2019/09/19

レモンバーベナとさそり、スターが誕生


猫ママ、にゃをこさんのお庭で豊作だったというミョウガをいただきました。
みょうがもあるし、シソもあるし、山椒までそろってる!魅惑のガーデン。うらやま〜。

そしてレモンバーベナもいただきました。



これは生葉をぎゅうぎゅう詰め込んでお湯をかければハーブティーになるというので、さっそく家にかえってためしてみると。

きれいなグリーンの、レモンの香りのお茶になりました。
レモンの香りなのだがちょっと青虫的な匂いもする。



きのうはまたUWメディカルセンターに。今度は心電図をとりにハート・インスティチュートへ。以前から時々胸に痛みがある、というと、かかりつけの先生が、じゃあストレステストをしてみましょう、とオーダーをしてくれた。
ワイヤをつけてトレッドミルでちょっと坂道を登り、心拍数が上がったところで超音波写真を撮るというもの。心電図の技師、ナース、超音波の技師の3人がかりでした。

自分の心臓の超音波イメージを初めてみた。すっごい動いてた(あたりまえ)。



でこちらはUWメディカルセンター廊下にあったFay Jonesさんの作品で、 「Bouquet」。
ブーケだけれど花よりサソリ君のほうが多い。そして不思議な存在があつまる花瓶。
なかなか素敵です。あるある、こういう場所あるよね。

ソフトグランドエッチング&アクアチント、とありました。これ銅版画なんだ!へー。

どーしても廊下の蛍光灯が写りこんでしまう。



 花瓶のもようが数字で出来ているのもいいですね。そしてうねる台風のような植物たち。

このあいだ読んだジョーン・ディディオンの1965年のエッセイに、カリフォルニアの不吉な風の話があった。プラスイオンをたっぷり含んだ邪悪な風が吹くと、山は火事になり、殺人が起こり、人は不機嫌になる。

ところでジョーン・ディディオンって『スター誕生』(バーブラ・ストライサンドの)の脚本を手掛けた人だったのね。最近、レディ・ガガのバージョン観ました。

イタリアから帰る途中の飛行機でちょっとだけ観はじめたけど、最初のラ・ヴィアン・ローズのとこでもう号泣しそうになってあわててやめた。

メンタル揺さぶられる映画は体調ととのえてから観ないとものすごく引きずられる。映画の影響力ってすごい。わたしはやっぱり視覚(に影響される)人だなあ、とつくづく思う。


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2019/09/14

白露の雨


バタバタしている間に夏は終わり…、ひと雨ごとに秋の気配が濃くなりますねー。

どんぐりがこんなに大きくなってました。

ちょっとこの数週間かなり忙しかったので静かにダメージ回復中。


 
昨日はシアトルのウエストレイク駅で、いきなり男性3人が撃たれて1人が亡くなるという事件がありました(涙。

金曜の午後9時半、利用者が多い時間。犯人はまだ捕まっていません。

ほかの都市にくらべてのんびりしているシアトルですが、もちろん銃の暴力とまったく無縁ではなく。
今回はダウンタウンの真ん中での事件だけに、衝撃も大きいです。



こちらは晩夏の花。

また今夜から雨の予報。
先週、留守にしている間にすごい雷の嵐があったそうで、CTちゃんは一晩に3千発も稲妻が光ってエレクトリカルパレードみたいだった、といってました。見逃して残念だ。

稲妻くらいならいいけれど。

静かな実りの季節でありますように。


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2019/08/25

アーティーチョーク


近所の道ばた菜園に植わってるアーティーチョーク。でかいです。




アーティーチョークといえば。5月に東京・水道橋の「千鳥」さんで買ってきたこのお皿がお気に入りです。田屋道子さんという作家さんのです。

インスダグラムでずっとフォローしてて行きたかったお店。

なにしろ超庶民なんで、迷ったあげくにケーキ皿一枚に小皿一枚にグラスをひとつというしょぼいお買い上げでしたけど、幸せ。あとは緑色の織部の小皿、薄手の小さなグラスはキリコちゃんへのプレゼント。

