ラベル シアトルの人 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル シアトルの人 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020/01/17

淡雪とシアトルのお父さんたち



水曜の雪。昼間ちょっと降ったけど、積りませんでした。すぐに水っぽくなってしまった。

近所では、道路のまんなかにある緑地公園の低い丘(標高1メートル30センチくらい)で、子どもたちがこの薄い雪を最大に活用してソリすべりをしておりました。

その先では、30代くらいのお父さんと小さな娘が雪だるまを制作中でした。
この1センチ未満の積雪でいったいどこからそんなに?と目をみはるほど立派な胴体ができてました。

シアトルの若いお父さんたちってほんとによく子どもと一緒にいるのをよく見かけます。

ハワイのお父さんたちもサッカーの試合や学校の行事には熱心に参加していたけど(2000年代前半)、シアトルでは昼間近所でベビーカーを押していたり、スーパーで小さい子どもを連れて買い物してたり、公園で就学前の子どもと一緒に遊んでるお父さんを本当によくみかける。

きょう金曜日はだいぶ暖かくなって青空もチラチラ見え、遠くの山々がまあたらしい雪で真っ白にキラキラしていてきれいでした。


にゃを美先生から猫ポストカード(ちょっとおそめの年賀状)が届いた!うれしいー。

にゃんと、ねこ(ウリエルちゃんらしい)の中にあのネズミーが!というブラックな年賀状でしたw ねこの結腸内か。ねこに結腸があるのかしらないけど。

自分もメールやLINEで済ましてしまったりするけど、やっぱり紙のカードが届くって嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2019/12/09

シアトルART WALK:糸の川と鹿の女王


12月の第1木曜日、パイオニア・スクエア界隈のアートウォークに行ってきました。

シアトル市を含むキング郡の文化部門、4Cultureが運営するギャラリー「Gallery4Culture」では、Ko Kirk Yamahiraさんの個展をやってました。たまたまこの日が最終日。


布とむき出しになった織り糸のドレープが美しい布作品。


キャンバス地からタテ糸を丹念に取り除いて横糸だけをのこすという、気の遠くなりそうな作業がほどこされているそうです。


Ko Kirk Yamahiraさん、まったく知りませんでした。お名前からすると日系。ロサンゼルスで生まれ、東京とロンドンで育った、とBIOにあります。

日本の着物にほのかなインスピレーションを受けているようだけれど、エスニック色はなくて、とてもモダンで洗練された、シンプルで力強い造形。


一見、金属のようなゴージャスな光沢。


布作品を作る女性アーティストが多いのでこの方もてっきり女性かと思ったら男性でした。またまたステレオタイプな思い込みを反省…。


平面が突然糸の川になって流れ出す。

布という折り目正しい構造の中から、それを構築するもっと乱雑な、バラバラなものが流れ出してくる。

いってみれば秩序とその崩壊。次元が切り替わる、さかいめのドラマ。
静かでドラマチックです。

 FRYEミュージアムでも去年、個展が開催されたそうです。


こちらはCoCA(Center on Contemporary Art)のギャラリー。

ををを!パンフに舞踏家・薫さんをモデルにした絵がフィーチャーされてました!ご本人もびっくり。


そのギャラリーにいた、『鹿の女王』。セラミック作品です。
とても優しい存在感がある。


Sandi Bransfordさんという地元アーティストの作品。お値段は2450ドル。
これはお買い得では! 玄関ホールにいかがでしょう。



モビールにからむ舞踏家。

ART WALK楽しいです。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2019/11/25

レドモンドにて、奇妙な楽団の夜


金曜日の夜。イーストサイドのレドモンドというところにあるファンキーなコーヒーショップSoul Food Coffee Houseでライブをみてきました。

レドモンドってマイクロソフト本社のある町です。

イーストサイド、すなわち湖の対岸は、シアトルとぜんぜんカルチャーが違ってて、ざっくり一言でいうとお金もちが多くて保守的でアジア系が多いんだけど、その真んなかにこんなヒッピー生き残り系のカフェもあったりする。

この日はひさびさ登場のM太郎くんが、混み合ってきたシアトルを嫌って東海岸に行っちゃったナサニエル・ジョンストンさんのノースウエスト短期再結成ライブがあるよと教えてくれて、たまたま今レドモンドからクルマで15分の距離にいることなのででかけてみたのです。

