2013/07/16

ドライブイン



「タコマ富士」レーニア山への帰りに寄った、Buckley という町のハンバーガーショップ、Wally's Drive-In。

郊外の小さな町はほんとに全米どこに行っても大資本のチェーンばかりで、同じ看板、同じサイズの同じデザインの店舗が並んでいてうんざりするのだけど、こういう昔ながらのドライブインも細々と続いているのがとても嬉しい。



ジェームス・ディーンのポスターが似合いすぎる店。かなり古そうなんだけど、もしかしてこのテーブルもミッドセンチュリーのオリジナルだったり?
 すごく可愛いラクガキ模様でした。




ジャックインザボックスの100倍はおいしいオニオンリングと、真面目なフライドポテト。
ラズベリーのシェイクもうまかったです。


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2013/07/09

お手軽雪渓ハイキング レーニア山のサンライズ


独立記念日の7月4日、タホマ山 aka レーニア山に行ってきました。

(この山の名前については前にも文句を述べましたが、やっぱりタホマ/タコマ山と呼びたい)


山をすっぽり取り囲む広大な国立公園の中でも、南側山麓の「パラダイス」と、東側の「サンライズ」というエリアには駐車場やビジターセンターが揃っています。

「パラダイス」には以前に行ったことがあったので、今回は「サンライズ」に行ってみました。

クリスタル・マウンテンのスキー場があるあたりから、公園のゲートを入ってさらに20マイルくらい上ったところにあるのが「サンライズ」エリア。

ゲートからサンライズまでの道は、森を抜けたところで振り返ると目の前にどどーんと現れている巨大な山容が、迫力です。公園内で一番綺麗に見えるんじゃないだろうか。



立派なビジターセンター。このマウント・レーニア国立公園は、全米で5番目に古い国立公園なんだそうです。1899年、19世紀に制定されてます。

 「サンライズ」がオープンしたのは1931年、昭和6年。

公園のサイトには、T型フォードやらの車がずらっと並んでる1930年代の駐車場の写真が載ってます。アメリカの車文化はこの当時からの筋金入りですね。



サンライズの駐車場からすぐ上にある簡単なループのトレイル「Sourdough Ridge Loop」を歩いてみました。

一周1.3マイル、約2キロ、登りはほんのちょこっとだけの、お子様連れにも最適という遊歩道のようなコース。


とはいえこの辺は標高6400フィート超え、約2000メートル。ようやく雪が解けて花が咲き出したばかり。
サンライズの駐車場まで上がって来る道は、前日の7月3日にオープンしたてでした。


このアネモネ/翁草の仲間らしい「ウェスタン・パスクフラワー」が、山腹にたくさん咲いてました。



小さなお子さんやお年寄りもたくさん来ているコースではありますが、ところどころはこの通り、まだがっつり雪に覆われてます。滑りにくい靴か、杖は必須。 ハイキングシューズで正解でした。


シアトルから車で2時間ほど、駐車場から徒歩数分!でこの高山気分が味わえるとは、なんとも贅沢ではありませんか。


 夏はもっと混むのでしょうが、まだ人もそんなに多くないし、まだ雪も解けきっていなくて足もともドロドロでないし、花も咲いてるし、7月初旬は最高のコンディションです。

それにしても、小さな、ほんとに赤ちゃんとかよちよち歩きの幼児を連れてやって来ているお父さんお母さんの多いことよ! 

子どもを背負ってこの崖っぺり、しかも雪道を歩くのなんて私には絶対無理。感心してしまいました。



 ハイジとペーターが走ってきそうな氷河の地形。


Sourdough Ridge Loopから少し足を伸ばして、往復1.3マイル、2キロくらいのところにあるFrozen Lake まで行ってみました。

大きな雪渓のほとりを歩いて行きます。



 Frozen Lake(フローズン・レイク)。ほんとに凍っていた。氷山のような薄い青色の氷の上を通ってびゅうびゅう吹いてくる風が氷のように冷たい。



風を避けておにぎりを食べていたら、背中のあたりにこんな人がウロウロしていました。

野生動物に食べものをやってはいけませんとさんざん書いてあるのに、ついあげてしまう人が多いのだと思われる。人がごはんを食べていると、すぐ近くまですり寄ってくるのでした。


