2020/08/16

夏の食卓と華氏99度

あちい!!

きょうのシアトルは、この夏いちばんの猛暑。

今年はじめて、扇風機を出してきて使ってます。

華氏でいくと99度というびっくりするような数字がスマートフォンに表示されてました。

摂氏では37度。一歩外に出るともわっ!と熱気に包まれる、あの東京の夏の気分がきょうはシアトルで味わえてます。でも暑いから外には出ない。

これでかき氷が食べられたら嬉しいのにな。



金曜日はミスターCTのお誕生日におよばれしました。

あいかわらずいつ行ってもショウルームのように隅々までぴっかぴかのCT家。
いつもながら大人っぽいテーブルです。

さかなのフライに、メキシコ風のスパイスもりもりトウモロコシ。

うつくしい夏の食卓でした。

デザートはレバノンのケーキ。トッピングはバラの花びらとピスタシオ。


  

ローズウォーターとオレンジブロッサムウォーターを使ったシロップをかけていただくというロマンチックなクリームケーキでした。

 

 

こちらはウチの昼食。モンブランのようにもりあげてみたざる蕎麦。

CT家とちがって卓上がごちゃごちゃしております。

 

 

卓上がさらにごちゃごちゃですが、このジンジャーエールが超うまでした! 

これにアイスクリームをいれてクリームソーダにしたら大満足のおいしさだったのですが、あっという間におなかがピーピーに(乳糖不耐症ぎみ)。

おいしいのになー (´;ω;`) 。

 

 

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2020/08/12

サラミパンケーキと彩雲

いただいたフラワーバスケットのなかから、派手な子たちをピックアップしてひとつにまとめました。このバラのオレンジ、ロマンチックな色ですね。

CTちゃんから蜂蜜をいただいた。お知り合いが蜂を飼ってるそうです。綺麗な薄い金色のローカル蜂蜜。すっきりしたクセのない甘みでとても上品。



せっかくなのでパンケーキを作ってみた。このあいだ特売で買ったサラミがあったので、サラミパンケーキにしてみました。あまり上品ではありませんが、おいしかったです。



今日の夕方、マーケットに買い物にいく途中で空を見あげると、頭上に彩雲が。

こんなスマートフォン写真じゃぜんぜんよくわかりませんが、ブルーがほんとうに輝くように鮮やかでそれはそれは綺麗でした。絹雲も尋常じゃないほどダイナミックで。

道ばたでストレッチしながら空をぽかんと見上げている、ちょっと声かけちゃいけない感じのアジア人のおばさんだったかと思います。

今日あたりからペルセウス座流星群が佳境にはいりますが、残念ながら明日あさっては雲が多いみたいです。

今週はじめの火星と月のコンビネーションはほんとに豪華でした。

惑星がずらっと並んだ空を見ていると、ガリレオの時代からまだ500年そこそこしかたってないんだな、人類の時間てまじ短いよ、としみじみ思います。

  

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2020/08/11

ブライダルベール滝

先週日曜日、近郊のBridal Vail Falls(ブライダルベール・フォールズ)という滝にいってきました。

前から行ってみたかった滝。

シアトルからは車で東へ小一時間です。

大人気のトレイルなので駐車場は満杯でしたが、なんとか路肩にスペースをみつけて停められました。トレイルヘッドのトイレはCOVIDのおかげで閉鎖されてました。悲しかった。

片道2マイル(3.2キロ)のかんたんコースですが、わたしは今体力がめっぽう落ちているため、上りは50メートル歩いてはゼエゼエして立ち止まり、すっかりおばあちゃんのペース。

うちの青年が根気よくつきあってくれました。

犬や小さな子どもを連れた家族とよくすれ違う、人の多い山道だったのに、なんと歩き始めてから数分で、トレイルの50メートルほど前方を黒いクマが横切ってびっくり。真っ昼間、午後1時頃です。

シェパードの倍くらい(…とわたしは思ったけど、うちの息子は3倍はあったといってます)の大きさで、まだ若いクマくんだったようです。山の上のほうから下りてきて、道を大急ぎで横切って、川のほうに駆けていきました。仲間やお母さんがいたら怖っ、としばらく固まってしまいました。でもどうやら、ひとり立ちした青年クマだったようです。

