あけましておめでとうございます!
2011年が平和で実りの多い年になりますように。
前年は日本で年越しをしたので、今度がシアトルで過ごす、初めてのニューイヤー。
真夜中近くになって思い立って、息子と二人でアルカイ・ビーチの近くへ、スペースニードルの花火を見に行った。
湾のむこうにダウンタウンのビルとスペースニードルの見えるビューポイントはどこも大混雑で、もちろん駐車スペースなどあるわけがなく、渋滞で動かないのをいいことに消火栓の前に停めて車の中から花火を見物した。写真は息子が道を渡って公園で撮影。クレジットはこちら。
スペースニードルの後ろで花火があがるのかと思っていたら、スペースニードルから花火が吹き出してきて感動した。タワーの胴部分から横向きに赤い小さな火が一列に並んで出て来るところなんか宇宙ロケットのようで素敵だった。花火は10分くらいで終了。
アメリカの花火は、独立記念日と大晦日のもの。家庭で花火ができるのは7月4日と大晦日の数時間だけで、自治体によってやって良い花火の種類や時間が細かく決められている。
花火売り出しの期間も数日間だけ。こちらでは、規制のないインディアン居留地に花火スタンドがたくさん出るようだ。
シアトル市内では花火は全面禁止で、ホノルルに比べたら驚くほど静かな年の瀬だった。どちらにしても本土では独立記念日のほうが花火的には大きな祝日のようで、年末に花火が集中するハワイとはかなり違う。
ハワイの人の花火好きは尋常ではなく、毎年独立記念日と大晦日は大変なことになる。
とくに大晦日。
爆竹を何千発も吊るして壮大な音をたてるのが伝統なので(ええ、民家の軒先ではしごを出して)、住宅街には音と煙が充満して、爆竹や花火のかすが道に散らばり、市街戦のような景色になる。
気管支をいためる人も出るし、毎年のように、だれかが火傷したり、指をなくしたり、家が焼けたりというような惨事がニュースになる。
年の瀬のご近所爆竹パーティにうんざりしている人は少なくないようで、ホノルル市では昨年、今年から花火も爆竹も全面禁止にする議案が提出された。花火と爆竹に毎年何千ドルものお金と情熱を費やす市民があれだけいるのに、そんなものがすんなり通るわけない。結局「爆竹はひとりにつき5000発まで購入可」という法案になって可決されたようです。あんまり変わらないと思うんだけどー?
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