 
山が好きだったうちの父母も連れてきてあげたかったなー。
もう二人とも他界してしまったのですが、生きていれば70代はじめ。余裕で歩けたはずです。


お得感たっぷりなサンライズでした。

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2013/07/03

バラードの北欧ショップ


Ballard 高校の近く、15th Avenue沿いに、こんな壁画のお店があります。

バラード在住のヘンリー画伯の筆になる、バイキングの絵。


入口はこんなです。相変わらず、なんだか良くわからん。

いつも特に気にせず素通りしてたんだけど、ここは北欧の雑貨&食糧品店だったのです。
ある日、CTちゃんが「にしんの酢漬け」を買いに行く時に連れてってくれました。

バラードはもともとノルウェー移民の町で、スカンジナビアなパレードなんかがあるのだけど、こんなバラードダウンタウンから外れたところにスカンジナビアなお店があるのは、うかつにも全然知りませんでした。

 

巨大な北欧クラッカー。スモーガスボードに出てるやつですね。

 肉団子やソーセージもあり。


ムーミンもいるよ!
イッタラの食器もありました。行った時は15%オフだった!


そそそして、トロルの人も。これをクリスマスとかに貰ったらイヤだなあ。

テーブルがいくつかあって、サンドイッチやコーヒーもだしてます。
今度ランチに行ったら、またレポートいたしますね。


Scandinavian Specialties
6719 15th Ave NW, Seattle, WA 98117
(206) 784-7020

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2013/07/02

水無月の宵


6月末、夏至でスーパームーンの満月だった土曜日。『水無月の宵』公演に行ってきました。


この日は出演者も5名と多く、とってもダイナミックな舞台でした。

 第一部は、書のライブ。天から聞こえてくる読経を背景に、淡々と文字を書いていく、よしこ氏。



かっこええ!
白いスカートに描かれた「無有恐怖」に、がっつんとやられました。


書の世界のことはなーんにも知りませんが、よしこ氏の書はとても自由で真面目ですごくカッコ良いと思う。



物惜しみしない真摯な情熱を感じるのです。



第二部の舞踏は、また、これまで観たものとは全然違うパワーがあって面白かった。

出演のみなさんは、奥村薫+北井千種(琴)+とからちか+座間晶子 の四氏。

一人一人またこれが、とても真面目で自己鍛錬に厳しい方々なのですが、それが合わさってなんだか今回はガーリーなはっちゃけた感じもする舞台で、楽しかったです。




 女子の宵。

「うき人を月にはさすが待たれけん 伽羅の香残るおばしまのあたり」(与謝野晶子)
 


 「ねたみもつ女神はばかる黒髪の かひなにかろき夕の人よ」


 フィナーレ近くのこの大騒ぎが楽しかった。パジャマパーティみたいだ。魂のパジャマパーティ。
 女子は楽しい。女子で良かった。ふふふ。と思う公演でした。



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2013/07/01

レニアーチェリーが来た


チェリーの季節です。レニアーチェリーがお店に並んでいます。
今年の初物。 ワシントン州に住んでて良かったと思うひととき。

去年はまだこの時期うすら寒くて、街のひとたちが「シアトルの夏は7月4日からだから」と互いに慰めあっているのを毎日のように耳にしたものでしたが、今年はもう先週から全開で夏モードです。

今日あたりは華氏90度(摂氏32度)を超え、あろうことか「暑い」と文句を言う人まで。
シアトルでそんなことを言ってはいけません。去年の寂しい夏を忘れたんですか!
…とはいえ、普段体が慣れていないせいか、たまに日に当たるとすっごく疲れて眠くなったりするんですよね。
 
 何年に一度か、とても暑い夏が来るようで、私が引っ越してきた2009年は記憶に残る猛暑の夏だったようです。私は8月半ばに来たのですが、その年は9月も末までずっとお天気が良くて、気持ちの良い、長い夏でした。 今年もそうだといいな。

 去年はそういえば、今頃、このチェリーたちがたわわに実るチェリー街道のあたりに行ってみたのだった。懐かしい。


今年の6月はちょっと忙しくて更新も滞っておりましたが、7月は超暇モードに突入!
わーい(自暴自棄)。

とりあえず日光を思う存分、吸収したいと思います!


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