2014/09/24

サンディエゴのリトル・イタリー 


今回のサンディエゴは、前半は仕事、後半の2日間は観光と、久々に会う友人たちと過ごしました。
前半のミッションは、某展示会に出展する日本企業の方がたのためのアテンド通訳。

まったく背景知識のない業界だったので用語の把握がチャレンジではありましたが、とても勉強になって、たいへん面白く仕事をさせていただきました。

国際展示会の場では、中国企業の進出ぶりと勢いを目の当たりにして、今更ながらマイルドに衝撃を受けました。中国の経済については聞いたり読んだりはしていても、実際に大変なボリュームで目の前に現われると、ああこういうことなのか、と実感できます。

その中で確固たる技術と理念を持って世界に出て行こうとしている日本の製造業の方々には、ぜひぜひ成功していただきたいと強く願います。



4日間泊まったのは、「リトル・イタリー」地区にあるこぢんまりしたホテル。

サンディエゴのリトル・イタリーって、意外な気がしますが、20世紀初頭に栄えたツナ缶産業を、おもにシシリー島から移住してきた人びとが支えたんだそうです。


今では個性的でちょっとヒップな地区として、観光客にも住民にも人気のようです。
イタリア料理店やカフェが3ブロックくらい並んでます。このへんにあるコンドミニアムもお洒落。
シアトルでいうと、ベルタウンを小柄にした感じでしょうか。


しかし、これだけイタリアンな店が軒をつらねているというのに、滞在中何度もこのエリアのレストランで食事をしたんですが、たまたま運が悪かったのか、これといって感動するほどおいしいイタリア料理には巡り合えませんでした。



これは、ホテルのドライバーのお兄さんの「安くておいしいよー」という勧めに従って行った、半世紀前からあるというレストラン。
んーでも、なんかどっかの社食にありそうな、アメリカーンなスパゲティでした。

こんな。
あとでサンディエゴ在住のMちゃんに聞いたら、10年前20年前はすごくおいしかったんだそうです。(*・ε・*)ムー
(追記:すみません Mちゃんに指摘をいただきました。間違って聞いてました。おいしかったのは前世紀までの話だったようです)。



コップでワインが出てくるところや、半世紀変わってなさそうなインテリアはいい感じでした。

店の入り口はデリと食料品店になっています。


魚の塩漬けの匂いがぷーんとして、サラミやチーズやイタリア缶詰や乾燥パスタが山積みになってます。

ここも、ほかの店も、働いてる人はイタリアンじゃなくてメキシカンでした。
朝食を何度か食べに行った店のメキシコ人のおっちゃんが、ヤケみたいな鼻歌を歌いながらサーブしてくれるのが、なんとなくイタリア的な気がしないでもなくて、楽しかった。



リトルイタリーで食べた中で一番おいしく感じたは、実はここの店のフレンチトーストとオートミールでした…。ここはカプチーノもおいしかったです。

ある日、夜遅くフローズンヨーグルトなんか買い食いしたせいか、夜中におなかがピーピーになってしまい、翌朝お茶とオートミールを注文したら、最初の日に元気良くカプチーノを注文したのを覚えていてくれたらしく、このおっちゃんに「WHAT IS WRONG WITH YOU?」とすごくヘンな顔をされてしまいました。ほっとけー!でもおまけにブルーベリーもつけてくれて優しかった。
旅先でのこういうなんでもないやり取りは楽しいです。


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