12月、クリスマスの少し前、オリンピック半島の海岸に遠足に行ってきました。
世間がクリスマスショッピングやらパーティーやらで超多忙なときに、少し後ろめたい思いをしつつ…。家族がミニサイズだと、年末も気楽なものです。
La Pushという海岸までは、片道3時間くらいの道のり。
エドモンズからキングストン行きの短いフェリーに乗って、両側を森に囲まれた州道をひたすら東へ向かいます。
フェリーを降りてから1時間ほど走ると、突然、道の右側にLake Crescent (クレセント湖)が登場。
直訳したら「三日月湖」ですね。
どこまでもグレーな雨の週末でしたが、 そのおかげで湖畔には枕の中身にできそうな低い雲がたれこめて、神秘的な雰囲気でした。
快晴の夏の日にはボートがたくさん出て、全然おもむきの違う賑やかな風景になるんでしょう。
水墨画的な世界ですが、脳内BGMは、トレーシー・ソーンの『A Distant Shore』。
20歳の頃だったか、飽きずに死ぬほど聴いたアルバム。カセットテープで(笑)。考えたら、このアルバムってレコードでもCDでも持ってなかった。借りたんだった!
音楽を「貸しレコード屋」で借りてテープに録音するという時代があったんですよー!はい、そこの人!もちろん覚えてますよね?
10代の頃は、そうやって借りて録音したカセットテープのケースに、自分で作ったオリジナルのカバーを入れて悦に入っていました。
このアルバムはTDKの60分カセットテープに録音して、カセットケースの中に、何かの雑誌のグラビアからいいかげんに切り抜いた、どこかの湖のメランコリーな写真を貼り付けていたのでした。
この日のクレセント湖はその写真にそっくりでした。
このアルバムの中の『Night and Day』も耳について離れないけれど、この『Seascape』も大好き。
まるで一瞬呪いの歌かと思うほどメランコリーな声で、淡々と歌う恋の歌。
これほんとは海岸の風景の歌なんですけどね…。
Watching tides
Tides that take me away
To a distant shore
And I don't want to be saved
Thought I knew the sea and all its secrets too
But it's different in November with you
この後訪ねた海岸は、こんな静かな湖とはまったく違う怒涛の世界で、そこでちょっとこの歌がシャレにならないよという、大変な目に遭遇するのでした。
つづく。
遅ればせながら・・・明けましておめでとうございます~♪
返信削除遅れすぎですね、すみません・・・(汗)。
三日月湖、一度だけ行きました。
PAに義姉が住んでいるので。
いつもなんだか雲って、湿ってますよね、あちらは。
雰囲気ありますけど。
あら!私はレコード借りたことなんて、ありませんことよ!
全然覚えていませんし。
・・・って、バレバレデスカ?
でも好きなレコードは皆買ってましたから・・・^^。
今年もどうぞよろしくお願いしま~す♪
猫さん、こんにちは。新年おめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
削除PA…「ペンシルバニア州」じゃなくて、「ポート・アンジェルス」ですよねWW
オリンピック半島というと、しっとりしていますよね。
でもなぜか、「PA」の手前のSequim だけは、晴天率が高いらしく、この日もそこだけ晴れてました。不思議。
ふふふ、猫さんも、レコード派でしたね!わたくし、実は貸しレコード屋店員でしたのよ(笑)。