ロードトリップ4日目、ザイオン国立公園の3日目つづきです。
ゆっくりめのお昼を食べて昼寝もして、カフェテリアでエスプレッソも飲んで、おもむろにシャトルの終点、「The Narrows」へ。
ザイオン・ロッジから先はほそい峡谷で、両側に高い岩がそびえています。
峡谷の先へ行くほどに、どんどん近づいてくる。
シャトルの窓から、このような岩壁にロッククライマーが取り付いているのが見え、うわあああ!と大声で騒いでしまいました。
岩にのぼる人がいるのは知ってるし映画でもテレビでも見たことがあるけれど、実際に目の前にそびえる東京タワーくらいの高さがありそうな岩壁に生きた人間が登っているのを見ると、なぜだかすごく動揺します。
シャトルの終点からはじまっているRiverside
Walk。峡谷の真ん中を流れる川に沿って1マイル(1.6キロ)ほどつづく、ほぼ平坦な遊歩道。
ザイオン国立公園の中でも一二を争う人気コースなので、けっこう混雑してました。
とはいっても、コロナ禍以前のハイシーズンの混雑ぶりはこんなものではなかったそうですが。
川沿いの遊歩道が終わった先が、「ザ・ナロウズ」。
直訳すると「狭いとこ」ですが、ほんとに両側を切り立った岩壁にはさまれた狭い渓谷です。
整備された道はここで終わってますが、装備があれば、川の中を最大4.5マイルさかのぼって行くことができます。
必須の装備というのは、防水シューズと、ウォーキングスティック。
水のすくない季節の浅瀬とはいえ、くるぶしから膝の少し下まで浸かるので、しっかりしたゴム底で滑りにくい防水シューズがないと川歩きはむずかしい。すべりやすいので杖もあったほうが無難。
この遊歩道トレイルを歩き始めたあとで、レンタルらしい靴を履いている人がたくさんいるのを見て、はじめて、あっ、そうか、レンタルという手があったのか!と気づいたわたしたち。
宿の近くにも装備のレンタル屋さんがあったのにー!なんともうかつであった。
この先、10分くらいでもいいから、両側を渓谷にはさまれた川を歩いてみたかったんですが。
ちょっとくらい靴が濡れてもいいじゃん、と母はごねてみたけれど、杖も持ってないし危ないからダメです、と息子に諭された。
「ザ・ナロウズ」のハイキングガイドはこちら。
ザイオンにこれから行く方は、前もってレンタル靴と杖(レンタルじゃなくてもいいけど)をご用意のうえ、シャトルのチケットも前日までにしっかり取って、ぜひ、朝はやめにザ・ナロウズを攻略してみてください。上述のガイドによると、「午後になるとまるでフラッシュモブみたいに人が湧いてくる」そうです。コロナ禍中のいまはフラッシュモブとまではいかないけれど、午後遅めのトレイル、たしかに人は多かったです。
春の雪解け後や雨のあとは鉄砲水が出るので、夏から秋にかけての晴れた日でないと歩けないそうですよ。
川の中にはは入れなかったけれど、峡谷の奥の岩たちもまた、ほかにはない、苦しいほどの迫力があって、すごかった。(実際にこの片道1マイルの道を歩くのもわたしには結構苦しかったのですけどw)
帰りのシャトルの待ち時間は約30分ほどでした。次々に来るのだけれど、定員が少ないので、すぐにいっぱいに。
シャトルの中では距離が保てていても、待つ間はかなり密でした。みんなマスクはしてたけど。
公園の人たちもできる限りの措置は取ってるのがわかるけど、徹底するのは難しいですね。
帰りのシャトルですぐ寝る青年。
そういえば、公共交通機関を使ったのは3月にボストンからシアトルに戻って以来、この公園のシャトルバスが初めてでした。
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