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2021/12/09

えのきが高い


さいきん、ご近所スーパー、バラード・マーケットで売りはじめた10ドルのミニ花束がかわいいので、食卓用に買ってきました。

ここにはスーパーといえどなかなかステキなお花屋さんがあって、以前は1本ずつ1ドル50セントだかでバラ売りしてくれていたのですが、最近は束単位での販売だけになっちゃって、20ドルとか30ドルとかの花束を自分用に買うのは節約中につきハードルが高く、ちょっと悲しかったのですが、このミニブーケはセンスも抜群だし、かなり充実の内容で嬉しい。

テーブルの上に明るい黄色やオレンジがほしいなあ、と思っていたわたしのために作ってくれたような配色です。

目の前にきれいなものがあるとすぐにとりあえず幸せになれるので、10ドルはコスパがいいです。

最近は仕事をあまり積極的に受けていなくて、以前はメイン3社プラス飛び込みで入ってくるいろいろなお仕事をありがたいことにほとんど途切れずにいただいていたのですが、かなりスローダウンしたためお断りする案件も多く、このところは1週間まったく仕事せず、ということもたびたびあります。

でもそのぶん青年が仕事をかけもちして働き、生活費を入れてくれているので、なんだか結局うまく回っている。ありがたいありがたい。

でも、物価がじわじわと上がってきましたね。



このあいだ、日系スーパーでえのきが1パック7ドル99セントで売られていて、かたまりました。

高級食材だわこりゃ、正味量換算で肉より高い。

白菜とか大根とかごぼうとか、ほかの和野菜も、全体に高くなってる。アメリカの国内産でも、やはり流通が影響しているのでしょうね。

日本の食料品はいま、どうなんでしょう。

 

 

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2021/11/29

インスピレーションの人、ホリデーの大学いも



日曜の朝はデザイナーのヴァージル・アブローさん死去のニュースにびっくりでした。

41歳、若い。

あちこちの記事を読んで今日知ったけど、ヴァージルさん、建築科出身だったんですね。

ファッションのことなどわたしはほとんどなにも知らないけれど、半世紀前の60年代〜70年代に起きたさまざまな「革命」を思い、ヴァージルさんがルイ・ヴィトンのアーティステイックディレクターに就任してアイコンとなったことも含め2010年代以降に起きてきた実質的な変化を思うと、その「ほんとに変わってきた」ということの厚みに圧倒されます。

60年代の若者たちをいっとき熱狂させたアイデアが着地して実体を持つまでには紆余曲折と挫折と揺り戻しとが何度もあって、もちろん理想の社会正義が実現したわけではぜんぜんないし、貧富の差はますます拡がっているけれど、レプレゼンテーションという面では、ここ10年ほどの変化には、目をみはるものがありますよね。

時代が常識を変えていく速度、実際にプラットフォームも変わっていく速度が加速しているんですね、よくも悪くも。

そして、変化を恐れたり憎む人たちの抵抗もそれだけ激しくなってきている。

ヴァージルさんの才能はなんといっても、時代の事象をつかまえてプロジェクトに落とし込んでいく才能だったのだろうなあと思います。そのエネルギーの量たるや。

多くの若者たちに、とてつもない量のインスピレーションを与えながら、日々、なにか新しいことをしていた人。うちの青年ももちろんその一人。


「いつも17歳のバージョンの自分のために仕事をしていた」というヴァージルさんの言葉が紹介されていました。RIP。



きょうは久しぶりに晴れて(サンクスギビングの長い4連休はずっと雨降りだったのに)、きれいな夕焼け。

しかし日没が早くなりましたね〜。まだ冬至までに20日以上あるのに。

 


 なんだか19世紀ロマン主義の大作絵画みたいなかんじのドラマチックな空。
荒れ狂う海、龍、海の怪物、難破する帆船、火を吹く大砲、て感じがしませんか。

 



