ラベル ウェブ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ウェブ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014/10/15

大気汚染リアルタイムマップ


ちょっと前にこんなサイトを見つけた。

アジアの大気汚染リアルタイムマップ

AQI-Air Quality Indexというのは「空気質指数」と訳されているようで、緑が「良い」、黄色が「ふつう」、オレンジが「健康に問題がある人には良くない」、赤が「健康に良くない」、そして紫になるともうストレートに「危険」となるのらしいです。

このサイトは中国で運営されているようだけど、なんにしても、中国がとにかく真っ赤で、しかもところどころ「紫」エリアまでまだらにあることがまず、衝撃。

日本は、東日本が黄色になっていることが多いけれど、おおむね緑。

そして、北米マップをクリックしてみると、そのグリーンの多さにまた衝撃を受ける。
ノースウェスト地域は東北や北海道のように、ほぼ全グリーンです。

シアトルの南に一箇所だけ飛び抜けて値の高い(PM2.5値)場所があるんですが、これはきっと計測サイトの隣に何かあるんだろうな。






日本やアメリカは汚染物質垂れ流しの時代から長い道のりを来たけど、中国……、ほんとにどうなっちゃうんでしょうね。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2014/03/07

グーグル先生の野望




どうも奴らが信用できない。



もはや、あの人たち無しでは毎日が考えられないくらい、すごーくお世話になっているのですが。

とっても便利なサービスを提供してくれるし、次々にすごく気になる面白そうな新しいものを持ってきては、ホラっどう?おもしろいでしょー、良かったら使ってみてよ♥と気前よく使わせてくれる。


しかもタダで。



言うことがまた、すがすがしい。

僕たちは、悪いことはしないって決めてるんだ!


そんな人たちのことを、信用しても良いものだろうか。





もちろん、Google先生のことです。



気づけばもう数年来、生活の多くを Google に頼っている。

何かわからないときには、思考するより早くグーグル先生に聞いてみると、思考するスピードの1000倍くらいの早さで答えを返してくれる。

仕事の日はほぼ1時間に10回くらいの勢いで、グーグル先生に頼りっぱなし。

メールは全部Gmail 。

メールアドレスは独自ドメインのを持ってるけど、それもGmail に転送すればどのPCからもマックからもスマートフォンからもすぐに見て返事ができるし、なんといっても下書きだって即同期してくれるさっくさくのシームレスさ、連絡先やフォルダの使い勝手の良さは圧倒的。最近追加されたプロモーションメールの振り分け機能も超べんり。

不気味なスパムメールがほぼ一切といっていいほど来ないのも、本当に快適。

このブログだってGoogle の無料サービス使用中ですし。

道がわからない時も交通機関を使いたいときも、新しい場所に行ったときも、Googld Mapが頼り。サンディエゴでもサウスダコタでも、ワイオミングの山の中でも、グーグル・マップがなかったらどれだけ不便だったことか。
 だから地面続きのカナダに行って、ローミングしたくないのでグーグルマップが使えないのには、心底いらついた。




写真や書類の保存はGoogle Driveにもお世話になっております。

もうグーグル先生なしには、人間としての生活が成り立たないくらいになってしまっている。

ではあるけど。というか、だからこそ。

ここまで生活を一企業に頼って良いのだろうか、と、ふと不安になる。

Google Drive は容量の多い有料版にして月に3ドルくらい支払ってるけど、まあそれだってタダみたいなもの。

ほとんどお金も払わずに、ここまで生活のコアを頼っているってどうなのか。


知らないうちに、自分の情報のすべてがGoogleの手に握られてる…ていうと妄想の世界のようであるが、実際、わたしに関する情報の多くが、もうすでにグーグルのサーバーの中に永久保存されているのはまぎれもない事実。


Google + をあんまり使いたくないのも、グーグル先生にソーシャルメディアまでお世話になりたくないからだ。Gメールをヘビーに使っているので、そこに直結したソーシャルメディアっていうのには抵抗がある。

でもブログサービスも使ってるので、囲い込みが最近アグレッシブだ。

Blogger にも最近、Bloggerプロフィールの代わりにGoogle + のプロフィールに替えませんか?というお誘いがついてたりする。

きっと先生は、ユーザー情報をぜんぶ統一してもっておきたいのだ。


それも恐らくは親切心から。


(ついでに、最近Gmail で添付書類のダウンロードボタンのよこにGoogleドライブのボタンがついてくるようになって、うっかり間違ってクリックしてしまうと、ローカルドライブや別の場所に保存しようと思っていたものもあっと言う間にGoogleドライブに保存されてしまって、後からわざわざ消すのが面倒だったらありゃしない。
あれももしかして、グーグルのサーバーに情報をたくさん集めるためのギミック?なんて疑りたくなる)