だいぶ登りきったあたりで、遠くの雪山が見えてきます。

3キロの山道を、約2時間かけてのぼりました。はー。

 

上のほうはこんなかんじの階段も整備されていて歩きやすかったです。赤ちゃんをかついで登ってるお父さんお母さんもいたし、3歳くらいの幼児を連れてる家族連れにも何組も遭遇しました。

滝に到着。

夏で、しばらく雨が降っていないので水量はおそらく普段よりも少ないのだろうけれど、それでも「花嫁のベール」というポエムな名前にふさわしくほんとに綺麗な、立派な滝でした。

大満足です。

谷のむこうに面白い形の山が見え、たった3キロ歩いただけなのに深山幽谷の気分が味わえます。

 

…とはいえ休日なのでこのくらいは混んでます。滝のまわりではなんとかかんとか2メートルのソーシャルディスタンスがかろうじて保てる感じでした。
中国人ファミリーとインド人ファミリーが多かった。

 

山から落ちてくる水は本当に綺麗で、見ていて飽きません。

 

やっぱり靴をぬいで足をひたしたくなります。

そんなに冷たくなくて、気持ちのよい清水でした。


シュワシュワ。なんだかんだ1時間以上、滝の下でのんびりしていました。

お弁当とおいしいお茶と本を持ってって一日過ごしたい。この日はお弁当作る気力はなくて、サラミとチーズとクラッカーと水だけを持っていきました。

滝の真下ちかくに立つとパワーがすごい。滝行というものをしたくなる人の気持ちがすこしわかる気がしました。しないけど。

ほんとに素敵な滝でした。 

いつも思うけど、こんな場所にさくっと小一時間でアクセスできるなんて、シアトルって恵まれた環境ですよね。

帰りは来た道を下るだけなのでさくさくと、半分の時間で。下りはたのしい。

しかし、引率の青年にいろいろとたしなめられました。

ちゃんとマスクをしろとか、むやみに道ばたの葉っぱとかきのこに触るなとか。

(ウルシ科のポイズン・アイビーとかポイズン・オークとかの、かぶれる草もいろいろあるので。)

完全に、保護者の役をもっていかれた。

波乗り翻訳者えりぴょんに報告したら大爆笑されたうえ、幼稚園生のような遠足帽子だけでなくて「このつぎはスモックも着てってください」と言われた。失礼な!スモックはたぶん似合いすぎるような気がして怖い。

 

 

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2020/08/09

いただきものとチェルノブイリ

しっとり曇りの土曜日です。いっそ肌寒い。今朝は15度C。
 

サンディエゴのMotokoちゃんから、すてきなメープル材の小物入れと、お花のバスケットをいただきました。

木工やウッドターニングでいつもオリジナルな可愛いものを作ってる職人さんで、素敵なママでもあります。


きれいな木目のメープル。ちょうど欲しかった携帯用のピルケースにぴったりで嬉しい。

Motokoちゃん作品のインスタグラムはこちら

DIYでちゃくちゃくとリフォームしているご自宅のインテリアもとってもセンスがよくて、雑誌にフィーチャーされているほど。

ダーリンともいつも仲良しのMotokoちゃんちをみてると、ハッピーな家族っていうのはお母さんが強い意思を持ってハッピーにしている家なんだなあ、といつも思います。ハワイにいたときから仲良くしてもらってて、わたしよりひとまわり若いのに、当時からわたしなんかよりもずっとしっかりした芯の強いママでした。友人たちには教えられることばかり。

 

木曜日はひさしぶりの雨でした。ずっと晴天続きだったので地面がカラカラで、ほっとする雨。もうちょっと降ってくれてもいいかんじ。

HBOのストリーミングサービスに7月末まで契約しちゃったので、7月はHBOでいろいろ見てました。

で、最後に見た2019年制作のミニシリーズ『チェルノブイリ』がすごーーーーーく良かったです。

5話のミニシリーズだけれど、米国在住ならこのドラマを見るために1か月分HBO契約してもいいんじゃないでしょうかと思うくらい、おすすめです。

あまりにも感動して、また長々と感想文を書いてしまいました。noteにアップしてます。 長いですがよろしければ。

でもその前にドラマをぜひ見てほしいーー!とにかくビジュアルがものすごいです。ソ連のおっさんばかりが出てくるドラマなのですが、ぐいぐい引き込まれて目が離せない。ディテールにいたるまでソ連の1986年代が再現されているのもすごいし、事故現場を再現した画像もすごいし、しっとりした色味の画面の緻密さも、過剰にならない人物の描き方も、複雑な話を5話にまとめて、背景が理解しやすい上に深い説得力のあるドラマにした脚本も、本当に素晴らしいです。

