ハワイに住み始めたころ、冬になると日本のみかんが恋しくなったものだった。オレンジだっておいしいんだけど、手で皮がするするむける日本のみかんには代え難い。
あんまり私がみかんみかん言うものだから、母が生前、ほかのいろいろなものと一緒に密輸で送ってくれようとしたこともあった。
米国にはいっさいの柑橘類は輸入禁止。母が送ってくれたみかんも、税関で箱があけられ、取り出されて、「こんなものが入っていたので抜きました」というお知らせが代わりに入れられていた(悲。
それが4、5年前から、日本のみかんに良く似たカリフォルニア産クレメンティン種の
Cuties というのがコストコに登場。これは厳密にいうとみかんとは別種で、味にも時々あたりはずれがあるけど、みためはすっかりみかん!嬉しかった。
そしてシアトルでは、温州みかんの「
Satsuma 」が冬場はどこのスーパーでも手にはいる。
野菜や果物はなるべく地元産のものを買うようにしているけど、さすがにみかん農園はワシントン州にはなくて、この薩摩くんたちはフロリダから旅してきたもの。
冬の重い雲がたれこめる雨の日にも、キッチンにみかんがあると気持ちが明るくなるではないですか。
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