2018/01/01
あけましておめでとうございます。鍋と護摩とトリの謎
あけましておめでとうございます。
気がつけば2018年です。
去年はうっかり、恐ろしいモチの話で終えてしまいました。
こんなよた話ばかりのブログに遊びに来てくださってありがとうございます。
なんのお役にもたちませんが、今年もどうぞよろしく!
新しい年が良い年でありますように。願わくば平和でありますように。
大晦日の夜はシアトル高野山の護摩にいってきました。
ごんごん燃えていました。
おぜんざいもいただきました。美味しかったです〜!!
しかしこのトリが気になって気になって…。
帰りに御坊様か関係者に聞いてみようと思ったら、おぜんざいをいただくのに夢中になってトリについてお尋ねするのをすっかり失念。
マダムMに写真を送ったところ、
「鳳凰?」
あっなるほど!(ていうかその他のなに?ってことだ)
絶対に七面鳥ではないと思ったんだけどね。
でもこの吊るされ方がどうも肉屋を思い起こさせるのである。
護摩をきいておぜんざいを(2杯)いただいて、すっかり満腹で車に戻ると、午前2時22分でした。スーパー満月だったらしいです。
冷たそうな靄が高いところに切れぎれにかかる、透明度の高いキレイな夜空でした。
翌朝の元日は快晴。寒い朝は飛行機雲がよく見える。
見ていると心配になるくらい、飛行機が垂直に上昇していくこともある。
あれってこちらの目の錯覚なんだろうか?ほとんどロケット?と思うような90度の角度で上昇してくのを見るんだけど。
今朝はほんとうにキレイな朝で、ちょっと遅めの初日の出(地平線からでなく、フィニーの丘の家の屋根の上からでてくる)をリビングでお迎えいたしました。
今年もまたクリスマスツリーもお正月のお飾りも何もしなかったのだけど、息子の部屋に行ったら一画がなんとなく正月っぽくなっていました。
CTちゃんが日本から送ってくれたおめでたい飴ちゃん、Kちゃんがバラードマーケットで買ってきたくりくりパーマみたいな松の枝、そしてアンバー色のフレンチプレス。
大晦日は簡単に家で鍋にしようー!といったら、Kちゃんの大学のお友達でサンディエゴから遊びに来ているマルタ(仮名。ほんとうは忘れた)ちゃんも呼んでいい?というのでおーいいよ!となってワカモノ3人とのディナーとなった。
来年はちゃんとジェニファーちゃんたちもお招きできるように半年前くらいから計画しよう…。
ワカモノが3人揃うだけで舞い上がり、うちの土鍋はちっちゃいので、大晦日のウワジマヤで9号の土鍋買っちゃったよ。
前からちょっと大きめの鍋が欲しかったので、えいっ!とフンパツ。90ドルなり。
日本で買えば半分以下の値段なんだろうけど、これをスーツケースに入れて帰ってくることを考えたらまあ仕方のない値段なのかも。
土鍋フロム・ダークサイドという感じに黒光りしている鍋にしました。なかなかいい感じになります。
鍋は鱈ちりに豚肉も投入の寄せ鍋。お嬢さんたちもよく食べてくれました。
このあと『ブラック・ミラー』新シーズンのくっらーーいエピソードを見て、キッズはKちゃんちの年越しへ、わたしは高野山へ。
元日は年内にやり残した仕事があり、自業自得で年初から稼働。
でもパンパンにタイトではないので、近所を散歩したり、マダムMがこの間ハワイに持ってきてくれた新書の『南方熊楠』を読んだり、おひとり様で静かにふつふつと平和な、よい元旦でした。
ラベル:
Ballard,
スピリチュアル・信仰・宗教,
祈る人,
冬
2017/12/29
恐ろしいココナツもち
ハワイに住んでいた頃、持ち寄りのポットラックパーティーに必ず誰かしらが持ってくるスイーツが、この「ココナツもち」でした。
もとはフィリピンのお菓子らしいけど、ハワイではすっかりローカルフードとして定着してて、みんな大好きなココナツもち。
あえて自分で作ったことはなかったんだけど、この間オアフ島に行って、マダムMがうわごとのようにココナツもちー、と言っているのを耳にしたら無性に食べたくなって、ハレイワのスーパーで発見して即買い。夕方のサンセットビーチで、たぶん500グラムはゆうにあったもち1パックを二人でぺろりと食べてしまい、それ以来ココナツもちブームが止まらない。
作ってみたらこれが、びっくりするくらい簡単なんですね。
材料は、
バター 1本(4オンス、約110グラム)
卵 4個
エバミルク 1缶(12オンス)
ココナツミルク 1缶(13.5オンス)
ヴァニラエッセンス 少々
もちこ 3カップ(1箱)
さとう 1カップ〜2カップ
ベーキングパウダー 小さじ2
オプションで抹茶 大さじ1
オプションでココナツフレーク 少々
とこれを、順番にぐるぐるまぜて華氏350度のオーブンで1時間くらい焼くだけで実に簡単。
もとのレシピは、こちら。でもお砂糖2カップはやっぱり多いと思うので、わたしは1カップ強くらいで作ります。
こちらは抹茶を入れたバージョン。すこし焼きすぎた。
抹茶入りのほうが味が上品になって、さらにさらにどんどんいけちゃいます。
作るのも簡単だけど、食べるのはさらに簡単。あっという間にどんどん食べてしまうので大変恐ろしいモチです。
バターに卵に砂糖にもちこたっぷり、栄養満点カロリー満点の食品ですので充分にお気をつけください。
ところで、アメリカのレシピってよく材料のとこに「バター 1 STICK」って出てきます。
アメリカで売ってるバターのほとんどは、1ポンド(453g)の箱に4本のバターが入ってるので、その1本ってことなんだけど、これって何カップになるの?とぐぐってみたら。
グーグル先生の単位換算(ポンド>グラムとか、エーカー>ヘクタールとか)はいつもたいへんお世話になっているのですが 、「バター1本」も単位のなかにあったのだった!