着いたらステージの上で、でっかいツノのある子がウクレレを弾きながら悲しい歌をうたってた。

シアトルいちのディーバ、Dogwoodちゃんです。
この子が最近sheをやめて「they」になった歌姫。いや姫じゃないのか。

ほんとにすっごくパワフルで才能ある歌い手さんです。動画録ればよかったな。



Dogwoodちゃんの一人舞台のあとは、ギター2本、バイオリン、バンジョー、チェロ、オーボエ、パーカッション、それにハーディーガーディーまで登場してのバンド。

なんかのRPGに出てきそうな人ばっかり。
中世かワイルドウエストを舞台にしたファンタジーに出てくる旅の楽団ってかんじでおもしろかったです。

ハーディーガーディーの実物見たのは初めて。

舞台おわってから見せてもらおうと思ってて忘れてしまった。

さらにおどろいたのは手話通訳がついていたこと。ギターのソロのところではじゃんじゃかエアギターをひいたり、アクションもりもりの通訳でした。

店内満席で、来てる人も興味深いミックスだった。

ずっと編み物しながら見ていたおばさまはじめ、わりあいに年齢層高いカップル多め。

そしてLGBTQな若ものたち、シアトルダウンタウンにいそうな身なりのよいカップル、その他いろいろ。年齢層は10代から70代まで多彩でした。



からまるねこ。今月はなにげに忙しかー。あっという間にサンクスギビングである!どひゃー。

にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2019/09/14

白露の雨


バタバタしている間に夏は終わり…、ひと雨ごとに秋の気配が濃くなりますねー。

どんぐりがこんなに大きくなってました。

ちょっとこの数週間かなり忙しかったので静かにダメージ回復中。


 
昨日はシアトルのウエストレイク駅で、いきなり男性3人が撃たれて1人が亡くなるという事件がありました(涙。

金曜の午後9時半、利用者が多い時間。犯人はまだ捕まっていません。

ほかの都市にくらべてのんびりしているシアトルですが、もちろん銃の暴力とまったく無縁ではなく。
今回はダウンタウンの真ん中での事件だけに、衝撃も大きいです。



こちらは晩夏の花。

また今夜から雨の予報。
先週、留守にしている間にすごい雷の嵐があったそうで、CTちゃんは一晩に3千発も稲妻が光ってエレクトリカルパレードみたいだった、といってました。見逃して残念だ。

稲妻くらいならいいけれど。

静かな実りの季節でありますように。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2019/08/09

魔法の箱


インターナショナル・ディストリクトのBONFIRE Gallery(ボンファイア・ギャラリー)に行ってきました。

日本人アーティスト、Shoko Zamaさんの個展「Magic Box」開催中です。



場所は、パナマホテル・ティールームのすぐお隣り。
日本町だった場所にある、歴史ある建物がまたよいのです。


SHOKOさんはシアトル在住で、太極拳や気功の先生でもあります。

ドローイングは20代のときからもう何十年も続けてらしたそうですが、さいきんは舞踏パフォーマンスもされています。

オープニングナイトには残念ながら行けなかったのですが、このウインドウの中のコスチュームを着て、もうひとりの舞踏家とペアで1時間ほどパフォーマンスをして、盛況だったそう。

SHOKOさんのインスタグラムで、そのようすが公開されてます。動画もあり。

https://www.instagram.com/zamas99/?hl=ja
@zamas99 

8月17日(土)にはお隣のティールームで、9月5日(木)にはギャラリーで、ふたたびパフォーマンスをするそうですよ!



SHOKOさんは編み物や手芸などがとても好きで、「リクレイム」、つまり使われなくなった古いものを取り上げて新しい用途に使う、ということにとても興味を持っているので、素材はほとんどスリフトショップで手に入れたり、友人から譲ってもらう不用品なのだそうです。

このコスチュームも、ずっと以前にもらった不用品の糸で編み上げたものだといいます。

後ろの金箔のパネルもスリフトショップで購入した古いキャンバスを再利用し、紅茶のティーバッグの紙や洋服の型紙を張り合わせて面白いテクスチャーを出しています。



こちらのコスチュームも、不要なチュールとスリフトショップでみつけたトップを合わせたものだそうです。


無造作に留めたようなチュールの重なりあうシルエットがすごくきれい。


大型の絵もいくつかあるのですが、小さな額のシリーズがとても素敵です。


15種類の連作に、やはりシアトル在住の詩人、David Thornbrughさんがそれぞれ詩をつけています。「ekphrastic free verse(エクフラスティック自由詩)」という手法だそうで、これはつまり、絵画を見て、そこに見たものや主題を詩にしていくということらしい。