グーグル先生っていったい何を考えているんだろう。

たとえば、Google Glass。

今年発売されても、まだ本当に実用的になるにはあと数年かかる予定だそうで、実際に普及レベルにするのは2020年だというけれど。
あれ、今は単に面白いガジェットのレベルで取り上げられてるけど、本当に普及レベルの製品になったら、今のスマートフォンどころじゃない、破壊的に日常生活を変えるモノになるのは間違いないと思う。


それから、Google に買われたロボットたち



それから、ストリートビュー。

それから、You Tube。

先生は一体、なにをされたいのですか?

多分グーグル先生はまだ自分たちの世界征服の野望に自覚がないのかもしれない。

善意と熱意で始まった物事が、 いつのまにか妙な方向に行っちゃったことは、歴史をみれば枚挙にいとまがない。

ていうか善意のほうが、あからさまな悪意よりも始末が悪いことも、往々にしてある。

グーグル先生たちにはいつまでも末永くスローガンである「 DON'T BE EVIL」を実行してもらいたいものだけど、その前にそれをきちんと具体的に定義してくれないかな。

このロボットはちょっとやっぱりどこか EVIL に見えるんだけどな。

グーグル先生はきっと純粋に世界中の情報をすべて知りたいのだと思う。

むかしむかし、インターネットという単語がまだ世にあまり知られてなかった頃、初めてアメリカに来たときに、サンディエゴの書店で敬愛するアーシュラ・K・ル・グウィンの、日本語版未訳だった『Always Coming Home』という小説のペーパーバックをみつけて買った。

これは遠い未来の、米国北西部海岸地方の話。文明は衰退して、人びとは狩猟と採取の生活を送っている。いくつかの部族が海岸地域に点在していて、主人公の女の子は内陸の騎馬族の酋長を父に持ち、海岸の部族の娘を母に持つハーフ、という設定だった。

その部族に伝わる歌や伝説を織り交ぜた、野心的なファンタジーで、当時のわたしの英語読解力ではかなり難解だった。途中で何回も放り出しつつも、(紙の)辞書をひきながら苦労して何年もかけて読んだ。

うろ覚えなんだけど、たしかその中に、以前の文明世界で人間が作ったコンピュータが独立した知性を持つ存在になっていて、人間からいろんな情報を集めようとしている、というのが出て来た。

人間の文明が衰退してしまった後で、人工知能が独自に勝手な発展を遂げ、機能や目的とは無縁の超越的な存在になっている。

そのシステムは、別に人間に対する悪意や害意はなく、ただ純粋に、周りの世界で起こっていることを知りたがっているだけなのだ。


グーグル先生のことを考えるたびに、そのコンピュータのことを思い出す。

純粋な、子どものように飽くなき好奇心と巨大な知性をもった、頭脳だけの存在。

グーグル先生を動かしている中の人たちは、ものすごく頭が良いとはいえ人間にはちがいない。でもトップの人がどうこうじゃなくて、グーグル先生そのものが、なにか有機的に、ふつうの企業の原理とは全然違う原則に動かされて広がっているという、そういう気がする。

「2001年宇宙の旅」のHALよりももっとずっと複雑で有機的な、生きもの的な存在。
浦沢直樹版の「アトム君」みたいな、なんかそういう存在なイメージ。


グーグル先生のサーバーに集められた世界中の情報は、あと何十年か後には今の私たちが全然考えもつかなかったような用途に使われるのではないだろうか、なんて気もしたりする。

「ビッグデータ」から何かを抽出するとかその程度の意味じゃなくて、なんかもう本当にとてつもない規模で。




こちらもよろしく
PONDZU WORDS BOOK  (1 of 1)
にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2012/05/13

Pinterest とTumblr



Pinterest にはまり中です。

お使いの方も多いと思いますが、Pinterest はインターネット上の「スクラップブック」みたいなもの。自分で作ったカテゴリー別に、ネットで見つけた画像をリンクつきで貼っておいていつでも見に行けるサイトです。


