La Pushで泊まった、キルート族経営のQuileute Oceanside Resort(キルート・オーシャンサイド・リゾート)。
寂しい浜辺にコテージがかたまって建っているだけの「リゾート」です。
プールもカジノもアスレチック施設もなければ、バーもレストランもありません。
あるのは雑貨屋1軒のみ。(追記:ちょっと先の港のとこにレストランが一軒あります)
オフィスの建物前にあるトーテムは、なんだかどこかで見たことがあるような顔。
誰だっけ、誰に似てるんだ。
コテージはわりに最近新築されたもので、施設はととのってます。
こずも食堂主人かなぼんさんによると、改装前は「漁師の小屋みたいな、あぶったイカがほしい感じ」だったそうですが、私たちが泊まったこの「デラックスオーシャンビュー」のスタジオは、フルサイズのキッチンとお風呂とガスの暖炉風ヒーターがついてて近代的でした。
コテージの家具類はネイティブアートの彫刻がある素朴なもの。部族の中に家具職人がいるんでしょうか。
ダイニングの椅子にもベッドのヘッドボードにも彫刻が。
レストランもなし、ネットなし、テレビなし、ビデオもなし。
エンターテイメントは、目の前に広がる、この荒涼とした海の風景のみ。
もう本当に最高です。
ネット環境がないのでコンピュータを持っていったとしても仕事はできません。
わたしはここに来る前に電話を水没させてしまったので電話すらなく、メールのチェックすらできませんでした。
なんだかいっそ清々しい気分になりました。世界と隔絶されても私は生きている~ルルル~。みたいな確認ができて、気分はプチ・リトリートな1日でした。
片道20分のフォークスの町に大きなスーパーがあるので食料品はそこで調達できますが、町まで出てもあんまり食指をそそられないピザ屋とハンバーガー店があるくらいで、気の利いた店など一軒もありません。
でもここに来ると別に御馳走を食べようという気にはならない。
チーズとパンと果物とサラミくらいあれば充分な感じ。かなぼんさんじゃないけど炙ったイカで晩酌とか、いいですね。プチ断食リトリートにはぴったりかもしれません。
なんと禁欲的な気持にしてくれる海辺のリゾートでしょうか。
とはいいながら、途中の町で卵とパンを買ってきたので朝ごはんは簡単にフレンチトースト。
1泊しかしませんでしたが、できることなら読みたい本を一抱え持っていって、4、5日こもっていたい。 ここでなら小難しい本もすいすい頭に入りそうな気がする。するだけだけど。
なんといっても最大のフィーチャーは、広々した窓辺のジャグジー!ちょっとした温泉の露天風呂気分になれるというものです。お刺し身の夕飯は出てきませんが。
ジャグジーにつかって禁欲的もなにもないですねw
冷たそうな海を見ながらお風呂で熱燗などいかがでしょうか。
コテージはスタジオから2ベッドルームまで。コテージのほかにもアパート式の建物もあり、犬連れもオッケーです。
ここはまた必ず行きたい。いや絶対行く。 こんな風景が好きな人には超お勧めです。
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