でもなぜかグラム換算がないんだよ。なぜなのグーグル先生?
2017/12/28
ねずみの王様、花の踊りと近所の凄惨な現場
シアトルセンターでやっている、パシフィック・ノースウエスト・バレエの『くるみ割り人形』をみにいってきました。
ドラゴンスレイヤーM助ちゃんが連れてってくれた。サンキュードラゴンスレイヤー!
一昨年までのモーリス・センダックの舞台美術のやつはとうとう見逃してしまったんですが、この新しいのもたいへん素敵でした。
序曲のあいだに流れる導入部のCGもすごくキレイだった。雪の降りしきる中、真っ白な林を抜け、村はずれから村の通りを抜け、お屋敷に到着するムービー。
観に行った回のはクララちゃん役が黒人の女の子で、へえーと思いました。
そして観に来てる小さな女の子たちがみんなお姫様みたいなキラキラ衣装で超絶かわいかった。
Kちゃんちもだけど、女の子のいる家では、毎年ふわふわのスカートを履いて『くるみ割り人形』を観に行くというファミリー行事があるとこが多いみたいですね。キラキラでいいなあ。
頭がいっぱいついてるねずみの王様が怖かったよ。
花のワルツがキレイすぎて泣けた。
こんなにキャッチーで美しい音楽がこの世にほかにあるだろうか。いやあるけど、やっぱりすごいなチャイコフスキーさん。
こちらはニューヨーク・シティ・バレエの。ジョージ・バランシンさんの振り付けで、シアトルのPNB公演とおなじ。
でも舞台美術も衣装もシアトルのほうがだんぜん可愛いよ!!!
ところでおととい、雪の積もった次の日に久々にちょっと遠くまで散歩に出てみたら。
もうすっかり道路から雪は消えていたのだけど、とあるお庭になんだか凄惨な現場が展開されていて目を引き寄せられました。
…一家全滅みたいでこわい。
2017/12/27
クリスマスディナーの子どもたち
クリスマスは、息子カノジョKちゃんのママ、ジェニファーちゃんの25年来のママ友キャリーさんのおうちになぜか息子ともどもお招きいただきました。隣の家の人もついてきちゃったよー的な微妙なお招きで、えっ?誰?わたし?なぜ?と最初は躊躇したんだけど、楽しかった。
ジェニファーちゃんちはご夫妻と東海岸から来てるお父さんと娘たちで総勢5名プラスお姉ちゃんのボーイフレンド、うちが2名、キャリーさんち4名にお嬢さんのボーイフレンドという、13名のディナーでした。
キャリーさんとジェニファーちゃんとは、 長女ブリちゃん(Kちゃんのお姉ちゃん)が生まれる前からのつきあいで、ほぼ同時期に生まれた娘たちも幼稚園から高校までずーっと一緒で仲良しだったのだそうだ。で、クリスマスはここ何年もずっと一緒にお祝いしているのだそうです。
ディナーのメインはキャリーさんとお嬢さんが作ったビーフブルギニョン。
わたしはジェニファーちゃんご所望で、クランベリーソースを持っていった。だからメインはハムなのかと思ったらビーフでびっくり。
写真は全くひどくてごめんなさい。写真だとおいしくなさそう。
でもすべてうまかったです!このほかにもサラダやポテトの付け合せがいっぱい。
キャリーさんのお祖父様とお祖母様はノルウェーからの移民で、バラードが北欧タウンだった頃のオリジナル住民だったそう。お祖父様は漁師で、ちっちゃい船でアラスカまで漁に出ていたのだとか。
だからおうちの中にもスカンジナビア風のインテリアがたくさんあって可愛かった。
そうして、ジェニファーちゃんのお祖父様は英国人でスリランカで農園を経営していた人なので、英国風のプラムケーキがなくてはクリスマスにならないのらしい。
こういうプラムケーキを子どもの頃から毎年クリスマスに食べていたそうで、お正月のお雑煮的存在なんでしょうか。本当は中に金貨が入ってるんだって。
これにゴボゴボとブランデーをかけ、火をともす儀式をやってくれました。
さらにKちゃんシスター、ブリちゃんが毎年つくるというブッシュドノエル。
キャリーさんちの旦那さんがつくったチョコトフィー。そしてノルウェー風スイーツの数々と、デザートも大充実。
