2020/11/20

宇宙を飛ぶホイホイと小さなおうち


週末は雨の予報です。

来週納品の仕事の進捗が遅れ気味で、週末はがっつりおこもりなのでちょうどよい。

冬のシアトルで外が快晴だと、家にいるのがとてつもなく間違っている気がしてソワソワしてしまうのです。




NASAのお知らせがきた。
新しい気象衛星が打ち上げられるそうですが…これは…プレハブ小屋に特大の屋根をつけたような不思議なかたち。

ゴキブリホイホイにみえてしまう。



先日よっぴー先生にお借りした中島京子『小さいおうち』。
映画は何年か前にたしか飛行機の中で見ました。映画もよかったけど、原作はもっとよかった。
 
作者の中島さんはわたしと同年代で、もちろん戦争経験者ではないのだけど、戦争が始まって、専業主婦の恵まれた奥様と女中のタキさんの、のほほんとした日常がじわじわと変わっていくようすが、とてもリアルに描かれています。

異常な状況がふつうの生活を少しずつ覆っていって、異常を異常と思わなくなる感じ、いまのこの国の状況に似てます。

ジェニファーちゃんもこのあいだ、1930年代のドイツはこんなだったかもしれないと思うと怖いわね、と言ってました。大戦前夜のことを思う人は多いようです。


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