2020/11/05

ネバダ!ネバダ!ネバダ!そしてプリン

 

シアトルは雨降りです。

大統領はまだ決まらない。

拮抗中のネバダ、アリゾナ、ペンシルバニア、ジョージア、ノースカロライナの5州のうち、ネバダとアリゾナでバイデンがリード中ですが、トランプがリードしている残りの3州でも郵送による投票の開票が始まると、差が縮まり始めました。

すると、「もう票を数えるのをやめろ!」とツイートする、この国の現職大統領。

そして自分が負けているウイスコンシン州とミシガン州には「票を数え直せ!」とツイート。

…小学校の学級委員の選挙でもそんなダブルスタンダードな主張をしたら学校中の笑いものになると思うんですけど、トランプ支持者の人はそれがおかしいと思わないのか??????




本日のニューヨーク・タイムズのサイト。

やっと、ニュースを読む心の余裕ができてきた。

どの州もまだ100%は開票が終わっていないのですが、グレーの州は拮抗しすぎ、さらに開票が進むまでまだどちらとも判定できない州。

なんでここまで拮抗するねん!…というのが正直な感想です。

そして、この国の、さらには世界に今後4年間大きな影響をあたえる大統領を決めるのが、この5州のわずか数万とか数千とかの票だというのが、なんとも理解しがたい話。

たとえばネバダ。(ワシントン・ポストのサイトより)

ネバダ州の開票結果は、週末まで決まらなさそうです……。


全体は赤くって、ラスベガスとリノというふたつのカウンティ(郡)だけがブルーなので、共和党優勢?とみえてしまうのですが、赤い郡の人口はとても少ない。たとえばこのエスメラルダ郡は、人口1176人。開票数は500票未満。


 
北端のエルコ郡(人口約5万人)のウェルズという町は、先日のロードトリップで最後に泊まったところ。

 


こんなところでした。



それに対してラスベガスのあるクラーク郡は、200万人近い人口があります。

「都市は民主党支持、いなかは共和党支持」というのはとても簡単な図式だけど、見事にここでもあてはまってますね。全国を見ても。



バイデン優勢の希望は見えてきたけれど、まだ予断はゆるせないので気を静めてプリンを食べる。

あんまりキレイじゃないのでアップしなかったのですが、ハワイのらうらうちゃんからプリン画像のお問い合わせをいただきましたのでアップします。うちのは無水鍋でつくる大型プリン。

ちょっとカラメルが多かった。見た目はわるいけど、この端っこのボソボソのところがおいしいです。


切り分けて食べます。

なんだか日本でも水曜の深夜以降にウイスコンシンなどでバイデン票が急に伸びたのを「怪しい」と言っている陰謀論好きな方がいるというニュースを読みましたが!!!!!

郵送による投票をするのは、以前から民主党支持の人が多いのです。

だからトランプは郵送による投票や事前投票を妨害しようとしてたんですよ!

郵送で送られる票は当日の票よりもあとで開票されるので、そこから民主党の票が伸びるのはあらかじめ予期されていたのです。

……というようなことを、日本のニュース機関もちゃんと伝えてほしいのだけど、ウェブで新聞各社の記事をざっと見る限り、あんまり伝わってないように思います。

 
思うに、トランプの言動を、これまでのまともな大統領と同じ文体で訳して伝えようとするところに、まずジレンマがあるのではないでしょうか。

 


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2 件のコメント:

  1. プリン🍮食いてぇ🤩‼️

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    1. spiderちゃん、ほほほ。ありがとう。シアトルに食べにおいで!

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