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2021/07/29

不思議な植木と庭のにわとり



世間はオリンピックとかデルタ株とかいろいろ動いていますが、とりあえず爽やかで穏やかなシアトルの7月です。


バーもクラブもレストランも「フルオープン」になり、街はどこもまた混んできて、すっかりコロナ前の生活が戻ってきたかのような7月でした。


マスクをしないで出かけるのにやっと慣れてきたと思ったら、またCDC(疾病予防管理センター)が「ワクチン接種が済んだ人も、室内ではマスク着用を」と呼びかけをしてます。

ええ、いくらかでも感染が防げるなら、マスクくらい、いくらでもしますが。


ワクチンがたくさんあまっているのにアメリカで接種率が上がらないのは、ワクチンを打つと人造人間に替えられてしまうとかなにか埋め込まれるとか遺伝子が変わってしまうとか、そういう恐怖を持っている人がとても多いという以上に、政府、とくに現政権に対する不信感を、前の政権とその支持者が強烈に煽ったからでもあります。

不思議な意思が働いている。

米国のキリスト教会の指導者のなかには、信徒に向かって、マスクもするな、ワクチンは打つな、と教えている人がいるという、それもなぜそうなるのか不思議な世の中。

オリンピック開催中の東京からも感染増加のニュースが流れてくる。

なかなか終わりませんね。



近所のローズガーデンの植木が、ものすごく斬新な刈り込み方をされています。
しかも、奥のほうから少しずつ変化しているのも、意図的なのか、たまたまなのか。

 


すぐ近所のお庭の、立派なにわとり。

ふつうに前庭をうろうろし、歩道を横切ってたまに車道も闊歩している。まったくもってのどかな住宅街です。


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2021/06/29

華氏100度の午後


最高気温華氏106度(摂氏41度)の予報もでていた昨日、月曜日。

気温は上がったけれど、そこそこ風があって、iPhoneの天気情報によると、午後4時の華氏100度、摂氏約38度が最高気温でした。

一歩そとにでるとむわっと煮えるような熱気に包まれるものの、まとわりつくような湿度がないし、風があるので、木陰に入ってじっとしていれば汗もかきませんでした。



グリーンレイクは水浴びする人や犬で混雑してました。

とにかく水に入りたくなる気温。しかしまだ6月なのよね。



きょう火曜日は、最高気温30度Cという、シアトルにしてはちょっと暑めではあるものの、通常運転の夏にもどりました。

午前中、そとの木陰で本を読んでいたらちょっと肌寒かったくらい。




ノースウェストはチェリーの季節。

グルメでまめなスーパーお母さんPちゃんからいただいた、ホームメイドのチェリーリザーブ。うまうま。


 


ホノルルから弾丸旅行でやってきたいつもながらフットワーク軽い波乗り翻訳者えりぴょんとともに、Pちゃん邸で深夜の饗宴におまねきいただきました。
ご子息の焼いたローストビーフ、そしてシーズンのカッパーリバー産サーモン。



塩だけでグリルしたサーモンがうますぎ悶絶。

Pちゃん邸の冷蔵庫とパントリーからは、産地直送(まじで)の新米から魚やら分厚い肉やらデザートやらが次から次へと出てきてミラクル。童話のなんでもでてくる袋みたいだ。

「ばりばり働く」というのはこの人のためにある言葉だろうと思わせるほど働きもののPちゃん。おいしく食べることにもほんとに楽しそうに力を注いでます。

いつも生活を楽しんでるなあ、と思うし、まわりの人にもこうやっておいしい生活を分けてくれる。おなじシングルマザーでも力量が違うなあ…。。(´・ω・`)。。。 

 