サンクスギビングは、アーティストのSさん宅におまねきいただきました。
ベジタリアンディナーだというので、肉食人のうちの青年は一瞬かたまった。



でも、豆のローフのほかにミートローフも用意してくださっていました。

美しいリビングルームにていろいろな世界のお話が聞けて、楽しかったです。


 わたくしは簡単大学いもで参加。コウケンテツさんの揚げないレシピ。ちょっと焦がした。

 


 Mさんのパイ2種もたいへんおいしくいただきました。




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2021/11/24

火焔とCT室の巨匠


はにわーずの秋シリーズ、第二弾。

バカですみません。

しかしもうサンクスギビングですね。





こちらは枕もとを守ってくれている、かえるくんにメープルの葉。火焔のようでかっこいい。

似合う。

お不動様のお寺から来てくれているカエルくんなので、このように火焔のようなバックグラウンドが似合うのでしょうか。

 

うしろにいるのは、安定のサイトウさんです。

 


またCTを撮りにいってきました。
かかりつけの腫瘍内科医エド先生はCTを撮りにいってきなさいというのを「take pictureして(写真とって)きましょう」といいます。

造影剤を点滴で入れる準備をアジア人の若い女の子がやってくれたのだけれど、左腕に管を入れたらかなり痛かったので右腕でやりなおしてもらったら、もっと痛かった。

肘の内側のいつも採血されている静脈なのだけど、カテーテルがどういうわけか神経にさわってしまったようです。
あとで両腕とも内出血になって、その後3日くらい紫色だった。

ちょっとくらい痛くても数分のことだし大丈夫だから、といおうとしたら、彼女が同僚のおじさんに頼んで、そのおじさんがやりなおしてくれました。

オレも忙しいのにまったくもぅ、とちょっとむっとしていたのか、注射器や針のはいったパッケージを片手で通常の3倍速くらいでバリバリと開けて準備しているので、うわ大丈夫かな、と一瞬不安だったのですが、なにが起こったのかわからないうちに、腕の下のほうの、ふつうここに針はささないよね、というところの静脈に、見事に点滴用カテーテルがはいってました。

痛みほぼなにもなし。針をさしてから2秒で完了でした。

ここにも魔術師がいた。
「すごっ!はやいですね」というと、「20年やってるからね」と、匠の風格でこたえるのでした。マエストロ。

検査の結果は、おかげさまで肺のほうはステイブル(よくはなってないけど特段進行もしてない)でした。これは朗報。

しかし肝臓のほうの腫瘍がひとつ、大きくなってきているので、医師のすすめで、来月は初の放射線治療をする予定です。


 

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2021/11/15

雨ととんかつ


とんかつを食べにいってきました。おいしかったです。



土曜日の夕方。午後5時なのにもうこんなにまっくら。
雨のなか、開店前に行列ができていました。

キャピトル・ヒルの「こぶたとおおかみ」。とんかつ、人気ですね。

人気なので並ぶのがつらいけど、6名以上だと予約ができるということなので、7名で集合。コロナ以降初めての再会メンバーでした。

ワクチン接種証明書の提示がもとめられますが、写真をスマートフォンの画面で見せる人が圧倒的に多く、店員さんも画面をちらっと確認するだけでした。わたしも一応紙版もお財布に入れてはいるけど、スマートフォンで提示。

ワクチンパスポートのようなアプリで本人確認ができればよいのでしょうけど、アメリカではそもそもワクチン接種そのものが政治的な論争のたねになっていることもあるし、いろいろ複雑な理由があるようで、連邦から市にいたるまで政府はまったくそんなもの開発する気はなさそうだし、民間もあえてだれも手を出そうとはしてないようです。触れてはならぬ領域になっているような。