ほかの人のスクラップブックを見に行って気に入ったのを自分のところにも貼ったり、そのリンクから元ネタのページに行って、もっと他の画像を探したり記事を読んだりもできます。

Pinterest のダッシュボードです。


Pinterest は、最近は木工のアーティストにもなりつつあるスーパーママMotokoちゃんから、もうずいぶん前に教えてもらいました。
少し手を出してみたものの、なんだかとってもはまりそうだったので、あんまり開かないようにしていたのですが、ついに禁断の扉を全開にしてしまった感じです。

Twitterはいったん開くとタイムラインだけでなくあちこちについているリンクを読み始めてしまって、何をしていたのかすぐに忘れてしまうので、仕事中にはなるべく開かないようにしています。

でもPinterest は画像だけだから、資料のページを読み込んでいる数秒のヒマにちらっと見られるな、と思ってここ数日、立て続けにみていたのですが。

やっぱりさ迷いこんでしまいました~~~。

たとえば今日の午後だけで、いつの間にか「全米でもっとも景色の良いハイウェイ20選」と、ドバイの水族館つきホテルと、ニューヨークのロフトのリモデリングと、Glacier National Park についてちょっとだけ詳しくなっている自分がいましたorz 。

もちろん仕事は驚くほどはかどっておりません。

マイ「places」ブック。


 Twitter やTumblrはひっきりなしに情報が流れていくので、流れに乗って読んだり見たりしている時には面白いのだけど、時々その速さに頭がぐらっとする感じ。

最近は、Twitterはおもに出先で時間ができたときにiPhoneで見るだけになってしまいました。開いただけでだいたい今何がニュースになっているのかすぐにわかるのが便利だなと思います。でもここに流れている情報は別に全然知らなくても良いんだな、と思うことも。

うちの息子は2年くらい前からTumblrにはまりっぱなしで、暇さえあればiPhoneでもコンピュータでも一日じゅうTumblrチェックをしてます。 

Tumblrはたしかに面白い画像やニュースやゴシップがすごい速さで手に入るけれど、その脈絡のなさに、はたで見ていて気持ちが悪くなってしまうのは年とったせいなのか。

いつの頃からか、子どもの頃には大好きだったジェットコースターに乗りたくなくなったのと同じで、速度についていけなくなっているのかもしれません。

Pinterest はその点、情報を流す機能より「貯めていく」機能のほうに重点が置かれた構造だから、おばちゃん向けなのでしょう(笑)。

ブラウザのツールバーにアドオンの「pin it!」アプリを載せておくと、今見ているサイトがものすごく簡単に「pin」できるのも手軽でよいのです。

 数ヶ月前にFlickrが著作権フリー以外のすべての写真のPinterestへの引用をブロックしたのですが、わたしにはTumblrが良くてPinterest が駄目な理由がわかりません。

(Flickr でも人によっては設定を変えてTumblrへの引用をできなくしている写真もありますが、デフォルトはTumblr への引用OKで、ワンクリックで引用できるようにわざわざアイコンが用意されてます。)

たぶん、著作権うんぬんだけではない事情があるんだと思う、なんてまた勘ぐってしまうなあ。
マイ「kitchen」テーマのスクラップブック。


だって、Tumblrはたしかに面白い画像を集めている子が多いけれど、ほとんどが引用の引用の引用…で、辿っていくと結局だれかがどこかからコピペした画像で、もうオリジナルがどこにあったんだかわからなくなっていることが本当に多いではないですか。

いったんハードディスクに保存してアップロードしたら、もうネタもとはわからない。
目立ちたいキッズが、自分のTumblrページを「オリジナル」にするためにわざとコピペして元ネタにリンクをつけない場合が多いようです。

Pinterestは、基本、リンクを残した形での引用が多いので、元ネタの制作者にとってもトラフィックが増えるメリットこそあれ、何のデメリットもないと思うのだけど。

まあPinterest もTumblr から引用している場合が多くて、たどっていくと誰かのTumblrページで終わってたりするのですが…。

マイ「space」スクラップブック。


ネットの海から情報を見つけて集めるという作業が「クリエイティブ」だと思われてもなあ、と、息子の肩先からTumblrの画面を覗いて思うこともあるこのごろ。
 
Tumblrやフェイスブックにコピペ画像を集めて載せてる中学生や高校生の子たちには、「オリジナル」という意味自体が理解できていないのかもしれない。


インターネットではマリリン・モンローの画像も(なぜかオードリー・ヘプバーンやモンローの写真を、10代の子たちがよく「リブログ(再引用)」して載せてます)、誰かが昨日撮った写真も、ELLEからクリップしてきたグラビアの写真も映画の一場面も、何もかも均質で、同じように無料で、一瞬で手に入り、一瞬で消化/消費すべきものなのかもしれません。