監督はヨハン・レンクさんというスウェーデン人で、ミュージックビデオを多数手がけていたというのはちょっと納得。『ブレイキング・バッド』のエピソードも3つ撮ってるそうです。

 

 

このドラマと、実際の現場で撮影された記録フィルムを比べたビデオがありました。どっちが現場かわからないくらい真にせまった考証がされてるのがわかります。




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2020/08/05

8月の必見映画をもういちど



 夏の花、ムクゲ。ハイビスカスの親戚です。ハワイなつかし。

ベイルートの大爆発の映像にしんそこびっくりしました。
死者数百名ではすまないことでしょう。ただでさえ疲弊した国に…。

二度目の爆発で周辺のビルがのみこまれていく映像に、広島・長崎の爆弾を思い浮かべた人が多かったと思います。

しかもちょうど8月で。


3月にもポストしましたが、名作アニメ『この世界の片隅に』。たくさんの人に見てほしい。

Netflixにあります。英語タイトルは『In This Corner of the World』です。

先日、Netflixオリジナルの新しい『攻殻機動隊 SAC_2045』を思い切ってディスる原稿をnoteに上げました

日本のアニメはちょっと狭い世界に入り込みすぎてて、そしてあろうことか、作り手がそれに気づいてないんじゃないか?クールジャパンとかいって浮かれている間に、とっくにぜんぜんもうクールなんかじゃなくなっていたんじゃないか、と、危惧します。大きなお世話だろうけど。

わたしの愛する『攻殻機動隊』シリーズにしてはビジュアルがあんまりひどくて、タマシイが感じられない、絵的に紋切り型の表現があまりにも多い、残念な作品になっちゃったと思いました。作品世界に一貫性すら感じられないのです。特にセクシャリティの描き方、世界を相手に売っていくなら、ほんとによく考えてほしい。

でもこの作品『この世界の片隅に』のビジュアルは、ほんとうに素晴らしい。ひとつの生きた世界、人びとの暮らしや生活の機微が緻密に再現されています。

すみずみまで片淵監督の執念ともいえるこだわりが徹底されていて、時代考証を一次資料にあたって徹底的におこない、方言にも気を配ったと日経のインタビュー記事にありました。

当初クラファンで作っただけあって、ほんとうに細部までタマシイがこもった作品だと感じました。

そして片淵監督が別のインタビューで、「日本のアニメは恥ずかしいほどガラパゴス化してる」「アニメーションが子ども向けのものだという認識が、日本ほどされていない世の中は、世界中探してもないんです。だからこそ、大人向きだって認識すらもできない」と語っていて、やっぱり!心あるクリエイターの人はちゃんとそう感じているんだ、と思いました。

日本のアニメがニッチ化して後ろ向きになっているのは、日本の社会が反映されているのだろうなあ、と感じられて、なんだか見ていて息苦しいのです。



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2020/08/04

愛の不時着とかサバの塩焼きと白玉ぜんざいとか



きょうも爽やかな夏のシアトル。東京も梅雨明けしたそうですね。
もうしわけないほど快適な夏だけど、あの東京の暑気と蝉の声とかき氷も懐かしい。

ゆうべは見事な満月でした。
いまは、夜遅くの東から南の空に木星、土星、月、そしてすこし離れて火星がならんでいて、とても豪華です。夜の散歩がたのしい。

化学療法がはじまって、2週間に一度の火曜日にいろいろなクスリを点滴でいれています。2週間おきに、ステロイド剤でやたら元気になる水曜日、そして完全にダメな人になる週末。