冷静に考えるととんかつ店としてはかなりブラックな店名だけど、ロゴのデザインがかわいい。



ソースにすりたての白ごまを混ぜて食べるように、小さなすり鉢とすりこぎが出てきて楽しいです。

きゃべつの千切りの細さは日本のスタンダード。かつもかりっとあがっていておいしかったです。

日本語の店名にするのならば、ごはんとお味噌汁はもうひと息がんばってほしい。

9月にオープンしたばかりで、押し寄せるお客さんをさばくのにまだスタッフが右往左往してる感じでした。

しかし、生活がもとに戻ってきたなー、と実感しました。道も混んでるし。

完全にもとには戻らない部分ももちろん出てくるだろうし、なにが変わってなにが変わらないのか、目に見えてくるのは来年あたりなのかもしれませんね。


今週はずっと雨。朝から夕方みたいに薄暗い、ザ・シアトルの晩秋、という天気が続いています。



 雨のなか、キャピトル・ヒルの町ではワカモノたちがぞろぞろ密に歩いてました。

 

 

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2021/11/11

数に入っていなかった(悲)

 


予報通りの雨が降るシアトルです。

火曜日の晩ごはんはエゼルのチキン。青年はチキンを食べてから飛行機に乗っていきました。




雨のグリーンレイク。車で通りすがりに。

一日家にいる日の雨は、ほっとします。




雨で洗われて、空気がすがすがしい。




ところで、外務省の水際対策が緩和されて、ワクチン接種ずみの人は日本入国後の「行動制限」期間が14日から3日に短縮される!というニュースを聞いて喜び、よっしゃー!行くか日本!と思ったのもつかのま。

きのう届いた領事館からのメールでよく読むと、この措置は「受け入れ責任者」となる企業や団体が外務省あてに申し込む場合のみ、ということが判明して、がっくり肩をおとしています。

やっぱり日本は企業が大きな組織に属している人が優先というか、基本、その他は眼中にないのね。

わたくしのようにフラフラとどこにも属さず漂っている浮遊分子は、日本国民といえどまったく火急の存在ではないのね。数ならぬ身ってやつを痛感させられる。


ガラスの壁にぶちあたって脳震盪をおこした鳥の気分ですよ。

元気に歩けるうちに帰国して東京を闊歩したいんですけどー。んもー。




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2021/11/09

秋のサンマとVR


 きょうはサンマを自慢します。

秋はサンマ。冷凍だけど。

日系スーパー、ウワジマヤで買った解凍サンマですが、じゅうぶんおいしい。凍ってもサンマ。

いい感じの塩焼きにできるのは、4年前にも自慢したおさかなけむらん亭のおかげです。 ありがとうパナソニック。

煙だらけにはならないけれど、やはり部屋中がサンマ独特の匂いになります。

 


 このところ風が強く、小さな嵐、雨と風、ちょっと青空、また嵐、のくりかえしが続いているシアトルです。

 


 近所の一画。ぴったりくっついた四角い新築ハウスが増えてきているこのごろですが、まだこういうひろびろした裏庭のあるおうちのほうが多い。この1軒分の地所に、3階建ての小さな家が6軒くらいキュウキュウに建つのが最近の普通。

このうしろの3本ポプラは、近所のランドマーク的存在。四角いハウスがもっと増えていっても、こういう木は伐られずに保存されるとよいですね。

 

 


最近VRのデザインソフトウェアを使いはじめている青年。メガネはちょっと前に会社から支給されたもの。3D空間の中で形を作っていくのはすごく面白いらしく、目からうろこ的な体験だそうです。

青年は今夜から「レッドアイ」(早朝到着の深夜便)でニューヨークシティへおでかけです。


 

 

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2021/11/08

グラデーションの木、機種変移し替えの魔法、5Gになっていた


霧雨つづきのシアトルです。
 

しばらく前の写真ですが、今年はじめてその存在が目についた近所の木。

気づいた目でよく見ると、あちこちにぱらぱらと植わっています。幹は白樺のようで、葉はちょっとケヤキに似て細長く、紅葉すると黄色、オレンジ、ピンクがかった臙脂色という落ち着いたオシャレな色のグラデーションになってとてもキレイでした。

なんという木だか、まだ名前はわかりません。




どんより灰色の空が続くので、たまにスカッと青空が見えるとテンションが上がります。

天気ってほんとに気分に影響しますね。



5年ぶりにデンワを買い替えました。iPhone7Plusから、13Proへ。

こんどの同梱物は、これだけ!!