昨日は「Due to heat」(熱波のため)で地元のドーナツ屋さんもカフェも時短営業。
ドーナツをもとめて、久しぶりにクリスピークリームに行っちゃいました。 

湖で水につかる人びとを眺めながら、ドーナツと冷たいコーヒー。


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2021/06/28

暑いです。


暑いです。
「シアトルが異常に暑いっていうけど大丈夫?」と、ルイジアナのグランマもカリフォルニアの友人も心配してテキストメッセージを送ってきてくれました。



きのう(日曜日)は36度C。きょう(月曜)は40度超えの予報だったけど、いまのところは微風もあってまだ過ごしやすい。


これを華氏で表示すると100度超えになってしまって、衝撃的な数字になる。

華氏100度は摂氏で約38度。100度を超えると、シアトルの人はみんな、オーマイガー!となってしまいます。



さいわい、うちのアパートはシアトルでは珍しくエアコンがついてます。冷房機能を使うことはめったにないのだけど、昨日の昼間はガンガンに稼働させてました。

冬に湿気がおおくてカビが生える問題があったので、数年前に大家さんがうちとすぐ下のあまり日当たりのよくない2ユニットだけにエアコンを導入してくれたのでした。同じビルでも南向きでものすごく日当たりのよいお部屋にはついてないので、申し訳ないようです。

お向かいの家の窓にも、今日ふと見たら、先週までなかったクーラーが装着されていました。
熱波が来るというのであわてて冷房装置を買ったおうちが多かったみたいです。



猫シッターも無事終了。
青年はこの週末、前々からの計画で友人とキャンプに行ってしまったので、ハワイからちょうど遊びにきた波乗り翻訳者えりぴょんに引っ越しをお手伝いしていただきました。




ミンクスちゃんはさいごの2日間ばかり、ようやくわたしたちに口をきいてくれるようになりました。

ようやく持ち運びもさせていただけるようになったところだったのに、なごりおしい。

 


前庭にはラズベリーも実っていた。


熱波は、あさって頃には山を越す見込み。


建物の外に一歩出ると、もあっと熱気に包まれるこの感じやアスファルトの強い照り返しが、日本の夏のようで懐かしいです。



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2021/06/05

働きバチの幸せ

爽やかな初夏のシアトルです。

関東はそろそろ蒸し暑い時期? 夏のあいだのシアトルは、蒸し暑い地域にいる方には申し訳ないくらい天国のような気候。

あっという間に6月で、気づけばもうライラックも藤も終わっていて、今は芍薬やバラ、アイリス、ポピーが盛りです。ライラックって意外に花期が短いね。




朝のさんぽで、スポットライトを浴びていた黄色のバラ。かきねから乗り出してるみたいでかわいい。



鬼芥子はどう転んでもかわいくはない。迫力がありますね。

 

アメフラシのようなアイリス。


きのうとおとといは30度C近い、真夏のような陽気でした。それでも風がとっても爽やか。


ここのところ、調子も低調というか地面すれすれだったので仕事もぼちぼち未満の受注だったのですが、今週はちょっとひさしぶりに大型案件をお引き受けしています。ちょうど体調がよくなってきたのと同時に打診があったので、なんとなくできる気がして。
なので世間がメモリアルデーな週末も、サマーブリーズな水曜日も、殊勝に仕事にはげんでおりました。ふだん3時間くらいしか働いてなかったからな。



 

でも、病気をしてから、焦らなくなったというか、無駄な緊張がなくなったようです。
以前だったらきっともっとストレスを感じていたと思う。

無駄な緊張やストレスがないと、空回りしないので、そのぶん仕事がはかどる。



あと数日は働き蜂のようにはたらく(笑)予定。

働き蜂って本当は幸せなんじゃないかって福岡伸一ハカセが書いていたけど、きっとそうだと思う。産卵マシーンとして一生を過ごす女王蜂よりも。世界を見て飛び回り、好きな蜜を集めてまわって。

「働きバチだけが、よく食べ、よく学び、労働の喜びを感じ、世界の広さと豊かさを知り、天寿を全うして死ぬ。おまけにしんどい産卵は他人まかせ。働きバチこそが生の時間を謳歌しているのである」
(福岡伸一「働きバチは不幸か」『生命と記憶のパラドクス』文春文庫)


たとえそれが遺伝子の命令のままだとしても、蜂たちは「やらされてる」とは思ってないよね、少なくとも。やる気まんまんでドーパミン出っぱなしだと思います。夏の蜂たちは。

