夏の花、ムクゲ。ハイビスカスの親戚です。ハワイなつかし。
ベイルートの大爆発の映像にしんそこびっくりしました。
死者数百名ではすまないことでしょう。ただでさえ疲弊した国に…。
二度目の爆発で周辺のビルがのみこまれていく映像に、広島・長崎の爆弾を思い浮かべた人が多かったと思います。
しかもちょうど8月で。
3月にもポストしましたが、名作アニメ『この世界の片隅に』。たくさんの人に見てほしい。
Netflixにあります。英語タイトルは『In This Corner of the World』です。
先日、Netflixオリジナルの新しい『攻殻機動隊 SAC_2045』を思い切ってディスる原稿をnoteに上げました。
日本のアニメはちょっと狭い世界に入り込みすぎてて、そしてあろうことか、作り手がそれに気づいてないんじゃないか?クールジャパンとかいって浮かれている間に、とっくにぜんぜんもうクールなんかじゃなくなっていたんじゃないか、と、危惧します。大きなお世話だろうけど。
日本のアニメはちょっと狭い世界に入り込みすぎてて、そしてあろうことか、作り手がそれに気づいてないんじゃないか?クールジャパンとかいって浮かれている間に、とっくにぜんぜんもうクールなんかじゃなくなっていたんじゃないか、と、危惧します。大きなお世話だろうけど。
わたしの愛する『攻殻機動隊』シリーズにしてはビジュアルがあんまりひどくて、タマシイが感じられない、絵的に紋切り型の表現があまりにも多い、残念な作品になっちゃったと思いました。作品世界に一貫性すら感じられないのです。特にセクシャリティの描き方、世界を相手に売っていくなら、ほんとによく考えてほしい。
でもこの作品『この世界の片隅に』のビジュアルは、ほんとうに素晴らしい。ひとつの生きた世界、人びとの暮らしや生活の機微が緻密に再現されています。
すみずみまで片淵監督の執念ともいえるこだわりが徹底されていて、時代考証を一次資料にあたって徹底的におこない、方言にも気を配ったと日経のインタビュー記事にありました。
当初クラファンで作っただけあって、ほんとうに細部までタマシイがこもった作品だと感じました。
そして片淵監督が別のインタビューで、「日本のアニメは恥ずかしいほどガラパゴス化してる」「アニメーションが子ども向けのものだという認識が、日本ほどされていない世の中は、世界中探してもないんです。だからこそ、大人向きだって認識すらもできない」と語っていて、やっぱり!心あるクリエイターの人はちゃんとそう感じているんだ、と思いました。
日本のアニメがニッチ化して後ろ向きになっているのは、日本の社会が反映されているのだろうなあ、と感じられて、なんだか見ていて息苦しいのです。
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