青年が帰ってきてくれて、実際すごくたすかってます。きょうは、おもいきりダラダラしている間に、サバの塩焼きと豆腐大盛り豪快味噌汁をつくってくれた。




冷凍サバだけどめっちゃうめー。大根おろしがなかったのが残念。
ご飯も、炊き加減ばっちりでした(炊飯器がないので毎回スリリングです)。

あちこちで話題になってる『愛の不時着』第二話をNetflixでみながらサバを食べました。




北朝鮮のディテールも会話もキャラクターも濃いプロットもすごく面白いんだけど、エピソードが長い! 1話分で70分とか80分とかって長過ぎて、ちょっと疲れる。
盛り込まれてるギャグや人情の機微も、韓国風味はこってりしてますね。

これはビンジウォッチングできないです。1週間に1話くらいでお腹いっぱいってかんじ。

韓国ドラマは『冬のソナタ』以来です、たしか。冬ソナは、ホノルルのアラモアナセンターのちかくにあった貸しビデオ屋さんでVHSテープを借りてコンプリートしました。何年前だろう。

このところ、晩ごはんはなにかしらドラマとか映画とかを見ながら食べています。




『フォードvsフェラーリ』はすごくよかった!!!!! クリスチャン・ベールがいままでみた中で一番かっこよかったです。バットマンよりも!…なんていうと出演作全部見たかのようですが、みてません。私の知る範囲のクリスチャン・ベールのなかで、という小さい話です。

でもこれでファンになっちゃったくらい、かっこよかったです。ていうか、こういう可愛い夢見るおっさんが好きなのかも。マット・デイモン演じるキャロル・シェルビーもかっこよかった。カウボーイハットをかぶったテキサスなまりの車のセールスマンなのに、めっちゃかっこいい、ずるい。世界がこういうおっさんばかりだったら楽しいのに。







奥さん役のカトリーナ・バルフは、Netflixの『アウトランダー』の主役クレア(このシリーズもそういえばシーズン2まだコンプリートしてなかった。長いドラマは途中で根気がつづかなくなってくる)とはぜんぜん違う顔で素敵だった。

透明感あってキレイ。この人、『ストレンジャーシングス』のエルちゃん役ミリー・ボビー・ブラウンちゃんと血縁?と思うくらい似てると思うのだけど、そう感じるのはわたしだけ?ミリーちゃんは英国、カトリーナさんはアイリッシュ。さらに今回は、わたしの崇拝するジュリエット・ビノシュにも雰囲気が似てた気がする。あのあたり(おおざっぱに)の女優さんのいち典型なのでしょうか。アメリカではなぜかほとんど見かけないタイプの繊細さ。





キレイだなー。この髪型だとジュリエット・ビノシュっぽくありません?




こちらは、先週暑い日につくった白玉ぜんざい。モリンガ粉末と豆腐入り白玉に、ずっと前にいただいた京都のプレミアム小豆。

冷茶は、去年の夏に高幡不動で買ったスティック桑の葉茶。ほんとに鮮やかなグリーンです。

また行きたいなー、高幡不動も。



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2020/08/02

ぎょうざ大失敗



ひっさびさに餃子をつくりました。

タネをつくったところで疲れはてて息子にバトンタッチ。うちで最後に餃子をつくったのはもう何年も前なんだけど、青年はまだちゃんと手順をおぼえていて、職人魂を発揮してました。
破けているのもありますな。

ここまではよかったのだが。




今回はスキレットで焼いてみようという野心を起こしたのでした。吉祥寺の「一圓」で、お兄さんが鉄板で焼いていたジャンボ餃子が親子ともども忘れられないのです。一圓の餃子が食べたい。

餃子の焼き方はいろいろな流派がありますね。水を先に入れる派、あとから入れる派。

今回はそのへんの研究をきわめないままに焼きはじめてしまったために、かなしいことにまっ黒焦げになってしまった。スキレットの火加減はむずかしい。



ざんねーん。残念なあまり手ブレしています。

のこりの餃子で敗者復活戦だ!と意気込んでいたら、うっかりそのまま油を敷かないで皿のうえに放置していたために、のこりのすべての餃子がぴったりとすきまなく団結してしまっていました。これを皿から剥がしてスキレットに移すのは二人がかりでした。



そのため、第2弾は統合されたユニ餃子に。

青年はリベンジマッチを誓っています。

餃子はむずかしい。


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