このお皿はすぐ目についたんだけど、うーんケーキ皿一枚でこのおねだんはなあ、と迷っていたら息子が強く推したのでお買い上げとなりました。

そしたら、先日、この同じ作家さんの同じシリーズのお皿が私がここ数年愛読してるブログに登場しててびっくりでした(バックナンバーを帰ってきてから読んだのです)。あらま。

この方のおうちにはうちの豆蔵とおなじ子もいるし(ねこと犬もいて、うらやましい境遇なのですけど)。いやん、ストーカーみたいじゃ。




今週はバタバタと忙しくてあっという間に終わってました。

来週も超絶忙しく(当社比)、しばらくブログは更新できない見込み〜。



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2019/08/22

ハンサム君と弱そうなドラゴン


かなぼんさんちのハンサム猫、クーパーちゃん。

犬や猫って、カメラシャイでカメラを向けると目をそむけるか、寄ってきてしまって写真が撮れませんということが多いですね。

このときは奇跡的なタイミングでいいポーズになりました。ななめ45度。モデル立ちです。



このあいだバラードの裏道を歩いてて、アパートの壁にみつけた壁画。

…バラードという町は北欧からの移民が住み着いた町で、お祭りにもバイキングの格好をしたひとたちが現れる(そして時々問題を起こす)んですが、この船もきっとバイキング的なヘリテージをあらわしているのだと思われる。

こういう「竜頭のついた船」は、バイキングの歴史的な戦闘用の船。

こういうやつとか。

しかしこの船は………弱そう。

ドラゴンというよりは、むしろ、なめくじ的ななにかのようだ。

しかし憎めない。

しかしこの船に乗るのは、出来る限り遠慮したい。

なごみ系のドラゴン船でした。


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2019/08/21

UW メディカルセンターの奇妙な扉


このあいだ、CTスキャンをとりに、UW Medical Centerにはじめて行きました。ワシントン大学の向かいにある、ワシントン大学医学部直結の総合病院。

12月に入院してたダウンタウンの病院よりも大きくて、入り組んでいて迷路のよう。そして、ここはギャラリー??と思うほどロビーや廊下のあっちこっちにアート作品がたくさん置かれてるのにびっくりしました。



これはアキオ・タカモリさんという陶芸作家の「セーターを着た少年」と「セーターとスカートの少女」。

1950年九州生まれの作家さんで、ワシントン大学の美術学部でアシスタントプロフェッサーを務める、と書いてありました。そういえば陶芸の先生で日本人の人がいるって聞いたような。


一番、へええ、と思ったのが、このインスタレーション作品。

エレベーターホールの前にふつうに置かれてて、ぱっと見、アート作品だと気づかない人も多いのではないかと思う。

Gayle Bardさんの「The Truth And Nothing But The Truth」(真実と、真実以外の何も)。

 これは裁判などの宣誓証言とかで「真実のみを」述べることを誓います、というときの定型句。

左の扉には金色のプレートに「The Truth」、右の扉には「Nothing but the Truth」とかいてある。

開かない扉の左側にはのぞき穴があって、中の小さな部屋が覗けるようになっています。



のぞき穴。


のぞいてみた。

中には小部屋があって、机が置かれてます。

この作品はこの病院での展示用に制作したものだと説明に書いてあります。


右の「Nothing but the Truth」と書かれた扉はすこしだけ開いていて、机の上に雑誌がおかれてます。
開いたページには、私たちが世界をみる視点は、どこから見るか、どこに立っているかで違う、という内容の、作家ロレンス・ダレルの言葉が引用されていて、その上にはこの部屋のこの机の写真が。


これも同じ廊下にあった、Steve Jensenさんの「魚のいるベンチ」。

自然に倒れたシーダーの木をつかって作られたもので、「座って、手を触れ、目で見て楽しむ」アートだそうです。



なんとなくおいしそうなかたちの壁かざり。


 ベンチのあちこちに魚がいる。
座ってみました。テクスチャがとても気持ち良い。

この人はシアトル出身。北欧系のシアトル人で、お父さんは漁師だったそうです。


渡り廊下にあった素敵チェア。これは作家さんの名前を見てこなかった。


ベランダでごはんもたべてきた。
ここはなかなかなごめました。

なぜか、卒業後1年以上たつのにまだワシントン大学のWi-Fiが使えるんだけど、これって一生使えるのかしら。だと嬉しいなー。キャンパスだけじゃなくてどこのUWメディカルセンターに行っても自動的につながるのです。まあ大した特典でもないけど、けっこうありがたい。

