2011/06/18

ニホンマチのティールーム


インターナショナル・ディストリクトの坂道の途中にひっそりと隠れているカフェ、「Panama Hotel Tea House 」( パナマ・ホテル・ティーハウス)。


戦前まで、この一帯は日本町(ニホンマチ)と呼ばれていて、日系人経営のお店やホテルがびっしり並び、賑わっていたそうです。

第二次大戦中、日系人は家族ともども収容所(「リロケーション・センター」という名称だったそうだけど収容所)に連行されてしまい、ニホンマチは消滅してしまった。戦後、シアトルに帰って来たのはほんの一握りの人々だったそうです。


このカフェは当時のホテルだった建物をそのまま残してあって、壁には昔のニホンマチの写真や、当時の地図などがある。
収容所には身の回りのものを詰めた鞄ひとつくらいしか持っていくことができなかったので、連れて行かれたひとたちが置いていった荷物がまだここの地下に残されているそうです。


 映画『ヒマラヤ杉に降る雪』も、シアトル近郊の日系農家が題材でした。

収容所に家族ともども連行されていくイチゴ農家の娘を工藤由貴がが演じていました。白人の恋人と引き離され、収容所で二世の青年と結婚して、戦後農地に戻ってくるのですが、夫が殺人の疑いで起訴されるというストーリー。

ノースウェストの暗いしっとり感が溢れる映画でした。古い写真を見ていたら、映画のパレード(いちご祭りのパレード)のシーンを思い出しました。


お茶の種類も豊富です。たまにTokaraさんの和菓子も置いてあります。
奥の間は広くて、ちょっと古い家の匂いがする。

知り合いのおばさんの家に遊びに来た感じ。 Wi-Fi も使えて、長居しても大丈夫。

ここの地下には、昔の銭湯がそのまま保存されていて、見学させてくれるそうです。
オーナーのJan さんによると、不定期開催なので、メールで問い合わせてくださいとのことでした。


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6 件のコメント:

  1. パナマホテル、いいですよね~情緒があって…。
    また、あそこでの声の響き方がすごく好きです。音響的にとっても素敵。

    以前見学させてもらったときに、銭湯エリアのみならず、地下倉庫の中まで特別にJanさんが案内してくれて、感動いたしましたよ。

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  2. ほ~、こういうホテルがあることさえ知りませんでした。
    素敵なホテルですね。情緒があって。
    銭湯が地下にあるんですね。未だに残ってるなんて、一度は拝見したいです。
    今は妊娠中で味覚がおかしくなっているので、味覚を取り戻したら
    こういうスポットでお茶に和菓子なんていいな~と思いました。

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  3. Kaoruさん、声の響き方!そういえば、パフォーマーの方はさすがに感じ方が違いますね。柔らかい感じなのかな?
    銭湯のほうは、なかなか見学の機会がなくて、残念です。
    いつも上のガラスばりのところから覗きこんでいるのですが…。

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  4. jillさん、日本にご帰国されていたのですね。おいしそうな日記うらやましい…!! つわり、お大事になさってください。
     
    ここは、ティールームとして有名ですが、上の階は今もB&Bとして営業しているようです。
    なかなか風情のあるお店なので、落ち着かれたらぜひ行ってみてくださいね。アイスのジャスミンティーがおいしかったです。

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  5. いいないいな、こんなティールーム。歴史(ストーリー)がある所もたまらないですね。
    3枚目の写真は、ジャズ系バーにも見えるね。

    「やっと」私もカメラを新調しました。Tomozoさんにあれこれ教えてもらってからも迷い続け、月日が過ぎ、途中「やーめた!」なんて思ったけど、やっと買えました。
    SLRカメラって、メモリーカード付いてこないの?入ってなくてちょっぴり驚きました。USBケーブルも別売り!思い切ってUSBのいらないEye-Fiメモリーカードにしようと思います。
    カメラ教育ありがとう♪

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  6. Motokoちゃん、カメラご購入されたのね!
    教育だなんてとんでもないっすよ。Eye-Fiメモリーカードって何?ってググってしまいました。カメラからWiFiでアップロード出来るんだね。ちなみに私はコンピュータにカードリーダーをつけて直接読み込んでます。
    カメラ楽しんでねー!

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