ヒトななかなか、そういうふうにはいかないですね。



うれしいクリームパン。いろいろ幸せ。

 

 


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2020/07/25

デイジーは犬のニオイ



マーガレットは臭い。

ジェニファーちゃんにお庭のマーガレットをたくさんいただいて、テーブルの横にいけておいたのだけれど、朝ごはんを食べようと座ったら、雨に濡れた大型犬のようなニオイがただよってきてびっくり。

かなり強烈な犬くささでした。

そしてこの花を「マーガレット」といっても、ふつうのアメリカ人には通じないことも、いまさらながら発見。

Marguerite daisyというのが正式な名前みたいだけど、発音は女子名の「マーガレット」じゃなくてどちらかというとドイツっぽいかんじの「マルグレート」。

そしてたいていのアメリカ人にはこの花は単に「デイジー」と認識されているらしいです。

デイジーって、わたしのイメージではもっと小さい、こういうやつ


種屋さんのサイトより)だと思ってたんだけど、たしかに「daisy」で画像検索すると、わたしがマーガレットだと思っていた花がたくさんでてくる。


シアトルに来たころ、アメリカでは白蓮も木蓮もコブシも、さらにはタイサンボクまで「マグノリア」とひとくくりによばれていることに衝撃を受けたのだけど、デイジーにもこんなに大小があったのか。

『2001年宇宙の旅』で、コンピュータのHALちゃんがデイジーの歌をうたう悲しいシーンがありますが、あれはもしかしてマーガレットだったのか!とけっこうどうでもいい衝撃を受けているところです。








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2020/05/02

段階的再開とうすら寒い事実


もう5月ですね! 日本はゴールデンウィーク! 

桜が終わって、近所はリラ/ライラックの花だらけです。この写真↑は、1週間ほど前のもの。八重桜とライラックのパープル&ピンクの組み合わせが珍しく、少女歌劇のように華やかでした。風の強い日だったので盛大に花が散り、宝塚のフィナーレみたいだった。(宝塚、行ったことないです。すみません)


濃い色のも艶やかですね。

今日は朝から雨降りで、日本の「梅雨寒」という感じでした。そんなに湿度は高くないけど。しっとりして、一日家籠もりにはぴったり。



これも派手やかなロードデンドロンにライラックのパープルがすごい配色で目に飛び込んできます。


ほぼピンクの花もあり。ライラックっていろんな種類があるんですね。
この近所に引っ越してきてそろそろ6年になるけど、こんなにライラックがたくさんあったかな、と驚くほど。

ライラックが咲くと、ああもう初夏だなーと思う。



2週間ぶりくらいにサンセット・ヒルの公園に行ってみたら、こんな警告が出てました。

「混み合っている公園は、閉鎖することになってしまいますよ」
公園管理のスタッフが定期的に見回っていて、あまりに人が多い公園は閉鎖することになっています、という、シアトル市のお知らせ。

なので、大勢でピクニックをしたりという行為は避けるように、集まるな、という警告です。

ワシントン州では「Stay at home」令が5月末まで延長されると同時に、「フェイズ1」から「フェイズ4」までの段階的な「reopening(経済・社会活動の再開)」計画が発表されました。

各フェイズの間は様子を見ながら「最低3週間」を置くというもの。
これによると、順調に3週間ずつ推移したとして、50名以下の集会が許可されるのは6月中旬以降。50名以上の集会が許可されるのは7月以降。

美容院や床屋さん、レストランは条件つきで5月末ころから営業再開、かも? といったところです。だいたい、大方予想されていたとおりなのでは。もちろんこの間にまた患者激増なんてことにならなければ、ですが。

アメリカ人はおとなしくロックダウンに応じているなあ、と思っていたら、やはり先週くらいから、「いますぐロックダウンをやめろ」という人たちの抗議集会が散発してます。

日本でも報道されてるようだけど、とくにミシガン州がひどくて、民主党の女性知事を「独裁者」呼ばわりするグループが自動小銃で武装して州議会堂に詰めかけるという衝撃的な映像に目が点になりました。

