1週間ほど、サンディエゴに行ってました。
サンディエゴへは、前回は2年ほど前、サンフランシスコ乗り換えのヴァージンで行ったのですが、今回はデルタの直行便。
先週の日曜日、超快晴の午後。シアトルを出発するとまもなく、窓の下にタコマ富士ことレーニア山が見えてきます。
シアトルからいつも見えるのは山の北面で、夏でも4合目くらいまで真っ白ですが、日のあたる西側にはほとんど雪が残っていないんですね。別の山のようです。
頂上の標高は4392メートル。この間行った「パラダイス」は、右肩の雪渓のすぐ下あたりのはず。
中腹から流れ出している川は、地図で調べてみたら「ニスカリ川」という名前でした。この川は雪解け水を集めてタコマの南あたりでピュージェット湾に注ぐようです。
レーニア山を過ぎると、少し南に、もうひとつ高い山が見えてきました。
地図で見るとこれは「アダムズ山」。
ワシントン州でレーニア山の次に高い山。標高3743メートル。
セントヘレンズ山の東に並ぶようにして立っている高山ですが、この山のことは、この日飛行機の窓から発見するまで、ぜ~んぜん知りませんでした。
アメリカってやっぱり、とんでもなく広い!と飛行機で飛ぶたびに思いますが、シアトルから見えるレーニア山やポートランドから見えるフッド山みたいに、人口の多い都市からは見えないところに、州で2番めに高い、こんなに立派な山がひっそりと隠れているとは。
検索してみると、アダムス山はその筋の人には有名なUFOのメッカなんだそうです。
人里離れているだけに、色々なものが飛んで来る余地もあるんでしょう。
これは↑↑↑帰りの飛行機から。
帰りの飛行機は往きより大きなボーイング737。
単に往きと帰りのルートが違うのか、もうすこし海よりを飛んできたので、左にレーニア山、右にアダムス山、手前にセントヘレンズ山が三角形に並んでいる景色が見られました。(往きの飛行機では左の窓からはセントヘレンズ山は見えなかった)
帰りの便はちょうど翼の真上の席だったので、視界が小さくて残念でした。
こうしてみると、レーニア山とアダムス山は双子みたいですね。
セントヘレンズ山の噴火の痕跡は、上空から見ると今でも物凄いです。噴火から35年。
この山たちが噴火したら大変。
シアトルは東京と同様、地震と火山というダブル爆弾を抱えた都市なんですよねー。
アダムス山のもうちょっと先には、コロンビア川。
このあたりからは景色が茶色っぽくなります。
このへんの地面が、ミニマリスト抽象絵画みたいな模様になってました。
畑のいろいろな緑と茶色の取り合わせがとても綺麗です。
でもなんで畑が丸いんだろう。
ちょっと気になったのでグーグルアースでも見てみたら、やっぱり丸い畑がたくさん!
いったい何の畑なんでしょうか。ワシントン州南部からオレゴン州北部一帯にかけて、ずっとこんな感じの畑が散らばってました。
コンパスのような形状でぐるぐる回す式のスプリンクラーを設置してるのかな、というのが推論。
中にはパックマンみたいな形の畑や、円グラフみたいに緑の色が違うのもあって、たいへんおもしろい図形が出来てます。
ひつじ雲。
電車にのると窓にへばりついて離れない子どもやクルマの窓から死ぬほど首を出している犬と同じで、いつも車窓にぺったりはりついている、のんきなおばちゃんです。
サンディエゴまで2時間ちょっとのフライトでした。
面白い写真を沢山見せてくれて、ありがとうございました。大変楽しませていただきましたわ~♪
返信削除飛行機から下界(?)を見ると、いつもは見上げてる雲が足の下にあったり、山脈が丸ごとわっと見えたり、海を行くボートがまるで空を飛ぶ飛行機のように見えたりして、目が離せませんよね。
あの丸い畑は何なんでしょうねぇ~?興味津々!
で、ちょっと私もリサーチをしてみましたら、これは”Circle Irrigation” 又は、”Pivot Crop Irrigation” と呼ばれる方式で水まきされている、アルファルファとか麦の畑のようです。
こんな写真を見るまで、知ることも無かったかも・・・!
アダムス山、うん、確かに見過ごされてますよね!
おれんぢ猫さん、おおー、情報をありがとうございます。
削除「センターピボット」って、日本語ウィキのページもありました~!
やっぱりコンパス式の水撒きで正解だったんですね。
サハラ砂漠でも使われているとな!
この丸い畑は飛行機から見るとほんとに可愛いんですよ。
アダムス山には申し訳ないことをしていました。でもここ、ナショナルパークでもなく、ナショナルフォレストなんですよね。ダイ・ハードな登山の人向けの、お気軽なハイキングでは行けない山みたいですね。