次から次へ新しいものが流れてくるのだから、一瞬以上眺めている時間はない…のだとしたら。カルチャーの質は今後数年で劇的に変わるだろうなあ。今の子どもたちにとっては、私たちの世代以上に情報が簡単にスピーディに手に入るようになっているけれど、それだけ選択/咀嚼しなければならない情報も飛躍的に増えたということで。その中で今度は彼らが新しいものを作っていく番になった時に、その感覚は今の大人世代とはたぶん、激しく違っているだろうという予感がします。



にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2012/04/01

8ビットシアトル


今朝、ダウンタウンの某所をグーグルマップで検索しようとしてたら、右上に見慣れないアイコンが。

Quest」って何よ? とクリックしてみると、うわーなんだこれ!

シアトルがドラゴンクエストの世界になっているーーー。

なぜかスペースニードルとボランティアパークのイサム・ノグチの彫刻だけが、野原の真ん中にwww  なぜこの彫刻? 

ストリートビューのアイコンも勇者になってますw 

世界全国くまなく8bitのドラクエ地図に変換した上、あっちこっちにモンスターもいるそうで、いったいこの開発に何時間かけたんですかーw!

もうすぐ、ファミコン用のグーグルマップソフトが発売になるよって告知つきの、1日早いエープリルフールでした。

日本発っていうところがうれしいですねー。

ちなみに、うちにこのカセット式のファミコン、まだあります。当時すでにもう骨董品だったけど、子どもが小さい時、このカクカクな画像のマリオで遊んでました。で、やっぱりカセットがバグった時は「ふっ」て息吹きかけて戻してた! 

今日は懐かしくって8ビットワールドに旅に出ちゃう人がたくさんいるんでしょうね。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2012/01/30

One Bus Away


シアトル近郊でバスを使う方なら皆さんご存知、必須のアプリ『One Bus Away』。

寒い朝、時間どおりにバス停で待っているのにバスがなかなか来なくてイライラすることがままありましたが、これを使うようになってから安心して待っていられるようになりました。わたしはつい先月使い始めたばかりなのですが、もっと早く知りたかった!

iPhone、WP7、アンドロイドのほか、電話で到着情報を聞くこともできるようです。

スマートフォンアプリでは「Map」 を選択すると、Google Map の現在地の上に、近くのバス停や電車の駅がわーっと出てきます。停留所を選んでクリックすると、その停留所にこれから来るバスの番号と行き先、そのバス停にあと何分で到着する予定かが、リアルタイムで表示されます。



バスが遅れている場合は 「XX min delay 」と表示され、バス停近くに来ると「NOW 」の表示になります。
いままで使ってみたところでは、「NOW」になってからの誤差は2分か3分くらいが平均。たまに5分以上遅れることもありましたが、来るのか来ないのか、様子がわからなくてイライラということはなくなりました。

このアプリ、ワシントン大学のコンピュータサイエンスの院生だった(現在はGoogle におつとめ!)バスで通学していたBrian Ferris さんが、「雨の夜遅く、44番のバスが来るのか来ないのか、気をもみながら待ちくたびれたことがあまりに多かったから」作成したものだそうです。

シアトルタイムスのBrian Dudley氏のブログによると、昨年Ferris さんが卒業してしまった後も、シアトル市、キング郡、サウンドトランジットなどの交通機関とワシントン大学が共同で、メンテナンスと運営を当面1年間の予定で継続することを昨年10月に決定したそうです。

おもしろいのは、バスの現在位置データのもとになっているのはGPSではなくて、車輪の回転をモニターして走行状況を管理する wheel rotation encoder という、わりにローテクな響きの装置から送られる信号なのだそうです。

Ferrisさんはいずれこのようなリアルタイム運行データをGoogle の機能に組み込む方向で働いているようだし、シアトル市のほうは別のアプリを開発中という話もあるのですが、どっちでもいいから、One Bus Away のようなすっきり使いやすいインターフェイスで正確なデータを送ってくれるアプリが全世界の都市で使えるようになると良いですね。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