2010/12/21

沈んだ町の湖 



不思議な湖に連れていってもらった。

シアトルからは車で30〜40分くらいのところにある、Rattlesnake lake。


湖岸や水の中に、日にさらされて色あせた大木の切り株がてんてんと並んでいる。


昔、この湖の周りには小さな町があった。発電のために近くにダムを建設したところ、ダムの貯水池の地盤から水が漏れだして、この湖の水位がどんどん上がって、ひと夏で町がなくなってしまった。
History Link に当時(1915年)の写真が載っている。屋根まで水に浸かった家々。
その10年くらい前に、近くに鉄道が敷かれるのと同時にできた、新しい町だったらしい。建てたばかりのマイホームだったのね(涙)。


シュールな風景の中、犬のお散歩に来る人が多い。




切り株から新しい枝が出て、なんともいえない形の木になっているのもある。
なにかスピリチュアルな感じのする場所。


湖の水位は季節や雨量によって大変変わるのだそうだ。
夏にはボートを車で持ってきて魚釣りをする人もいるそうだけど、びゅうびゅう寒風の吹く12月の夕方には誰も湖上にはいなかった。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、TomoQさん!
    お写真はプロでいらっしゃるのでしょうか。
    どれもすばらしくきれい!
    今日の光景も、とってもアメリカ的に見えます。
    まるでツインピークスみたいだわ、
    まるでLLBeanの広告みたいだわ、と私の
    貧困なイメージ喚起能力では、
    こんなことしか思いつかないのが残念ですが。
    長い棒をくわえた犬のかわいいこと!うれしそう!(笑)
    Rattlesnake lake、近くの町には大変な歴史があったのですね。
    ドライブに行きたい〜〜〜
    アメリカにあこがれているgigiより

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  2. mllegigiさん、こんにちは〜。ご覧くださってありがとう♪いーえプロだなんてとんでもないです。でもありがとう(照。
    ジジさんのテーブル写真もとても素敵です。
    >ツインピークス
    鋭いっ!今回触れませんでしたが、この近くがあの舞台になった町なのですよ!2枚目の写真の右の後ろのほうに隠れているのがツインピークスに出てくる山です。そのうち例のチェリーパイの店にも行ってみようと思います。

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