 Hesiod Theogenyさんのツイートより。

ちょっといくらなんでもこれはネタだろうと思ったんだけど、これは本当にあった怖い話でした。

自動小銃を持って州議会堂におしかけたら普通は逮捕されるだろうと思うのだけど、そうならないのが不思議なこの国。
「凶器準備集合罪」てあったよね日本には? 暴走族の子どもたちが鉄パイプもって夜中に集まって神奈川県警に逮捕されてたけど、この人たちに比べたらかわいいもんだった。

ロックダウンに超反対している人々は、政府に命令されるのが嫌いな人、銃規制大反対派、トランプ支持者、ワクチン反対派。「自由を妨害するなー」「政府にそんな権利はない」と、各地で特に民主党の知事に対して激しく反応しています。特に銃規制反対派が活気づいている。

ふつうこういう人たちが自分の支持者だと表明していたら、少しでもまともなセンスのある政治家なら事態を収束させようとするものではないかと思うけれど、この国の大統領は民主党の知事に「お前がちょっと譲歩してなんとかしろ。この人たちはたいへん良い人たちで、ただ怒っているだけなのだ」とツイートして分裂を煽る一方です。

うすらトンカチだと笑って済ませられる事態ではないです。この人たちが支持するこのうすらトンカチが11月にまた再選されてしまう可能性が高いというのが、人類にとってのたいへん不都合な事実。


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2017/07/20

Rainless in Seattle


快晴つづきのシアトルです。もう1か月も雨が降ってないんだって!

毎日、朝起きると雲ひとつない爽やかな空で、雨が降る日もあるなんてことをすっかり忘れてしまいそう。

今年は冬が暗くて長くて、太陽がぜんぜん見られない日々が長かったのだったな、そういえば。

快晴続きだけど、気温は最高が27度Cくらい、最低が15度Cくらいで、家の中にずっと座って仕事をしていると身体が冷えてカーディガンをはおりたくなるくらい涼しい。
真っ昼間にひなたを歩くとさすがに汗だくになるけど。



近所ではジャスミンが満開で、あちこちからとても良い匂い。



ベランダのナスタチウムを、アオムシに食べられないうちに。

何を植えても長持ちしない魔のベランダだけど、今年のナスタチウムは例年よりもすこし長持ちしてます。

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2017/07/05

湖上の花火


山中湖。じゃなくて、タホマ山AKAレーニア山が見える、シアトル郊外の湖です。
シアトルからは車で1時間くらいか。


湖に面した知人の家で、独立記念日におよばれ。

湖を囲む家には大きいのも小さいのもみんな愛国精神にあふれた赤白青のデコレーションがされている。



日が暮れる前からあちこちで花火が上がる。鳥やケモノたちは大騒ぎ。世界の終わりだと思ったことでしょう。

よい月夜。
湖のまんなかで小さな花火大会があるので、小さなボートで見物に。

まだうっすらと山が見える。


まわりのお宅の花火が半端ない。ほんとに庭でやっていいの?と思うような、50メートル以上の高さのが、次々と上がる。



派手なミュージックもアナウンスも混雑もなく淡々と上がる花火大会。
水にうつる花火が面白い。


反映がトワイライト・ゾーン的な。


一度ボートに乗って水の上の花火を見てみたかったんだった。嬉しい。しかも、打ち上げ花火の音のほかは本当に静か。


このくらいの大きさの花火が、夜中近くまであっちの家でもこっちの家でも打ち上がってた。

ハワイの人も大晦日の爆竹と花火にとんでもない情熱とお金をつぎ込んでいたけど、このへんの人も相当なもの。
皆さん景気がよろしいのねえ。 すごいなあ。花火って経費で落とせるのかな。


お腹に響く大玉花火が空いっぱいに開く日本の花火大会にもまた行きたいけど、こんな嘘みたいに静かな混雑フリーの花火もこれはこれでしみじみ嬉しい。

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