2010/12/11

クリスマスライト


 シアトルダウンタウンのクリスマスライト。バナリパ前。

クリスマスの飾りのライトのことを、日本では「クリスマスイルミネーション」と呼ぶのが一般的らしいが、米語ではほとんどの場合 Christmas lights と呼ぶ。ぐぐってみると、"Christmas lights"では「 約 42,900,000 件」、"Christmas illuminations"では「約 114,000 件」。ウィキペディアの記事もChristmas Lightsとなっていた。

illuminations で検索してトップに出てくるのは外国人向けに日本の人が書いた日本のイルミネーション名所案内だった。上位に来てるのはほかにも日本のサイトが多い。英国のサイトもあるので、クイーンズ・イングリッシュではilluminations のほうが一般的なのかもしれない。

 日本では「クリスマスライト」というと、飾り付けられた状態のじゃなくて飾り用照明のブツを指し、飾った状態でキラキラしているものを「イルミネーション」と呼び分けてるようですね。


これは Macy's 前。

「ルミナリエ」は見たことないけど、東京もともと街並みがピカピカ清潔で街灯も明るいので、この時期になるともう本当に街中がキラキラしている。それに比べると、シアトルのクリスマスライトは落ち着いているというか、地味。

日本のクリスマスイルミネーションは、東京ディズニーランド開園あたりから本格的になってきたのじゃないかと思う。それから山下達郎が流れるバブルの時期を経て、ものすごく洗練された独自のものになった。シアトルのクリスマスライトはまだLEDもそんなに使われていないし、たぶん30年前とそんなにかわっていない。照明デザイナーが演出する、青や紫のLEDを駆使した東京の繁華街のイルミネーションとは比べるべくもない。

もともとアメリカの街の照明は日本に比べると暗い。街灯もオレンジ色だし。
日本に帰るたびに、東京の夜の明るさに本当に驚く。郊外の住宅街だって道は水銀灯でくまなく照らされてるし、夜中もコンビニの蛍光灯が輝いているし。なにもこんなに明るくしなくても、といつも思う。そこまで街を明るくしたいと思う原動力って何なのだろう。

アメリカでは住宅街の中に、極端に力の入ったクリスマスライト作品(と呼ぶしかない)がぱらぱらと脈絡なく存在する。どの住宅街にも一定の割合で、クリスマスライトに命をかけている家が存在して、巨大スノーマンとかトナカイが前庭に出現する。

 12月になると近所をこんな格好で走り回るおじいちゃんもニュースになっていた。可愛いじいちゃん。感電しないといいけど…。


Macy's 前には小さな回転木馬も毎年設置され、大きなツリーも飾られているのだが、何となく寂しい。クリスマス前の週末なのに、今年は買い物客の人出が少ない気がする。不景気のせいか。来年は上向きになってくれるでしょうか。

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