちの」クォーターバック、ウィルソンくん。素晴らしいときには本当に、どうしてこんなコンマ数秒で的確な判断をして的確な場所に正確な曲線の美しいパスが出せるのか、理解に苦しむほど素晴らしい天才を見せてくれますが、ヌリカベが乗っているときには、ほんのミリ秒の差でパスが通らない。いったいこういう人の能力ってなんなんだろう。ほんとに繊細な人なんだね。
一軍の将のQBとしてあまりに童顔でかわいらしすぎるのを気にしてか、今シーズンは「泥棒ひげ」をはやしてどんどん顔が黒くなっていっているんですが、どうしても、「カールおじさん」に見えてしまいます。
さあ次はスーパーボウルですね。温かいアリゾナで、リラックスしてプレイしてきてほしいです。
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