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2019/08/20

シアトルの町中華


フィニーリッジの中華料理屋さんChef Liao

よく行くFresh Floursの真ん前にあるんですけど、道教寺院の先生でアーティストのSHOKOさんにおしえてもらうまで、その存在を知らなかった。

とてもひかえめな建てもののなかにひっそりあるけど、意外に中は広くて、わりとはやってる。


ランチスペシャルが8ドルって、東京ではまあふつうの値段だけど、シアトルでは格安の部類。酸辣湯と春巻きがついてきます。土曜日もおなじ値段でランチをやってるそうですよ。

中華だけでなくて「アジアン・フュージョン・キュイジーヌ」とうたっている。

急にパッタイが食べたくなって、パッタイを頼んだら…



白ごはんがついてきたーー!炭水化物祭り!

パッタイはおかずですか! 

となりの人が食べていた鶏肉とカシューナッツ炒めがおいしそうだった。

シアトルの中華料理屋さんて、なぜか住宅街にぽつんとあって、別にすごくはやってもいないし何も特別ではないけど、そこそこお客さんが入ってて常連さんもついてて、長年営業してますっていうところが多い。

日本でいわゆる「町中華」ってやつのシアトル版ですね。




ところでこちらは、神保町の中華ランチ。店の名前は忘れましたが本格中華でかなりおいしかった。これで750円とかでしたよ!
回鍋肉多すぎて食べきれず。杏仁豆腐までついてきた。

サーブしてくれた中国人のおばちゃんが全員すごく機嫌悪そうで、ほぉーー日本でも機嫌悪い接客ってあるんだ、というのと、ランチ安っ!というのが2大びっくりでした。



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2019/08/19

ボストンのお茶とモネと家賃


先月うちの息子がボストンに引っ越したときに一緒に行って1週間滞在してきたキリコちゃんが、おみやげに「ボストン茶会事件船&ミュージアム」で買ったお茶を持ってきてくれました。

紅茶かと思ったら意外にもグリーンティーで、自然な甘みがあってとてもおいしかった。

色はご覧のとおり、煎茶のような緑ではなくて薄い紅茶に似てますが、香りがとてもよくて、ちょっと初摘みのダージリンに似た感じ。

ボストンは息子もキリコちゃんも初めてで、最終日にボストン美術館に行ったそうだけど、この子たちはボストン美術館がどんなところなのかまったく知らずに行って、心底びっくりしたという。

ボストン美術館にちょっとした印象派のコレクションがあるなんてことを一切知らなかったキリコちゃんは、足を踏み入れた部屋にモネの絵がずらーっと並んでいたので、驚きのあまり涙が出てしまったそうです。

そりゃ泣くわ。

でもそんな、前知識もなにもなしにモネで埋まった部屋に出会えるなんて羨ましい。


ボストンはシアトル以上に家賃が高くて、うちの息子は1回分のお給料(アメリカの会社はふつう、2週間に1度お給料日があります)では払いきれない家賃のアパートメントを契約してしまったので、毎日スパゲッティとグラノーラバーで食べつないでいるそうです。

さすが私の息子、と言わざるを得ない金銭感覚であろう。

とりあえず、キューピーのごまドレッシングとカレールウとサラミとくまコーヒーを送ってやりました。

マダムMにいただいたカリントウと、にゃを美先生にいただいたオクラのねばねばスープも、おすそわけ。

母が生前、ときどきこうやってケアパッケージを日本から送ってくれたけど、ときに意図が汲み取れないようなものも入っていたことがあったなー。母ちゃん、なぜ?みたいな。

…と思いつつ。
詰め放題で送料14ドルのハコ(最大20ポンド、約9キロまで)なので、あいたところに、パントリーにあったブルドックソース(賞味期限切れ)も詰めてみた。

ボストンにはコロッケは売ってないかな…。


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