2015/02/02
フットボールの魔物
スーパーボウルの日。
息子はとある観戦パーティーにお呼ばれして、ガールフレンドといっしょにバスでダウンタウンへでかけていきました。
89番、ワカモレ製作中の図。
わたしはいろいろやることが片付け切れず、第1クオーターが終わったところでやっと家をでて、クルマで5分のCTちゃんちへ。
日曜日の午後4時すぎ。
道路には人影がまるでなし。本当に「人っ子一人いない」 ってこのこと。ゾンビ映画でゾンビ菌にやられて無人になった町のようでした。
車道にもクルマはまばら。
しずまりかえった町を急いで、ワカモレ持ってCT家へ。
カンファレンス決勝戦よりももっと落ち着いて観られるかと思ったんだけど、最終クオーターの残り数分はもう生きた心地がしないとは、このこと、みたいな心地になりますねぇ。やっぱり。
そして。
何このドラマ。
さすが、シーホークス、負け方もドラマチックすぎ。
最後の2分間、前回の試合にも勝る大波乱でございましたね。
逆転されて残り2分を切って、オフェンスの最初の数プレイで小気味良く(リンチへの素晴らしいパス&キャッチと、あのUW出身カース君の奇跡のようなお手玉的キャッチのあと)ゴールライン目の前に来て、さああと残り1分未満、これはもう絶対勝つよね。
もう間違いないよね。
とシアトル中がバンザイの用意をした瞬間。
…という場面でまさかあのようなことが起こるとは。
サッカーもだけど、フットボールの試合終了前2分とかのフィールドには、通常の世界にはあり得ない、なにか異常な力がみなぎっています。
ほとんど生き死ににかかわるような殺気。
魔物が飛んでいる。
または天使。立場によって、見方も変わる。
いやいやあれは、ただ単に悪い采配だよと友人は言ってましたけど。しかしそれにしても、NFL史上に残る、あまりにも惜しい負け方だったのではないだろうか。
帰りに外に出ると、道がまるで朝の渋滞のように混んでました。
みんな、あのあとではそそくさと家路を目指すしかなかったんでしょう。
勝ってたらきっと皆もう少し残って祝杯を上げたり花火を上げたりしただろうから、これほど一度に道が混むことはなかったはず。
あのコールはないよな!首にしろオフェンスコーディネーター!という話で月曜の朝はもちきりなことでしょうが、この晩の帰り道、シアトル中の人が同じようにがっくりしてるんだと思うと、それはそれでなんだか不思議に心あたたまるような、しみじみとした感慨がありました。
ほんとに良い試合を見せてくれたなあ、と思います。
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