そういう手法に名前があるとは知らなかった。
「エクフラスティック」は「ありありと描写する」というギリシャ語由来の語「エクフラシス」の形容詞形です。



この小品シリーズはもう4年ほど制作しているそうで、ここにも辞書の挿絵やボタンなどのリクレイム素材がたくさん登場してます。

セイウチ可愛い。


ドローイングは細かい針仕事を思わせる繊細さとオーガニックで自由な動きがあって、リクレイムされた古い素材と一緒になって、不思議な詩的な世界を作り出してます。

たぶん、SHOKOさんが続けてきた編み物や針仕事のリズムや様式が、そのベースにあるのではないかと思う。

つい昨日、偶然ウェブで見つけたピエール・アレシンスキーさんというベルギーのアーティスト(1927年生まれ)の作品に、なんだかとても共鳴するところがあると思ってSHOKOさんに聞いてみたら、やはりご存知でした。

スタイルは似ていないのだけれど、モチーフとか叙情性、見ている風景が重なっている。



こちらは「完全に自己流」という装飾的な書。

とにかく楽しくやりたいのだというSHOKO画伯です。


週末は在廊されてるそうですよ。
ギャラリーの営業時間は木曜日〜日曜日、12時から午後5時までです。会期は9月末まで。

8月17日(土)のパフォーマンスは、午後3時、4時、5時の3回で、それぞれ30分程度の予定。
9月5日(木)のパフォーマンスは、午後7時からです。

場所)
Bonfire Gellery
603 S. Main St. Seattle, WA 98101

にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

https://ping.blogmura.com/xmlrpc/nxpodt2pc09a/

2019/08/07

ブロックパーティー


きのう、道ばたに落ちていたもの。

もしもしお客さん、終電ですよ。


8月6日火曜日はNational Night Out Day

近所の人達と集まって親睦を深めて、近所に誰が住んでいるのか知っておき、犯罪を防ごうという趣旨のブロックパーティーがあちこちで開催されてました。上の写真はうちのストリートじゃないけどわりと近所です。かわいい手描きバナー。

ブロック全体を通行止めにして、子どもたちが遊んだり、大人がお酒飲んだりという一夜。



唐揚げとブドウをもって参戦。醤油の量をまちがえて濃い味になっちゃった。
行ったのがちょっと遅かったので、すこし寒かった。(ブロックパーティーはだいたいどこも、午後6時から10時。一段落した8時ころに、花売り娘キリコちゃんと一緒にのこのこ出向きました)

ここは犬パーティー?と思うくらいたくさんのわんこが集まっていました。


キリコちゃん、生後2ヶ月のバーニーズマウンテンドッグ、ハーリーちゃんにおもいきり食われるの図。
めっちゃかわいいがエネルギーのかたまり。口に入るものはなんでも噛む。

そのほか、すぐご近所でも顔をあわせたことのなかった人や犬とお知り合いになれました。


まだまだ日が長くて、のんびりしてるとあっという間に9時とかになっている。


こちらはおととい、月曜日のグリーンレイク。
午後8時すぎ。
通りかかったらちょうど日が沈むところで、あまりに綺麗なので車をとめてしばらく散歩しちゃいました。

このところ数日少し暑かったけど、それでも28度C程度。
今年はほんとにとても爽やかな夏です。

猛暑がつづいている日本の方にはもうしわけないくらいだ。
暑い地域の方、ほんとにお気をつけてお過ごしくださいねー!

にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2019/07/27

シアトル日本庭園の無料イベント


シアトル日本庭園で毎年恒例となったWandering & Wondering 舞踏パフォーマンス

今年で第9回目だそうです。

ここに掲載している写真は、2017年の回に撮ったもの。

この時は、山火事の煙でシアトル市内全体が赤っぽく煙ってたのでした。
今年はまだ幸い、この周辺では山火事は広がっていませんね。


舞踏集団DAIPANbutoh Collectiveによる、緑の中の不思議なパフォーマンス。

今年の開催は8月1日(木曜日)。

この日は、謎の舞踏家たちが庭園のあちこちでゆらゆら踊っているのが見られるうえに、日本庭園の入園料が午後1時以降は無料になります!(いつもは大人8ドル)。
 
舞踏家たちのパフォーマンスは3時半〜6時半。


お天気も良さそうです。日本庭園とのコラボレーション、お近くの方はぜひ。


また、明日の日曜日、7月28日にはクボタ・ガーデンで正午〜午後3時まで、同じメンバーのパフォーマンスがあるそうですよ。


それから、この庭園で行われたWandering&Wonderingの舞踏の写真が、フィニーリッジのベーカリー&カフェFresh Flours (6015 Phinney Ave. N)で8月末日まで、シアトル日本庭園で8月1日から9月30日まで展示されてます。


不肖わたくしTomozoの撮った写真も展示されております。



フレッシュフラワーズには、このようなかんじで展示されてます。
ストロベリールバーブのペストリーがおいしいです。


ここでマックブックを開いて困った顔をしている日本人のおばちゃんがいたらそれは私かもしれません。
今週は驚くほど仕事がすすまないー‼ 脳がフリーズしているようです‼困った。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