サンディエゴで仕事が終わった後、うちの少年をシアトルから呼び寄せて2日間の南カリフォルニア観光をおこないました。2泊3日で正味1日でしたが。
中1日はクルマで南へ。
まずは、せっかくだからカリフォルニアの海岸を見に行こうと、高級住宅街で名高いラホヤ(La Jolla)に行ってみた。
見晴らしの良い海辺にクルマを停めて、外に出たとたんに、強烈な魚のニオイ。
カワハギの干物とか塩ダラとかそういう系の、とにかく強烈な干物系の匂いが鼻を直撃。ていうか、鼻を通過して口の中に味わえるレベルの濃さ。
いったいこれは、何の魚?と思ったら、すぐ目の下の岩場が一面のカリフォルニアアシカで覆われていたのでした。その数、ゆうに100頭以上。
重なりあって気持ちよさそうに寝てる方がほとんどでしたが、たまに水から上がって来た人に踏まれてケンカが始まったり。
アシカはケンカとなると気が狂ったように吠え合って、どちらが強いかを決めるようです。
アシカなりに、フリースタイルのラップセッションみたいな勝ち負けの基準があるのかもしれません。
小競り合いだからか、勝負はわりに短く、1分もかからずに決まるみたいでした。
それにしてもゴムみたいな伸びようです。これほどゆるい外見の哺乳類がほかにいるだろうか。(寝ている猫を別にすれば)
高級住宅街の意外な住人の私生活をめちゃめちゃガン見してしまいました。
鵜の皆さんも団体でいらっしゃいました。米国太平洋岸にいる鵜は3種類だそうで、これは多分「アオノドヒメウ(Brandt's Cormorant)じゃないかと思います。でも喉が青いという特徴までは見えませんでした。
鵜はダンディな鳥ですね。
この地域でアシカ人口がこれだけ増えたのは最近のことらしくて、ちょっとぐぐってみたら「ラホヤがアシカの肥溜めに」という地元新聞の記事もありました(2014年1月の記事)。この記事によると、このへんの海で泳いでいるとアシカに脅かされることが多くなってきたので、最近は泳ぐ人も減ってるのだとか。
観光客はパチパチ写真を撮って去って行くだけですけど、大自然と高級住宅街が共存していくのは難しそうですね。
>ていうか、鼻を通過して口の中に味わえるレベルの濃さ。
返信削除この表現、おかし過ぎる!声出して笑ったよ。
いつかどこかで使わせてもらおっと。
もとこちゃん、ありがとう。コメント欄が使いにくくて申し訳ありません。
削除いや本当に、ちょっと行ってみて、ここ。これまじで誇張じゃないんですって。うちの息子なんか午後になっても「まだ鼻の中にアシカのニオイがする」って言ってたよ。
私は「ラホヤがアシカの肥溜めに…」の記事でちょっと笑ってしまいましたよ。気の毒だけどラホヤってとこがねw