2013/10/25

Pennies for all


とあるカフェのレジにて。チップ用のジャーとは別に、「PENNIES FOR ALL」と書かれた入れものがあった。

お釣りのペニー硬貨が要らない人はここにちゃりんちゃりんと投げ入れていき、支払いのときに例えば3ドル11セントなんだけどお財布の中に10セント硬貨しか入ってないやというような場合に、ここからペニーをもらって支払って良い、というそういうシステム。


これはカフェだけじゃなくって、スーパーなんかでも、キャッシュで支払う時に財布をのぞいて「あー、2セントたりないや」と言うと、レジの女の子が「いいわよー、これ使って」とレジの脇にあるのを足してくれたり、一度なんか後ろに並んでいた人がペニー硬貨をくれたことがあった。

これは多分、わたしがあまりに貧乏そうな格好をしてるから恵んでくれたんではないと思う。多分。
2セント足りないがために20ドルからお釣りを出すほうが面倒だったり、後ろの人もレジの子がお釣りを計算して数えて出すのを待っているより(日本のレジみたいな早業じゃないので)、いらないペニーを出したほうがお得だとおもったのかもしれない。




カフェでは気づくと何も言わずに普通に2セントか3セント分切り上げておつりをくれてたりもする。

 やっぱり大雑把でおおらかな国だなあ、ていうかペニーってもうお金として認められてない?と思っていたのだけど、今年の2月にバンクーバーに行ったら、あちこちのレジのところに、もうすぐペニー硬貨が廃止されますよと書いてあった。
カナダでは、今年3月からペニーの発行と流通をやめたのでした。

理由は、カナダ政府の広報ページによれば、ペニー硬貨は作るほうが実際の価値よりもコストが高くて、発行すればしただけ税金の無駄になるのと、小売店や金融機関がペニーの取り扱いにかかるコストを削減できるから、だそうです。

1~2セントと6~7セントの時は切り捨て、3~4セントと8~9セントの時は切り上げされて、次の5セントか10セントに値上げまたは値下げされ、クレジットカードやデビットカードの場合は端数もそのままの計算。
キャッシュとカードの売上価格を別扱いにするのって会計上面倒じゃないのかなあとも思うんだけど、切り上げ&切り捨て分は別項目を立てるんでしょうか。

そういえば、日本の1円玉がアルミニウムで出来ているのを知って友人の米国人はやたら驚いていた。アルミでお金ができてるなんて!て、驚かれるほうが驚きだったけど、世界的にも珍しいのか。
1円玉は製造に3円かかるそうだけど、まだ廃止なんて話は全然出てないみたいですね。

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2 件のコメント:

  1. へーーーー。
    うちの近所のあ、あ、あの有名な 全国展開のあーーーー。名前が出てこない。
    その店だけ レジの横に一円玉のはいった箱が置かれててたしか4円まではどうぞ、お使いくださいって
    書いてある。

    ドンキホーテだ。随分前から。

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    1. りょんさん、ドンキホーテも!
      4円まではって、わざわざ書いてあるところが…。書いてないと6円でも7円でも、もしかして全部持ち帰っちゃう人がいるんでしょうか。ほかの日本のスーパーはどうなんでしょう。

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