太平洋沿いの Ocean Shores (オーシャン・ショアズ)の町に1泊で行ってきました。
オーシャンショアズ、直訳するなら「
海浜」。
なんとストレートなネーミングの町なんでしょうか。
以前に行ったもっと南の
Long Beach に比べると、なんだか少しうらぶれた感じの、あんまり活気のない小さな町です。シアトルやオリンピアにはロングビーチよりもずっと近いのですが。
Long Beach に行ったのは2月だったけれど、賑やかなビーチコミュニティという雰囲気はありました。
が、ここは、夏の終わった後の海水浴場みたいな、がらんとした物寂しさがだだっ広い通りに吹き抜けている感じでした。
平日だったとはいえ、まだ8月なんですけど。
メインストリートには巨大サメ。これはこの町では有名なお土産屋さん「Sharky's」。
中には瓶詰めの本物のサメ(観賞用)を始め、サメの本やサメぬいぐるみ、サメハットなどサメグッズがいっぱいでした。
ランチには、魚屋やさんに併設のレストランに行ってみた。
「
絶対世界一おいしい」とメニューに書いてあったクラムチャウダー。コーンスターチを使ってるのか魚のあらなのか、ぷりんとした食感で重さのない、おいしいチャウダーでした。これはたしか5ドル。
他のものはふつう。コリアンダーソースの魚のグリルが13ドル。これは失敗。
家で作ったほうがおいしそうです。 ちっちゃいフィッシュ&チップス3ピースで9ドル。観光地値段だし出てくるのが遅いー。ここに行くならクラムチャウダーだけにしておいたほうが良いです。
泊まったのはQuinault Beach Resort という、ネイティブ・アメリカンの「
Quinault 国」が経営するカジノ&リゾートホテル。
しゃちのマークがついてます。
ロビーにはカヌーとかQuinnault に伝わる工芸品やアートが飾ってある。
出来たのは90年代初頭で、わりと新しい、Quinault 国の未来を託したプロジェクトで、成功してるみたいです。
昼前から、ご老人たちがスロットに興じていらっしゃる。
私はカジノに興味がないしお金もないので素通り。
ここのレストランも海辺で眺めは良いんだけど、人手が足りてないのか、夕食も朝食もすごく待たされた。ワッフルが出てくるのに25分というので連れのMは怒り心頭。
スタッフの若い子たちはとても感じが良かっただけに残念でした。
夕飯には、Quinault 国で獲れるレイザークラム(まて貝)のパンフライを食べてみました。
んー。とくに感想なしでした。もうちょっとさっぱりとぽん酢か何かで食べたい感じ?
設備はビジネスホテルみたいではありますが、部屋の眺めは素晴らしかったです。
窓の外はこんな海。しつこいようですが、8月の海です。
ウッディ・アレンの『インテリア』というとっても暗い静かな映画で、鬱になったお母さんが海の中に入っていってしまう、あの海のような風景でした。(あれは東海岸ですが)。
仕事部屋の窓からこんな風景が見えたらいいなー。
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