アンダーグラウンド・ツアーに行った土曜日、すぐ近くにあるもうひとつのランドマークにも行ってきました。 ↑↑↑
Smith Tower (スミス・タワー)です。
1914年(大正3年)落成。
当時は世界で4番目に高いビルだった、42階建て。
今ではダウンタウンのはずれにちょこんと立ってますが、当時はラグジュアリーな最先端高層ビルで、町の中心になるはずでした。
白い外壁は、2階までがワシントン州産の花崗岩、3階以上は白いテラコッタ。
内装にはアラスカ産の大理石も。
建てたのは、拳銃とタイプライター製造で財をなしたスミスさん。(スミス&ウェッソンのスミスさんとは別人)
ぴかぴかのゴージャスな郵便ばこ。
インディアンの首がならぶ天井。植民地的なテイストだこと…。
中華料理店みたいなオリエンタル風な模様も、西部の新興都市に建つビルらしい個性です。
当時のままの美しいエレベーターが現役で、35階の展望室まで、制服を着たおじさんが運転して連れて行ってくれます。
展望室のなかは次回!
このエレベーターが現役とはすごい!
返信削除エレベーターガールじゃなくて、船長さんみたいな制服のアジア人のおじさんが運転してるの。おじさんの写真をちゃんと撮ってくればよかった!
削除わー!ビルの外観(意外とシンプル)からは想像できないほど、内部はまるで博物館のような趣がありますね。インディアンの首はちょっと怖いですけど(笑)、エレベーターは映画で見たことある!と思う感じで、乗ってみたい気持ちになりました。大正3年と言えば東京駅が落成した年ですよね?その同じ年に西の国では既にこんな高層ビルが建設されていたって・・・歴史を感じます。
返信削除このエレベーター、展望台への行きと帰りにしか乗れないのが残念です。このビルでちょっと仕事したいかも……。
削除大正の頃、日本で一番高かった建物は浅草の「凌雲閣」で、12階建てなのに「雲をしのぐ」なんて名前がつけられてたんですよねW
スミスタワーのサイトに載っているエピソードですが、ビルの落成当時、ちょうど日本の帝国海軍の船がシアトルに入港していて、オープニングパーティに招待されなかった海軍大将がシアトルの商工会議所に「この美しい町をぜひその高所から観覧したいと熱望するものであるが…」と電報を打ったら、数時間後にビルのオーナー自らお迎えに参上、展望室にエスコートしたんだそうです。
ほう〜。まさに坂の上の雲なエピソードだね。海軍大将って誰だろう?
返信削除「Kuroi」大将とあるので
削除http://www.smithtower.com/History.html
黒井 悌次郎だと思われる。坂の上の雲にも出て来たっけか。旅順口の攻略で砲撃を担当した方だそうです。