Aberdeen のもう少し東、Elma という町のちょっと手前あたりに、「できなかった原発」がある。
最初にこの2基の冷却塔を見たのは飛行機の上から。えっ、シアトル近郊に原子力発電所があるなんて聞いてないよ??? と慌てたのでしたが、これは、70年代後半に建設が始まったものの、資金がショートして80年代前半に事業が廃止になり、結局原子炉に火が入ることはなかったという、幻の原発なのでした。
なぜ30年たった今でも冷却塔がそのままかというと、取り壊す資金もないから。
そして、社屋や下水道や電気なんかのインフラは8割がた出来ていたので、民間会社が買って、今では
ビジネスパークとして売り出し中。小さいハイテク会社がいくつか入居しているらしいです。
映画の撮影に、軍や消防士のトレーニングに、そしてちょっと変わった景色のオフィスビルに、といろいろな方面で売りだしています。
牛たちがのどかにねそべる後ろにそびえる冷却塔。 使われることがなくて、ほんとによかったです。
Satsop原発ですね。
返信削除市川悦子さんさ最近ここを舞台に、ビデオ作品を作っています。
是非ご覧ください!
http://vimeo.com/71666244
薫さん、素晴らしい作品をご紹介ありがとうございます!
削除綺麗な水が冷却塔の底に落ちて行く場面が、なんともいえません。
勝手にまたお邪魔させていただいてます。
返信削除夫の実家に帰る度にElmaを通るのですが、この原子炉を見る度に疑問に思っていたんです。でもこの辺で生まれ育った夫も、実際に使用されてるのかどうか分からないとのことだったので、Tomozoさんの記事を読んで勉強になりました。ありがとうございます。
田舎で何もないところですが静かな風景が時を止めてくれるようで、とても落ち着くエリアなので、本当にこの原子炉が使われることがなくて良かったと思います。
Mumikoさんこんにちは! 来てくださってありがとうございます。
削除旦那様のご実家がこのあたりなんですね。地元の人にも意外に知られていないとは。
本当に、使われなくて良かったです。このへんだって大地震が来る可能性高いのに((((゜д゜;))))