Appleが電話にイヤフォンを同梱するのをやめたのは知ってたけど、充電用のプラグもついてないとは!!充電用はコードだけ!別売りのワイヤレス充電器をお買い上げください、ってことなのね…。

Appleは、「同梱物を減らしたことで、わたしたちはものすごい量のプラスチック廃棄物を減らしましたよ」と自社サイトで自慢していましたが、たしかに年間約2億台売れているのだから、プラグだけでも相当な量になるでしょう。

2億個のプラグってどのくらいの量なんだろうか。(計算してみようと思ったけど30秒でやめた)

ついこのあいだ買い替えたばかりな気がしてたのに、気がついたら5年たっていました。

でも振り返ると、いろいろあった5年ではありましたが!


本当はコンピュータも仕事で使っているソフトウェアもとっくに買い換え時を過ぎている。

知らないあいだに世代がどんどん交代し、時代が変わっています。

デンワも毎年モデルチェンジしないで、ハードウェアをこう買い換えずにすめばもっと断然エコだと思うんですけど、世の中のモノは常に新しくなっていくのですね。

でもほんとに毎年モデルチェンジしなくたっていいのに。地球のために新モデル発表は2年おきにしてはいかがでしょうか。5年間買い換えなかった人に言われたくないか。

しかし毎回(といっても前回ははるか昔ですけれども)驚くのだけど、データの移し替えの簡単なことといったら。そしてますます簡単になっていく。

新デンワと旧デンワを並べておくだけで、データ移行のほぼすべてが完了してしまう。完全に魔法にしかみえません。

新モデルはe-SIMなので、SIMカードも取り出す必要がなく、認証番号を入力するだけで電話機能も移行完了。はえーーー。

新モデルにしたら画面に「5G」がでてきて、うちのへんも5G地帯になっているのを初めて知りました(旧モデルは5Gに対応していなかったのでした)。

いろいろ世界は変わっていますにゃ。

 

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2021/10/28

激しめのレインボー紅葉


今週は雨もようのシアトル。


それでもときどき短い晴れ間があり、昨夜も夜半に綺麗な夜空がのぞきました。

近所で目立っていたまだらのレインボーカラーもみじ。



鮮やかな赤からオレンジ、黄色、緑まで、ひとつの木にいろいろな色が入り乱れています。


 いまいち綺麗に撮れなかったけれど、まだら加減がおわかりいただけますでしょうか。

 


そして、さらにレインボーな今年のメープル。


こちらは葉が大きいだけに、レインボーぶりが遠くからでも際立ちます。




京都もカナディアンロッキーも行けなかったけれど、近所でかなり美しい紅葉が楽しめた今年の秋でした。

 

 

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2021/10/21

燃えさかるモミジ


ワシントンパーク植物園に行ってきました。

曇りがちな10月ですが、青空も見えた火曜日。


セントバーナードが集会をしていらっしゃいました。



アメリカ南部の沼に生えているCypress、日本名はヌマスギまたは落羽松(ラクウショウ)。
きれいな名前ですね。ほんとうに羽のような繊細な葉が美しいです。





このところだいぶ温かく、気温16〜18度Cくらいの日が続いていますが、少し前にキューッと寒くなったので今年は紅葉が見事な木が多く、とくにオレンジ色が鮮やかに目立つ気がします。


 透きとおる赤とモミジのオレンジ。

 


常緑樹の多い植物園ですが、まんなかあたりに「ジャパニーズメイプル」、日本のモミジをあつめたコーナーがあり、緑のなかでそこだけボウボウ燃えさかっているようでした。

 


蜘蛛の糸にからまって空中でくるくる回る葉っぱに魅せられる青年。
親が親なら子も子というか。まったくのんきなものです。



 赤やオレンジは目を惹きますが、なにげに地味な色のコンビネーションもオシャレですね。

 

 

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