大人はディナーテーブルに座り、「キッズ」はリビングのテーブルへ。キッズたちは22歳から26歳で、ここんちの美女リアちゃんとそのボーイフレンド、弟のベンくん、ジェニファーちゃんとこの姉妹とそれぞれのボーイフレンド、そして犬、という、すごくかさばるキッズルームだった。
クリスマスって、若者たちはボーイフレンドやガールフレンドの家にこうやって招かれてディナーに行くものなのね? みんなお育ちの良いお嬢さんと青年たちで(うちの子は除く)、とても礼儀正しく感じの良い子たちばかりでした。
わんこのオーディンちゃんは、お気に入りのブリちゃんはじめ、人がいっぱい来たので嬉しくてちびってしまっていた。ラブラドールとプードルのミックスだそうです。かわええ。
今年も平和なクリスマスでした。
2017/12/25
雪のクリスマス、ピンクの帽子
『ゆきのひ』って書いたら、シアトルは本当に雪のクリスマスになりました。
良いクリスマスをお過ごしでしたでしょうか。
シアトルではイブの午後から雪が降り始めて、クリスマスの日もまだチラチラ降ってます。
こんな立派なホワイトクリスマスになったのは、覚えているかぎりでは初めてだ(しかし物忘れが激しいのであてになりません)。
近所でデコレーションがいちばん派手な家。一見そうでもないように見えるかもしれませんが、これがですね奥様!右上の窓はアニメーションになっておりまして、音楽と共に次々に画像が変わるのです。
そしてもちろん家の周りにとりつけられたネオンも、音楽に合わせてチカチカします。
イブの夜はやってなかったけど。
降ったあとは少し温度も上がったので、さいわい道路はカチカチになったりしませんでした。
道路のまんなかにある花壇(ラウンドアバウトの真ん中)のひまわりたち。
スノーマンを発見。けっこう立派な雪だるまが充分できる積雪量だったのでした。
なんとイブの日に納品っていう仕事が1件あったんですが(日本はクリスマスもふつうに営業日なんだったよね!)、それでようやく一段落したので、イブの夜は家で焼き肉!
はりきって焼肉タレも作ったよ!
それから『スター・ウォーズ』を観に行ってまいりました。やっと行けた!
帰ってきてから、シアトルのカトリック教会、セント・ジェームズ教会の深夜ミサの中継を観てました。
こういう普通の町の教会(とはいってもシアトルでは多分いちばん大きくて有力なカトリック教会なのだろうけど)のミサのテレビ中継を見るのは初めてでした。
司祭さん(でいいのか)のピンクのぼうし(「カロッタ」っていうのね。初めて知りました)に萌える。
カラーは位階をしめすのらしい。
このあとみたバチカンのやつでは赤い人とピンクの人がいて、法王さんのは白だった。
わたしはカトリックではないので、進行がいまいちよくわかっていませんが、ほんとうに面白い。
テレビで見ると、その場に実際にあるものは呼吸できないかわりに、その場にいたのでは絶対に見られない角度や細部が見られるし。
セント・ジェームズ教会の礼拝は、ただただ荘厳なバチカンのミサやロンドンのでかい教会のミサとは違い、なんだかご近所感がいっぱいで楽しかった。
音楽も進行も、町の教会らしく手作り感が溢れてて、なんていうかコミュニティのイベントって感じがする。
司祭さんもふつうに英語で話してるし(当たり前だけど)、高校の校長先生みたいな気さくな感じだし。説教は「神はわたしたちを互いに憎むようにはおつくりにならなかった」と愛のメッセージ。
来てる人を見てるのも面白い。みんな着てるものマチマチでパタゴニアのダウンジャケット着たままのおじさんもいるし。聖堂は寒いのかしら。
周りのひとたちと握手を交わすあいさつの時間(すいません名詞がわかりません)のあと、係の人たち(なんか役職名があるのでしょうね、信徒のなかの、礼服を着てお手伝いをする人たち)が、サニタイザーで手を拭いているのをわたしは見てしまった。
そのあと聖餐式(カトリックでは別名かも)のお手伝いでウェハースを運んだりする役目だからかもしれません。
テレビ(ローカルのKING局)では、この深夜ミサの同時中継のあとに、バチカンで行われたミサの録画が流れてました。
もう深夜すぎてたので最初だけ見ようと思ったけど、あまりにキレイなので1時間くらい観ちゃった。
司祭さんたちの入場のところ、両側の参列者がみんなスマートフォンで写真撮ってるのがなんともいえん。
そしてバチカンの本場聖歌隊の歌が美しすぎる。 朗読もたまらんほど美しい。読んでるのもふつうにイケメン。この伝統の厚みはやっぱり圧倒的。
バチカンのミサの参列者はまた、前列のほうはえらいゴージャスなマダムとかがたくさんいらして、いったいあの聖堂の前の列にこの日座っている参列者がどういう人々なのかわからないけど、かなりのセレブには違いなく、映画から出てきたみたいなキメキメな人たちが多い。
そしてカメラは若いイケメンを追う。
さらに世界から集まった司教さんたちが色々な意味でたいへん見応えがある。
『スター・ウォーズ』を観た直後だったので、前のほうに整然と座っている白い礼服の司祭さんたちがストームトルーパーに見えてしまって、自分でもちょっと驚いた。
しかしセント・ピーターズ大聖堂。とほうもない建物ですね。
生きてるうちに行かなくちゃ。
ラベル:
シアトル日記,
スピリチュアル・信仰・宗教,
祈る人,
冬
2017/12/23
ふくらハミングバード、すしツリー、ゆきのひ
こないだ大学キャンパスでみかけた、ハミングバード。なんとなく膨らまってます。
スズメは寒いとまんまるになるけど、ハミングバードも丸くなるのだろうか。
今夜は寒いよ〜!20度台だって!(といっても摂氏でマイナス2度。NYCとかシカゴにくらべたらどってことないですね)
明日・明後日は雪になるかも!ホワイトクリスマスかも!という予報もでてます。
て、気がついたらもう明日はクリスマスイブではないか!
日本はもうクリスマスになってしまうのだ!
日本から寿司ツリーがとどいた。萌える。寿司くいてー。
今年のホリデー切手は、エズラ=ジャック・キーツの『ゆきのひ』でした!
というのは、もうカードを書き始めてから知った。時はすでに12月なかば。
あら切手買ってなかった、と思ってUSPSのウェブでキーツの切手を見て、うあああああこれは買うしかない!と思ってぽちったのだけど、カード発送にはまったく間に合いませんでした(笑)いつもながら見事な手際の悪さ。
この切手は来年のカードに使います、たぶん。
そしてすでに何年分かのホリデー切手の使いかけがたまっていたことに気づく。切手って額面小さいけど、販売部数に対して使われない率高いよね。
丸い月とキャベツみたいな多肉ちゃんの切手は、国際郵便用フォーエバースタンプ。
フォーエバースタンプって郵便料金が変わっても(だいたい毎年値上がりする)永遠に使い続けられるって素敵なシステムです。今は日本でもあるのかな?
そういえば、子どもの頃、切手の収集をしていたのだった!
ピンセットでつまんで大切に収集用のアルバムに並べていたけど、あの切手帳どこいっちゃったんだろう。
2017/12/22
今週のトレーダー・ジョーズさん 危険な季節の戦うハニー
先週Trader Joe's で買ってしまった蜂蜜つめあわせ9ドル99セント。
この季節はいろいろギフト用に、ふだん見慣れない詰め合わせ製品や限定グッズが異常に増えるので、たいへん危険なのである。
なんか戦隊ものチックな。たたかうハニー。
蜂蜜がわりと異常に近いくらい好きなので、ファーマーズマーケットに行くとかならずフラフラと蜂蜜を買い集めてしまう。ハワイに行っても絶対買おうと思っていたのは蜂蜜だった。前世で蜂飼いか、もしくは蜂だったのかもしれない。
色がキレイなのでテーブルに置いて癒やされてます。
でもこのボトルなー。
可愛いんだけど、あまり実用的ではありませんね。
テーブルに蜂蜜を出しておいたら、なんかちょっと禍々しいかんじの蜂が来ていた。
Tyler the Creator の新しいアルバム(ビニール盤)についてきたオマケだそうです。
蜂蜜にも弱いけど塩にも弱いのよ。
トレジョのギフトは値段もお手頃でパッケージがツボすぎる。
これは去年やはりトレジョで自分用に買ってしまった塩の詰め合わせギフトセット。
そしてまだ小さじ1杯しか使ってなかった!
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